ゴーン氏の評価はどうなんだ ?

 ゴーン氏の逮捕は、日産がフランス政府の支配下に組み込まれてしまうのを阻止するためなのか。

 ゴーン氏の内に秘めた理念、信条、原則、価値観等。それらによってゴーン氏の評価は変化するか? ネットで調べてみると「カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方 (私の履歴書)」という本が出ているので、この本のカスタマーレビューを読んでみた。


 『「グローバル化とは「世界が一つになる」という考え方だが、それは個々の人間、企業、国、地域のアイデンティティーを否定するということでは決してない」(p.89)
言葉は美しいが、ゴーン氏の甘言に騙されてはいけない。』というコメントを載せている。これはやはり甘言なのか、生い立ちや経歴を考えると私のゴーン氏に対する評価は白黒で判定すると、白に近い灰色となるのかな。ただし、私はグローバルという言葉は好きではない。グローバルには理念がない。それを言うならコスモポリタン、コスモポリタニズムを使いたい。ゴーン氏の負の側面は、目をつぶって見て仕方のないことなのか。


 ゴーン氏はこんなことを言っている。株主総会で報酬を問いただされたとき、「わたしの報酬を決めるのはわたしではありません。報酬はその人物の努力や才能にふさわしいかどうかで判断されるのです。」2018/11/25 NHKスペシャル「ゴーンショック 逮捕の舞台裏で何が」より。努力が先に来ている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?