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ポチと大きな落とし穴

ネットでは洋服やアクセサリー類などを一切買わないという人がいる。

届いた実物がイメージと違ったりして、やはり目で見て試着して選びたいというのが理由の大半だと思う。


それは確かに失敗が少ない!
ネットショッピングをする際は、わずかな思い込みが命取りになる!!


冒頭から失礼しました。
実は久々にネットで大失敗の買い物をしてしまい、
戒めに力が入ってしまった。

それなりに長い通販歴を経て、大概はイメージと誤差±1くらいの商品を購入できているのだが…
箱を開けた瞬間にへたりこんでしまうような大ハズレも、未だに潜んでいる。

以下は主な失敗例。

①「画像にあるものが全てです」の但し書きがある商品の場合、
そこに致命的な欠陥が無いか目と頭をうんと凝らさなければならない。


②スマホの画面越しに見ている色が、実物を見た時に感じる色とぴったり同じとは限らない。
売り手側によって加工や補正がされていないかも含めて、
他のサイトでもリサーチしてみるべきだ。


③商品自体の価格は安くても、輸送費が高かったりサイズが海外表記かもしれない。
自分にとっての当たり前が、思わぬ見落としに繋がる。



今回の私は①の見落としが原因。
とても大切なパーツが欠けており、商品は早くも部屋の奥で欠場している。


それにしても...商品説明に「〇〇が欠けています」のひとことをなぜ添えてくれないのか。

意図的に感じてしまうような説明不足も商売のうち、
どんな見落としも許されない風潮が正直せつない。

自分だけでなく全体のために、期待して買った人の気持ちを落とすような行為は無くしていくべきだと思う。



それでもあえて今言いたい。私は通販が大好きだ。


思えば、雑誌の片隅に載っている手榴弾や忍者グッズに目がない子供だった。

いまやスマホ画面の中には、街で見かけないアイディア商品も、
昔買うことのできなかった懐かしアイテムも、ときに数量限定・特別価格といった衣を纏って鎮座している。

これはと思う物を買ってから家に届くまでの時間は、
釣った大物が海面に姿を現すまでの鼓動と同じだ。

今買うこれはきっと、自分的メガヒットのヘビロテ商品になる。
そう信じて今日もポチる。
ロマン満載の玉手箱だ。



ただ、今回買ったバリカンは私にとって必需品な訳で、
ロマンを求める必要は無い。


正規品より300円安いからとオークションに飛びついたことも頂けないし、
あんなに大きなアタッチメントの欠品を逆によく見逃せたものだ、と
自分自身に力が抜ける。


ポチるに追いつく処分無し。


物欲の霧に覆われた自分への戒めと、
同じロマンを求めて彷徨う同志に向けてここに書き記す。


2021.1.7  然

サポートしてくださる方、心から感謝を申し上げます。 頂いたお気持ちを私達がどのように活かしたのか、記事でご報告させていただきます。 距離が義務付けられた時代に親愛の手を伸ばしてくれる貴方へ、2人から愛を込めて。