配信中の仮面ライダー剣の最終回について語るだけの記事
仮面ライダー剣の最終回、配信されましたね。皆さんはご覧になられましたか?
実は僕、この最終回がとても好きです。仮面ライダーの最終回の中で1番好きだったりします。
なので今回はそんな仮面ライダー剣の最終回について自分の思ったことを語っていきたいと思います。まぁいつも通りの意味のない記事です
念の為お伝えしますが、未見の方はネタバレになる内容がありますので即座にブラウザバックをすることをおすすめします。
・剣崎一真の最期は自己犠牲ではない
いきなり何を言い出すんだ?と思う方が大勢いらっしゃるかと思いますが、僕は剣崎のあの行動は自己犠牲ではないと思っています。
よく、「始と世界の両方を救う為に自らアンデッドになることを選んだ自己犠牲の塊」と言われますが個人的には自己犠牲ではなく自己責任、もしくは自分のワガママを貫き通したように見えました。
まず、最終回についてのあらすじをサクッと振り返ります。
ダイヤのカテゴリーKとジョーカーを残すのみとなった現代でのバトルファイト。始=ジョーカーが勝ち残れば世界が滅びると言われているが、始の中に芽生えた人間の心を信じたい剣崎は始を封印することに難色を示します。
そんな剣崎の気持ちを尊重した橘さんがダイヤのカテゴリーK=ギラファアンデッドを封印したことでジョーカーの勝利が確定し、大量のダークローチが出現し、人間の世界が崩壊し始める。
こんな感じ。要は始を封印したくない剣崎のエゴが、世界の崩壊を招いたと言っても過言ではありません。
これは別に剣崎のことを責めたいのではないです。
ですが剣崎は全ての人を守りたいと思って、今まで戦ってきました。
勿論、人間の心を持ち始め、人間になりたいと思うようになった友である始も含めて…
なので、剣崎のあの行いは自己犠牲とは言えないと僕は思ってる訳です。
世界の崩壊は剣崎のエゴが招いたもの、だからそれを剣崎が解決させるのは自己責任ですし、剣崎の始を含めた全ての人を救いたいというワガママを貫いた結果だと僕は思いました。
・剣崎が戦うべき運命について
剣の最終回で有名な台詞といえば、剣崎が始に言い放った「俺は運命と戦う、そして勝ってみせる!」ですよね。
この『剣崎が戦うべき運命』とは、ただ始と戦わないことだけではないと考えています。
直前の始のセリフを思い出して欲しいのですが、
「いくら離れたところで、統制者は俺達に戦いを求める。"本能に従い戦う" それが…アンデッドの運命だ」
そう、彼が戦うべき運命とは「全ての人を救う為に戦い続けること」と「統制者の思惑に乗せられ、アンデッドとしての本能のままに始と戦わないこと」であることだと思います。
あんまり変わらないじゃん、と思うかもしれませんが統制者の思う壷にならないってところがかなり大事です。後年の作品ではアンデッドの本能に負けて戦い始めるし、小説版では統制者の思惑に乗せられてましたしね。剣崎を「心が弱い男」みたいに描いたの絶対許さねぇからな。
・最後の最後で願いを叶えた剣崎
これは上述の項目と被る内容が1部ありますが、最終回で剣崎がアンデッドになり、始を救うことで彼の願いが叶ったのだと思います。
剣36話で剣崎はこう言ってました。
「確かに、君の言う通りかもな。待ってても、ヒーローなんて来ない…だから、だから!俺がみんなを守るって決めたんだ!」
「たとえ今は、君一人守るのがやっとでも…諦めない、運命に負けたくないんだ!」
幼少期に火災から両親を救えなかった強烈なトラウマから、自分が全ての人を守りたいと思い戦い続けてきた剣崎。
そんな彼が自らの身を呈することでバトルファイトを永遠に中断させ、文字通り全ての人を救いました。
ここで始を救うと同時に、剣崎の願いも叶った訳です。
勿論、無償で自分の願いを叶えるわけにはいかず、代償を払うこととなります。自分がアンデッドになり、不老不死となる=終わらない生き地獄を味わうことになります。
ですが、上述にある通り「俺は運命と戦う、そして勝ってみせる!」とその場で強く宣言します。
孤独や辛さ、心の痛みをバネにして、全ての人を救うために今まで戦ってきた剣崎なら、必ず自分の運命に打ち勝てると僕は思っています。そう信じたいです。
剣崎は今も自分の運命と戦い続けています。いつの日か必ず、運命に打ち勝って友のもとへ帰る為に…
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