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新カード紹介vol.1(27弾)【デュエプレ】

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。

今回もデュエプレの新カード紹介をやっていきます。

※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。


背景ストーリー

デュエプレの27弾はデュエマにおいてDMR-18 「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」からDMR-19 「革命編第3章 禁断のドキンダムX」に該当します。
そのあたりの背景ストーリーについて解説します。
参考にしたのはフレーバーテキストとDM.wikiの記述です。

まずはデュエプレの26弾までの背景ストーリーについて。
舞台は光、闇、火の3国によって平和に分割統治されていたランド大陸です。そこで『侵略の日』が訪れました。謎の研究集団により侵略ウイルスをばらまかれたことで侵略者が生み出されたのです。彼らは破壊の限りを尽くしはじめました。

闇の国では《キラー・ザ・キル》率いる革命軍と闇と自然の侵略者が交戦。闇の国は敗北寸前まで追い詰められますが、《キラー・ザ・キル》が自らの命を犠牲に古代の王である《魔の革命 デス・ザ・ロスト》を復活させました。《デス・ザ・ロスト》は革命0の力を有しており、その力で侵略者達を退けることに成功しました。

《ミラクルスター》が統治する光の国では音速の侵略者が襲来し、荒廃してしまいました。しかし、そこに未来の王である《時の革命 ミラダンテ》が現れ、国が再生しました。

火の国には水の侵略者が襲来。《ベガスダラー》は《燃える革命 ドギラゴン》に敗北しましたが、それでも《超奇天烈 マスターG》が侵攻してきました。
当の《ドギラゴン》は音速の侵略者こと《轟く侵略 レッドゾーン》と交戦。劣勢でしたが、そこに《デス・ザ・ロスト》が駆けつけます。
しかし、それでも《レッドゾーン》を倒すことはできませんでした。そこに《時の革命 ミラダンテ》も現れ、過去、現在、そして未来の革命0の力が揃ったことで、ようやく撃破しました。

その後、《時の革命 ミラダンテ》は水文明の増援として海底遺跡に向かい、《極まる侵略 G.O.D.》と相対します。

一方その頃、侵略者は壁の雪山に集結し…


ここからは、27弾に該当するデュエマでの背景ストーリーを見てみましょう。

該当するのはDMR-19 「革命編第3章 禁断のドキンダムX」とDMR-20 「革命編 第4章 正体判明のギュウジン丸!!」です。

海底遺跡では《G.O.D.》率いる九極の侵略者だけでなく、侵略ウイルスよりも強いS級ウイルスを注入された、「S級侵略者」たる者が現れました。
これを何とかして《ミラダンテ》は撃退します。

一方で壁の雪山では《燃える革命 ドギラゴン》と《デス・ザ・ロスト》が向かい戦っていましたが、音速の侵略者達により壁の雪山に存在した《禁断》の封印が解けてしまいました。

封印から解放された《伝説の禁断 ドキンダムX》は《燃える革命 ドギラゴン》や《デス・ザ・ロスト》を含む、その場にいたクリーチャーを全て封印しました。

しかし、そこに《ボルシャック・ドギラゴン》が駆けつけたことで《燃える革命 ドギラゴン》の封印が解除されました。2体の《ドギラゴン》が揃ったとは言っても《ドキンダムX》に叶わないと考えた彼らは撤退しました。

《S級侵略者》達が撃破された後、《禁断の轟速 レッドゾーンX》や《夢の変形 デュエランド》が現れましたが、《ミラダンテ》が未来の力を全て解放したことで《ミラクル・ミラダンテ》が君臨し、粉砕しました。

革命軍達の前に《正体不明》の正体である、《伝説の正体 ギュウジン丸》が登場しました。
彼は「最終侵略ウイルス」というヤバいウイルスをばらまき、《ドキンダムX》を支配しようとしますが、そのウイルスは《ミラダンテ》や《ドギラゴン》により浄化され、《ギュウジン丸》も《ドキンダムX》にやられました。

