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【DJIのロック解除】 DJIの飛行制限空域を知らないと、えらいことになりまっせ



DJI独自の飛行制限があります。これは航空局とは異なります。

1,カスタムロックと区域ロック

空港に近い場所をドローン飛行したり高高度のドローン飛行をする。そんな場合、個別DIPS申請しますよね。

DIPS承認後、DJIにも「ロック解除」申請しないとDJIのドローンは機体にロックがかかって飛び立つことができません。

しかし、DJIが飛行を制限している範囲は航空局が飛行を制限している範囲とは違います。

これを理解していないと現地に行ってからドローンが飛ばないということになりかねません。

逆にDJIが規制していない場所でロック解除申請しても下記のように「そこは規制してないよ」と連絡きたりします。

DJIが規制していない場合申請は「拒否」で帰ってきます。

DJIは独自に2つのエリアを空域制限しています。

GEO区域情報」や「ロック解除申請」の地図でDJIの制限空域を確認してからドローン空撮に出かけましょう。

ここでは、DJIが設定している
1.カスタムロック
2.区域ロック
の2つのロック解除と「Mavicに対する高度500m規制」を解説します。

最後に・・
ロック解除の申請方法がまずくて私がやらかした3連発で〆ています。

「+新規ロック解除申請」をクリックします。

2,DJIのロック解除のやり方

1,「DJI 安全飛行」で検索。
2,FLYSAFEのページで「「今すぐロック解除」をクリック。
3,ログイン ▶ロック解除 - DJI FlySafe

と入っていき飛行範囲をロック解除しましょう。

3,ロック解除申請の説明を読んでOKする

右下の「確認」をクリックしましょう。

4,ロック解除タイプを選択

2つの解除タイプ

ロック解除には2つのタイプがあります。

下記の3つの領域は地図の範囲指定する際に表示されます。

1,カスタムロック解除

DJIが定める地図上の赤い部分とグレーの部分で蝶ネクタイの形してます。ここを飛行する場合「カスタムロック解除」を選択します。

2,区域ロック解除

DJIが定める地図上の青い部分です。ここをロック解除するには「区域ロック解除」を選択します。

3、その他規制区域

これは機体がMAVICの時に表示されます。

1と2を囲むようにかなり広域を囲むグレーの円です。(下記の地図の3:その他の規制範囲)。

ここはDJIの高さ制限区域です。
最大高度500mまではDJIに申請しなくても飛行できる範囲となります。また高度500mを超える飛行の場合、DJIへのカスタムロック解除申請が必要な範囲を示しています。。

注意
150m以上飛行は航空局へのDIPS申請が必要です。あくまでDJIは規制していないということです。

▼2つの地図:MavicとAir2sの地図の表示の違い

釧路空港のDJI制限空域(Mavic3を選択した場合の空域表示)
釧路空港のDJI制限空域(Air2Sを選択した場合の空域表示)

5,カスタムロック解除の方法

1,基本情報を入力

使用する機種とSN番号、パイロットを選択します。

2,地図で飛行範囲を示す

太い赤い円で囲った部分の中に赤い長方形とグレーのリボンの形があります。

これにかかる範囲でドローン飛行する場合「カスタムロック解除」を申請します。

青い部分は区域ロック解除申請でOKですので間違わないようにしてください。

釧路空港

3,添付ファイル

一番下に「アップロード」があり必要書類を用意します。

4,添付ファイルのアップロード

1、個別DIPSの許可書
2、許可の高度がわかる「無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書」
3、年間包括許可書(無人航空機一覧があればそれも)

