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今、人と人との対話はどこから始まるのか?というテーマに付随する話(前編)。

昨夜行って来ましたよ、地塩寮ライブ
井崎敦子と草の根プロジェクトの企画イベント。単純にいえば市政に挑戦予定の敦子さん応援のライブ。めったに夜外出はしないのですが、明倫レコード倶楽部ですっかり、親子でいしいしんじファンになった私達。面白そう~~な香り満載のこのイベント、そりゃ行きますわ。

会場は 凄い 熱気につつまれ、ホンマ良かった。なんと、100名ちかくの来場だったらしい。実にアーティステック、独特の美観。アジテーション無し、勧誘なし、強い語調での否定なし。

思えば、敦子さんのキャラって、かなり面白い。

基本、あんまし一人で前に出るタイプじゃないような感じ。バレーボールで言えば、名セッターというか。極論と極論の個性ギラギラの人に囲まれても、自分のペースで訥々と喋っていそう。

最初に敦子さんの人生初!の演説→いしいしんじさんの蓄音機のレコード演奏→リクオさんのピアノ演奏→三者による鼎談。というライブイベントだったのです。

この鼎談が、なかなか逸品だったのですよ。

私、娘要望で最前列真ん中着席・・最初流石にここですか!と思いましたが、開き直ってipad動画撮影。政治がらみ設定ゆえ勝手にウェブ公開できませんが、事務局がOK出したらFBにちょい載せるかも知れません(興味ある方は善林に会った時に言ってくれたら見せます)。

可笑しいのは、「うまくいかんかっても、落ち込まんといてな~」って言われるんですよ。・・・って、周囲は最初から落ちる前提なのか!? いやいや、うかるつもりで政治運動しようや。って、自分で言ってる敦子さん。この冷静さが女性ならでは、、って感じがするな。

この「私達の欲しい生活って、どんなのかな?を具体的に考え行動すること」は、今コアで動いている人達はず~っとやってきてる訳で。看板はイロイロ、ピースフラッグ京都ファーマーズマーケットくらしと政治カフェ@京都。どれにどの人達って実は私もちゃんと把握してないんだけど、出入り自由でそんなに肩が凝らない感じの印象(そして、いつも美味しい食べ物がついてくるのが魅力・笑)。

私達は日々何を食べて、仕事をし、どのように休暇を仲間と過ごし、こどもたちの教育を考え、いのちをつないでいくか。まさに、日々を生き抜いて、次のせだいに引き継いでいきたい世の中ってどんなのだろう?を考え続けること

別に4月を過ぎたら活動終了するわけじゃないのよね。というのが、この飄々としているようにも見える感じの根底にある。

敦子さんが市政に挑戦しようかな~と言い出したことが、逆にもっと生活の中から政治を考えたい人が集う「フォーマット」づくりを加速させているような気がしました。

「はじまりのはじまりのはじまり」

鼎談中に出たキーワードですが、まさにそうやな、と。どこまでいっても素人然としたところに、逆に「ほんもの」の予感を感じるのです。これなら、 どうしても発生してしまう 「駄目なもの」や矛盾さえも内包出来そうな。

今現在の「井崎敦子と草の根プロジェクト」、最近良く言われる未来型組織論の中で出る、「リーダーシップ3.0」型の組織に、実際なって来ている。
今まで「政治」といえば沈黙を守ってきたアーティスト達が、こぞって手を上げて協力しているのを見ると、時代の流れは変わってきたのだな~~と感じるのです。

なんやら良くわかりませんが、顔が見えるつながりの社会を私達は必要としているし、そういうものは、今急速に失われつつあるリアルなこういった小さい集い・人と人との直接の対話からしかつくられないんじゃないか・・ と改めて思ったのでした(続く)。

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