結果として暴走した《ドキンダムX》が残り、イニシャルズが大量発生しました。

ここで革命編の背景ストーリーは終わります。珍しくバッドエンドです。

《生死の天秤》

FT.右手に命を、左手に死を。

27弾で最初に公開されたのは、あったら便利な良カードでした。
TCGからの変更点はありません。

【ヘブンズ・ゲート】で使われたイメージ

2つの能力から1つを選べるトリガー呪文である天秤サイクルの闇文明担当です。

この呪文でできることは2つ。
1つは、墓地回収です。クリーチャーを2体回収できるカードは《英霊貴族ムーンライト》や《デビル・メディスン》がいますが、いずれも探索の縛りを受けています。これだと同じ名前のカードを回収できません。

一応破壊されたら破壊されたばかりの自身を回収できる、唯一無二の特技がある。

《黙示護聖ファル・ピエロ》を使うことで、《ファル・ピエロ》で出た時に自壊して《生死の天秤》を回収し、破壊された《ファル・ピエロ》と別のクリーチャーを回収し…とループことで無限に墓地回収できる状態を作れます。

このカードの発表により探索廃止が判明したのは懐かしい話


墓地から特定の組み合わせのカードを回収する必要があるデッキだと使うことになるでしょう。

もう1つの選択肢は5000マイナス。わざわざ5000以下のクリーチャーを処理するためだけに使うことは無いでしょうが、受けとしては最低限の仕事ができるかもしれません。
5000ラインだと2ターン目に攻めてきた《獣軍隊 ベアッサー》を破壊できるので、あんまり馬鹿にはできないです。

シンプルながら地味な強さを味わうカードです。

《不死 デッド》

FT.「不死」の侵略者であるデッドは、レッドゾーン・ゲリランチャー・ベガスダラーの3体にS級ウイルスを注入し、S級侵略者として復活させた。

墓地肥やしができる、4マナの闇のコマンドがやってきました。
TCGからの変更点は、条件付きで墓地から召喚できるようになったことです。

元々デュエプレだと4マナで4枚墓地肥やしするクリーチャーにはそれ以外のメリット能力が与えられていたので、このクリーチャーにも追加能力が付与されています。

ただし、4マナ4枚墓地肥やしするカードは改造された結果4マナになったカードが多いので、TCGの時とは事情が違う

出た時の墓地肥やしは任意なので、デッキの残り枚数がピンチならば使う必要がありません。これは他のカードとの大きな差別化点になります。
4枚増えれば次のターン、4マナ軽減して《夢幻大帝ネロ・ソムニス》を出すことができます。たとえ進化元の《不死 デッド》が破壊されたとしても、墓地にS級侵略者が落ちれば墓地から出せるようになり、《ネロ・ソムニス》を1マナにして出すことができます。

闇の4マナコマンドで墓地を増やせるカードと言うのは、《超復讐 ギャロウィン》が望んでいたカードでもあります。

墓地を大量に増やすことで、後で回収できるカードの幅を広げることができる。4マナの進化元が弱いのがネックだった
《デッドゾーン》と共存できないことはないけど、《伝説の禁断 ドキンダムX》がいるのがどこまで向かい風になるか

もちろん、4枚も墓地を増やせばデッキによってはデーモンコマンドを2枚墓地に落とせるはずなので、次のターン5マナで《悪魔神バロム・エンペラー》が出せます。

最近並べるデッキが増えてきたから刺さりそう。
今弾も登場ノルマを達成

新しく追加された、条件付きで墓地から出せる効果ですが、条件付きとは言え、かなり嫌な予感がします。
S級侵略者があればという条件については、この後紹介する《S級不死 デッドゾーン》という化け物がいるので、デッキに入れたくないカードを入れるはめになって困ることはないでしょう。墓地から出る侵略者は後3種類はこの弾で登場するから、種類が足りずに困ることは無いでしょう。

墓地から出せると何ができるかですが、例えば《不死 デッド》で墓地を増やしたターンの終わりに《葬英雄 ゲンセトライセ》で《不死 デッド》を生け贄に蘇生させれば、次のターンも4枚墓地を増やせます。

