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好きなハウス-8「GgDex / Morning Mist」

クラブ文化を知らない自宅ハウス視聴者による好きなハウスミュージック紹介8回目です。よろしくお願いします。

今回はイタリアのGGDEXという人です。本名Luigi De Santisさん(ルイージ??)、CMのグラフィックデザイナーと兼業と各種紹介記事に書かれております。2001年から活動を開始して、音源のリリースは2007年からですが、私が追いかけたのは2015年以降のものです。

引用:本人のfacebook

好きなハウス2で紹介したJOSS MOOGさんもリリースしていたフランスのレーベル、Robsoul Recordingsのベスト盤に入っていたこの曲で知りました。

入り口こそ普通のハウスという感じのパーカッションで、後に乗ってくるメロディーも至ってシンプル、微細な変化と音色でじんわり聴かせるハウスサウンドで、妙に印象に残りました。このベスト盤にもう1曲入っていますが、そちらはさらに地味です。

この、派手な音色やメロディをほぼ使わず、微細な変化の美しさを追求してるアーティスト/DJは結構いるのですが、GGDEXさんはそんな中でも分かりやすい、キャッチーさも兼ねた人だと思います。いくつか曲を紹介させてください。

1分半の助走を経てはじまる、ウネリベース音とスペーシーな音の組み合わせが渋く、でもドラムの音があるおかげでかなりわかりやすい曲です。


こちらおそらく2022年最新作。ほぼソウルフルな女性ボーカル一発勝負の超シンプルな曲です。ベースとの掛け合わせが渋い。


表題にさせていただいた曲です。モーニングミストって曲名がぴったりな、スモークのように撒かれるハイハットの音と反芻されるピアノの音でかなりクール。途中のベースの音が入ってるあたりは最高にかっこいいです。


サウンドクラウドでは最近のDJプレイの音が沢山アップされています。個人的に好きなのは1時間ほぼシンプルにプレイしきったこの回です。

かなり控えめなプレイに聞こえるのではないでしょうか。作業中に聴いていてとてもいい気分になれました。


こういう感じの、派手な音に逃げずに最小限のサウンドをいかに組み合わせるか、というスタイルが個人的には好きです。隙間と微細な変化を楽しむ喜びと、あと派手じゃないから変に疲れない、しっくりくるハウスサウンドとでも言いましょうか。新しい音がリリースされたら追いかけたいアーティストの1人です!

ということで、ハウス紹介8回目でした!

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