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新カード紹介vol.4(28弾)【デュエプレ】

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。

デュエプレの新カード紹介をやっていきます。

※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。


《シャイニング・近未来・シティ》


こちらは神ゲー攻略で公開されたカードですね。
リンクはこちらです。

TCGからは1マナ軽くなりました。

ターンの終わりに自分のクリーチャーを全てアンタップしてくれます。

やってることは《希望の使徒トール》で、この手の能力を持ったカードは《賛美の精霊龍 ハレルヤ・ゾディア》が最後でした。先人達は《近未来・シティ》と同じことを5マナでやっていましたが、2マナでできるようになりました。時代の流れって凄いですね。

筆者は《ハレルヤ・ゾディア》の存在を忘れていたので、15弾で登場した《光源の使徒ラーサ》が最新だと思っていた

ターンの終わりに味方全体が起き上がるのは厄介です。攻撃したクリーチャーで返しに殴り返しされることもありませんし、トリガースパークを踏んでもターンの終わりに起き上がるから、反撃される心配が無くなります。

出したターンに仕事をしてくれるから、返しに張り替えを喰らっても一手パスにはなりません。

《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》などのエレメント除去はどうしても弱いですが、《トール》よりは場持ちも良いしコストが軽くて使いやすいです。2マナというコストもこの後紹介する《ヘビーポップ》にとって都合が良いです。

とりあえず、地上戦で強いからクイックピックでお世話になるでしょう。

《O・HA・NA・P》

FT.僕らが集まって、ヘビーポップ様のアートを完成させるんだ!――O・HA・NA・P

TCGからはマスター・イニシャルズのコスト軽減がつきました。

デュエプレでは7種類目となる、デッキに4枚以上採用できるカードです。

基本的なスペックは3マナ4000のブロッカー。1弾でよく見られた性能で、《翡翠樹》と同じです。

ジェイド・ツリーと読む

それだけだと時代に即していないと判断されたのか、マスター・イニシャルズのコストを下げてもらえるようになりました。

後程紹介する《ヘビーポップ》が5マナになったので、マナカーブで綺麗に繋がるようになりました。

複数体出しておけばかなりのコスト軽減が期待できますが、《ヘビーポップ》以外のマスター・イニシャルズの姿が見えないので、どこまで役に立つのかわかりません。

《ヘビーポップ》と組み合わせる前提のデザインですが、それだけだと4枚に依存することになって心配なのでサブフィニッシャーも用意してあげたいところ。

《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》で渋々ドローしたり、《聖霊龍王 アガピトス》の進化元にするのが一例です。

攻撃できないのをもどかしく思うならば《烈風の求道者サンゾン》で攻撃できるようにしましょう。

《ヘビーポップ》から見て働きが悪いと判断されたら《遊撃師団 ニューイー》にその枠を奪われるから、全力でマスター・イニシャルズをサポートしたいです。

パワーは低いけど、並ぶと突如殴り出せるメリットがある

《チキチキ・JET・サーキット》

こちらはコロコロオンラインで公開されたカードとなっております。


TCGからの変更点はありません。

カジュアルデッキビルダーにとって念願の、バトルゾーンに置いておけばどんなクリーチャーもスピードアタッカー(SA)にしてくれるカードがやってきました。

《JET・サーキット》が画期的なことは2つ。どんなクリーチャーでもSAにできることと、4マナというプレイしやすいコストであることです。

どんなクリーチャーでもSAにできるのは、本当に嬉しいです。
味方にSAを与えるだけならば《キリモミ・スラッシュ》とかで良さそうですが、これらはメインステップ中に出したクリーチャーしかSAにできません。
そのため、攻撃時に踏み倒されたのクリーチャーにSAを与えられるのは強みになるのです。

例えば《D2V2 禁断のギガトロン》を使うケースを想定すると、《JET・サーキット》があれば《ギガトロン》は2回攻撃可能なので、シールドを4枚ブレイクしつつ打点が最大2体並びます。こうして出したクリーチャーにSAを付与できるので、残りの1枚をブレイクしつつとどめまで行けるのです。