《シバカゲ斎》以来の墓地から出せる墓地肥やしなので、面白いことができそうですが、果たして

《S級不死 デッドゾーン》

FT.最強の侵略者が、いまここに蘇る。

フレーバーテキストで謳われているように、文字通り最強の侵略者が発表されました。
TCGからの変更点はありません。

カッコいい

6マナ12000のパワーはの大きさは《轟く侵略 レッドゾーン》で実感した方も多いでしょう。それが火だけでなく、闇にも配られるようです。

出た時に9000のマイナスを打ってきます。マイナスなので大抵のクリーチャーが持つ除去耐性は貫通します。《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》に除去耐性を与えられ無限ブロッカーになっている《無敵巨兵スパルタンJ》や《超轟速 マッハ55》など、闇単だと処理できないクリーチャーも処理できます。

重ねがけすれば《真・天命王 ネバーエンド》を解体できるし、このカードを駆使すれば今までほぼ絶対無敵だった、3体リンクした《無法神類 G・イズモ》を除去できます。

このカードのヤバさは墓地からも進化してくるところです。
侵略の欠点として、進化先を手札に抱えておく手間があるます。これでは手札破壊で妨害されるリスクもありますが、これが墓地でも済むのはありがたいです。一回破壊されても再び侵略できますから。

デュエプレだとTCGよりも侵略元に優秀なカードが多いので、その分《デッドゾーン》も強いでしょう。

例えば《葬英雄 ゲンセトライセ》。攻撃時に墓地にある複数の《デッドゾーン》に侵略して除去を放ちつつ《ゲンセトライセ》で何かを蘇生して攻撃中の《デッドゾーン》を破壊。ターンの終わりに《ゲンセトライセ》を復活させて次のターンも除去、と言い張れます。

《デッドゾーン》の優秀な下敷き候補で、ターンの終わりに生えてくるブロッカー。また強くなってしまった。

他には《夢幻大帝ネロ・ソムニス》と組み合わせて、いつでも《ネロ・ソムニス》をTブレイカーに変身できるようにできます。1回《ネロ・ソムニス》で2枚割って、次のターン《デッドゾーン》になればシールドを割りきることができます。前のターンに《ネロ・ソムニス》で打点を用意できているはずたがら、そのままとどめもさせそうです。

《死海秘宝ザビ・デモナ》との組み合わせも考えてあげたいところ。トリガーしたら侵略し終えた《デッドゾーン》を破壊しつつ《サンダー・ティーガー》や《時空の霊魔シュヴァル》のような闇のコマンドを用意し、返しのターンに侵略できます。《激相撲!ツッパリキシ》を出せば火のコマンドなので、《禁断 ~封印されしX~》の封印解除に貢献できそうです。

5以下まで出せるようになっているのが非常に大きい

また、このカードは闇中心のデッキで使うのみならず、《勝利のガイアール・カイザー》を採用したデッキにも十分入ります。

そのため、あらゆるバリエーションでデッキが組めます。ADでも《超次元リュウセイ・ホール》基盤に足すことを考えたいです。

Tブレイカーであることにも触れておきましょう。当たり前のことですが、Tブレイカーで2回攻撃すればシールドが0になります。隣にクリーチャーがいればそのままとどめです。《勝利ガイアール》を採用したデッキだと《勝利ガイアール》を3点として扱えるから、打点に乏しいデッキでも手軽に6打点形成できます。コントロールデッキが【超幻影 ワラシベイベー】などのリミット系に対して早期決着を狙う時に使うことにもなります。

闇単のTブレイカー事情ですが、超次元に頼らないならば《魔の革命 デス・ザ・ロスト》や《悪魔龍王 キラー・ザ・キル》が候補になるでしょう。古くは《大邪眼B・ロマノフ》や《悪魔神バロム》が使われていました。

闇単にTブレイカーは不足しがちな要素なので、コマンドで攻撃するだけでTブレイカーを生成できるこのカードの登場意義は大きいです。

これから長い間活躍することになりそうで、使うのが楽しみな1枚です。

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

今まではvol.0からのスタートでしたが、カードが発表される前にこの記事を出す意味は無いと判断しましたので、今回は出していません。
これまでvol.0を出していたのは自己紹介をしなければならなかったり、発表されたカードの情報が全くわからない時だったので、特に後者のケースが再発しない限りは今後vol.0は執筆しません。

今回の弾はインフレがかなり進みそうな予感がしています。《S級不死 デッドゾーン》もその代表格で、こんな手軽に9000除去を放っても良いのかと感じるスペックです。

またどこかでお会いしましょう。

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