をアップロードします。そして「送信する」をクリックすると申請完了です。

申請すると数分で可否が表示されます。否認された場合はその理由も表示されますよ。

ちなみにDIPS申請の際に範囲指定した地図は要求されたことはありません。

無人航空機の飛行に係る許可書
包括許可書
無人航空機一覧

6,区域ロック解除の方法

地図のブルーの部分は「承認区域」となっています。ここを飛行する場合に区域ロック解除をします。

地図でブルーの範囲を選択し飛行期間を選択、最後にロック解除申請理由を記載して「送信する」を押せば完了です。

承認区域は「この区域では飛行制限が設けられています。ロック解除申請は自動的に承認されます。」となっています。

7,ロック解除はwifiでしかできません

ロック解除は申請した飛行予定日の午前0時からとなります。

しかもwifiが使える場所でしかロック解除できません。旅程いっぱいでDIPS申請をしておくと出発日の朝、ロック解除ができますので便利です。

ですから現地で解除をしようとしても電波が弱いとロック解除ができないことがあります。必ず出発前に快適な環境のwifiが使える場所でロック解除しときましょう。

8,申請は日本語でOK

DJIサイトには日本語書類に加えて「中国語か英語に翻訳した書類を提出」と書いてあります。

私はしばらくは英語に翻訳したものを提出してロック解除してもらってました。ですが日本語の書類だけで申請してみたらどうかなと考え日本語だけで申請したら遅滞なくロック解除されました。


9,やらかしてしまった壱岐空港


日の出を空撮に行ったのにドローンがピクともしない!

国土地理院地図が表示している緑の範囲(空港の制限範囲)を外れていてもDJIが規制していることがあります。

壱岐空港と調整したのに…

壱岐空港に電話して「国土地理院の緑の範囲を外れているなら調整いらないですよ」と言っていただき夜中の2時に壱岐に乗り込み日の出を空撮するために車の中で夜をあかしたときのことです。

朝日が出てドローンを離陸させようとしたらプロペラがまったく動かないという状況に愕然となりました。壱岐空港管制からは壱岐空港の北側にある小島神社あたりや青島や赤島はOKと言われてました。そのでの出来事です。

DJIのGEO区域に入っていた

改めてDJIの「GEOマップ」を見たらDJIの規制の「承認地域」(ブルー)になっていました。

長崎県 壱岐

10,阿蘇でもやらかした

私は飛行範囲はDIPS承認範囲よりやや広めに範囲指定してます。失敗がトラウマで。

地図は5点以内なら「多角形」、それ以上なら「インポート」で緯度経度で指定します。DJIにロック解除を依頼する場合、航空局から許可もらった範囲は関係なく飛行範囲の指定ができます。

場合によっては航空局から許可もらった範囲よりやや大きめに指定します。その際は航空局から許可もらった範囲をオーバーしないように注意します。

注意
DJIからロック解除してもらった範囲より外から離陸しても離陸はできます。でも離陸地点へ帰ってこれません。DJIに申請した地図の範囲内から外へドローンは出れません。←これが私のやらかし

11,沖縄でもやらかした。ドローン海没!

沖縄の海でドローンを海に沈めてしまった悲惨な例を恥ずかしながらご紹介します。

地図上の飛行範囲の設定方法が悪く、ドローンに誤認させ離陸地点に戻れなくなりました。

この時はDJIに「機体の不具合」として処理していただき新しいMavic3cineを送ってもらいました。

・・ここはもう少し待ってください・・詳しく書きますので

12,DJIの飛行禁止区域制限解除ガイドのリンク

DJIの公式な申請方法を記載したページへのリンクを貼っときますね。

飛行禁止解除の申請方法

13,DJIのGEO区域情報へのリンク

ここでDJIが規制している地域を確認しましょう。もちろん「ロック解除申請中にも地図で確認できます。

DJIが規制している全国のGEO区域マップ

14,NOTIS:全飛行場所 共通

1,連絡先や情報ら必ず自分でご確認ください。

情報は変化します。情報については責任を一切負いません。あくまで参考としてご覧ください。

2,情報や状況は変わっていきます。

私が許可もらえたからと言ってあなたが許可もらえるとは限りません。

3,連絡先は変更になることあります。

連絡先は電話だけでなくメールも変更になることがあります。もし変更になっていたら教えて頂けたらありがたいです。

4,連絡先

各地の航空交通管制部や自衛隊など電話番号が公になっていないものも記載しています。公になっていないものは電話が多いと業務に支障がでることを防ぐ意味もありそうです。むやみに電話をしないようにお願いします。

5,禁止事項


このサイトに掲載されている情報をコピーしたり二次配布したりすることを禁じます。

@zephyrus





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