気まぐれカード解説vol.23《埋没のカルマ オリーブオイル》
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
ふと思い付いたカードを紹介していく記事。今回のカードは《埋没のカルマ オリーブオイル》です。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズを差します。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典はデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、紙のものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。
《埋没のカルマ オリーブオイル》は最近スタン落ちした21弾で登場したカードです。
シールドトリガー持ちで出た時にいずれか一人の墓地をデッキに戻すことができます。使い方としては自分のデッキを回復するか相手の墓地をリセットするかのどちらかになります。
TCGからは能力の変更がされること無くそのまま実装されました。《オリーブオイル》が実装された時期は墓地リセットが有効な【墓地ソース】が現役でしたが、程なくして殿堂入りで弱体化しています。
他には初期の【天門ループ】で使われたり、耐久系のデッキにも採用されたことがありました。
対戦環境での活躍よりはクロニクルデッキに収録されていたカードとしての印象が強いです。
このデッキにおける唯一のデッキ回復手段だったから、ミラーで対戦する時は重要な役割を持っていました。
TCGから能力が変更されたところがなく、5マナでは墓地リセットが間に合うか怪しい。実践的なループが開発されるとは思えない。事前段階では活躍するとはあまり言われていなかった印象ですが…
しかし、デュエプレではたまに顔を見ることになります。
最初に評価されたのは【光水闇オラクル】でした。
その理由として、種族が評価されたことがあります。
このカードはオラクルを持っていたため降臨でターンの終わりに0マナで出せたのです。降臨では自分のターンの終わりにタップしていたらデッキの上から6枚見てクリーチャーを踏み倒すことができました。
この降臨で出す対象だったのが偉かった。
《オリーブオイル》が刺さらない相手なら別のクリーチャーを出せば良いので複数枚採用しても問題無かったのが評価点でした。
降臨持ちから別の降臨持ちを出したり、《封滅のマントラ ストロガノフ》で味方を全員スレイヤー兼破壊時に手札に戻るようにしたり、《王様のファミリア キナコ》で除去を放ったりする動きがシンプルに強かったです。
それだけなら20弾でもできましたが、環境で使われた程に最強だったのは手札を大量に破壊できた《業欲のマントラ ゾロスター》の存在が大きかったからです。環境トップに有効な能力を持った《オリーブオイル》も3割くらいは貢献していたと思っています。
その後【光水闇オラクル】が下火になり、使われない機会が多かったですが、自分のデッキを回復する手段として環境で使われることになりました。
5マナで出したらデッキを回復する、と言う行為が高速化するゲームにスピードに合致しないと思われていましたが、トリガーを大量に採用し、シールド回復をひたすら行いゲームを後ろに寄せるデッキにおいてはデッキ回復は欲しいカードでした。
こうして【トリガーロージア】に採用されたのです。
このデッキで《オリーブオイル》は自分のデッキを回復することでデッキ切れを防止し半永久にゲームができるように貢献していました。
しかもトリガー持ちでブロッカー持ち、パワーも低くやられやすかったので《真聖教会 エンドレス・ヘブン》との相性も良かったのです。
結局【トリガーロージア】は2度も弱体化を受けましたが、《オリーブオイル》自体はスタン落ちまで活躍しました。
しかし、使用されたデッキの評判が悪かったこともあり、みんなに愛されたカードでは無かったように思えます。
というわけで《埋没のカルマ オリーブオイル》の紹介でした。
本来ならスタン落ちする前である先週に投下したいと思っていましたが、やりたいことを優先した結果今になってしまいました。
しかし、正直それは失敗でした。まさか前回紹介した《ミケニャンコ》を使ったヤバいデッキが新弾で成立してしまったのです。
そんなデッキは墓地をかなり使うから《オリーブオイル》を出されると甚大な被害を受けます。
この記事を楽しんでいただければ幸いです。
またどこかでお会いしましょう。
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