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気まぐれカード解説vol.9《魔弾 ベター・トゥモロー》

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
ふと思い付いたカードを紹介していく記事。今回のカードは《魔弾 ベター・トゥモロー》です。

※画像の出典はデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、紙のものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。


《魔弾 ベター・トゥモロー》は15弾で登場したナイト呪文です。自分のクリーチャーをすべてパワーアップしつつ、ブレイクするシールドの枚数も増やしてくれます。ナイトがいればパワー+6000で2枚追加ブレイク可能になります。 デュエマからはナイトマジックが強制になった以外は変更がありません。
デュエマでは登場当初は注目されませんでしたが、強力な相方こと、《邪神M・ロマノフ》が登場したことで状況が一変します。
《M・ロマノフ》の攻撃時能力で《ベター・トゥモロー》を踏み倒すと、横にクリーチャーが2体いるだけでとどめまでいけるようになりました。これは当時としては破格の打点形成量で、最速4ターンキルが可能でした。
こうして《ベター・トゥモロー》は【M・ロマノフ】に採用され、2010年頃にトーナメントシーンでも活躍しました。しかし、《M・ロマノフ》が殿堂入りして以降はデッキの本質が変わったからか、《ベター・トゥモロー》が使われることはありませんでした。《ベター・トゥモロー》が《M・ロマノフ》で使う前提のカードであったため、《M・ロマノフ》が1枚では使用する機会がなかったからでしょうか?

《M・ロマノフ》殿堂前は《M・ロマノフ》を軸に攻める
殿堂後はサイキッククリーチャーで攻めるイメージ(エアプ)

デュエプレでは神の左腕こと《M・ロマノフ》が実装されなかったものの、3体神が一体化した《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》としてやってきたため、そちらとの組み合わせを期待されて《ベター・トゥモロー》が出てきたと推察されます。

確か《MRCロマノフ》の研究が進んだ結果抜けたカードだった覚えがします。
環境デッキに採用されることはありませんでしたが、ゲーム外から使われた実績があります。


ゲーム外からナイト呪文を発射する楽しいカード
乱射しすぎてターン1がついた。

さて、そんな《魔弾 ベター・トゥモロー》ですが、今回はとあるデッキが使えなくなるため、そのデッキの供養となります。
そのデッキがこちら。

25弾対応版

殺意が高そうな構築をしたデッキです。
やりたいこととしては、《MRCロマノフ》から《インフェルノ・サイン》と《超次元バイス・ホール》と《ベター・トゥモロー》を唱え、《インフェルノ・サイン》からは《極・龍覇 ヘルボロフ》を蘇生、《超次元バイス・ホール》からは《時空の戦猫シンカイヤヌス》と《サコン・ピッピー》を出し、《ベター・トゥモロー》で全員にシールドブレイク枚数を追加します。
《ヘルボロフ》からは《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》を出して《ウェルカム・ヘル》から《学校男》を出して《MRCロマノフ》を破壊することでアタックをキャンセル。
《ヘルボロフ》で攻撃する時に《ウェルカム・ヘル》の能力で《暗黒王デス・フェニックス》を《ヘルボロフ》と《サコン・ピッピー》を進化元にして蘇生させることで、相手のシールドを6枚焼却できます。
その後は偶然アタッカーがいるので、それでとどめをさします。

すごくガチャガチャしてる

このデッキにおける《ベター・トゥモロー》は、大量のブレイク枚数追加が可能であり、2枚追加ブレイクを持ったクリーチャー同士を進化元にすると進化先が4枚追加ブレイクできるようになるため、唯一無二の役割をこなすカードでした。

複数枚のカードを要求しますが、決まればトリガーを使わせないので勝てるデッキでした。ただ、コンボパーツの《インフェルノ・サイン》が一枚しか使えないとなると厳しいです。代案としては《煉獄と魔弾の印》がありますが、探索なのががきつい。《MRCロマノフ》の進化元と探索範囲と大きく被っているため、構築の制約が大変です。《龍素記号Sr スペルサイクリカ》が出せないから廃止して欲しいけど。

そろそろデュエプレでは時代がこのカードに追い付く

ビルド杯では新弾の要素を盛り込む方法が脳内で浮かばなかったので、投稿されませんでした。ただ、実際に使ってみると、全然出せる内容だったようにも思えます。ちゃんと使うことも大事ですね。
もしかしたらリペアをいつか出すかもしれません。その時は色々変わっているかもしれません。


というわけで《魔弾 ベター・トゥモロー》の紹介でした。

《インフェルノ・サイン》の殿堂はしょうがないようにも思えますが、再録による上方修正(探索廃止)が殿堂への引き金になってしまったことは皮肉でしょうか。そんなカードは他にもあるため、歴史は繰り返す、と言ったところか。

この記事を楽しんでいただければ幸いです。
 またどこかでお会いしましょう。

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