他の例を出すと、《ウェディング・ゲート》で《「十尾」の頂 バック・トゥ・ザ・オレ》を出しつつ、こうして出した《バック・トゥ・ザ・オレ》にSAを与えながら攻撃時に《ウェディング・ゲート》を再度発射。《ウェディング・ゲート》から出したクリーチャーにもSAがついているから大量の打点が生み出せるとも言えます。手札をかなり使いますが、《礼装の堕天チュラロリエス》に途中で手札補充してもらいましょう。

SAにする手段にみんな困っていたカード

4マナと言う点については、無条件に味方全体をSAにできる役割ができるカードが《永遠のリュウセイ・カイザー》の8マナだったことを鑑みると、そのありがたさがわかります。

条件付きなら《マイキーのペンチ》や《反撃の城 ギャラクシー・ファルコン》、《爆轟 マッカラン・ファイン》がいますが、種族や文明、マナ武装などが絡むので、どうしてもSAにしにくいカードがいました。先程例に出した《バック・トゥ・ザ・オレ》もその一人です。

4マナと手軽で、いつ出たクリーチャーでも、どんなクリーチャーでもSAにできるのは本当にありがたいです。クリーチャー除去よりは断然触られにくいことも活用して、変なコンボで遊びましょう。

《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》

FT.それは、Pのイニシャルズが生み出すアートの楽園。

TCGからはエスケープの仕様がデュエプレのものになり、それに伴ってエスケープ対象がコマンドだけになりました。

デュエプレ版のエスケープが持つ汚点が見えてしまうカードがレアリティの格上げまでされてやってきました。

まず、エスケープというものは破壊される時にシールドを1枚手札に加えることで破壊を免れる効果でした。
破壊されたくない時や手札が欲しい時には除去耐性を使えば良いし、破壊されても問題なかったりシールドに余裕が無い時は普通に破壊すれば良い。シンプルで悪くはない効果でした。

しかし、デュエプレではその強みがほとんど失われた上で実装されてしまいました。まず、ゲームテンポの都合から除去耐性の発動は強制化しました。これにより、除去耐性を使わずに破壊されることで盤面に空きを作ることもできないし、場合によってはエスケープ持ちに除去を当てることがシールドを削る手段として逆利用されてしまうこともあります。

続いて、エスケープが強制化すると何度も破壊されてシールドを減らされたら迷惑だろうと公式に思われたからか、ほとんどのクリーチャーにはエスケープの発動にターン1制限がつけられています。そのせいで、何としてもバトルゾーンに残したい場合は何度も破壊耐性を使うことで耐久できたのに、それすらも許されなくなりました。《超七極 Gio.》の進化元として場持ちが良いという理由で使われることもあった《時の玉 ミラク》が肩身の狭い思いをすることがあります。

おまけに、エスケープという名前すら剥奪されてしまいました。「破壊される時~」から始まる効果をエスケープとしても良いはずなのですが、それは許されませんでした。
それでもこの記事ではシールドを犠牲にした除去耐性を便宜上エスケープと表記していますが、デュエプレからはエスケープというワードはどこかへ消えていってしまったのです。
同じような被害にあったセイバーといい、公式は破壊耐性に関するキーワードに対しては厳しいです。
手札に加えるシールドを選ばせろとは言いませんが、せめて破壊耐性を発動するかどうかだけは選ばせて欲しい。

デュエプレに実装された《サイケデリック・ガーデン》も、エスケープの仕様変更の煽りを強く受けています。

自分のクリーチャー全員にエスケープを与えると全体破壊を受けたらシールドが一気に無くなるからということで、コマンドしか守ってくれなくなりました。
このカードの元々のデザインは《ヘビーポップ》の特殊勝利のためにバトルゾーンに並べた《O・HA・NA・P》を《サイケデリック・ガーデン》で守るというものでしたが、デュエプレでは《O・HA・NA・P》が切り捨てられました。デッキに何枚も採用できるから、1体破壊されても問題無いだろうと思われたのでしょう。非情です。

Dスイッチはターンの終わりに手札からシールドを2枚仕込めるというもの。《ホーリー・メール》を2回使っている計算で、これだけで元が取れる効果です。

エスケープ用のシールドを用意することが主な目的で、トリガーを仕込むことによる防御は側面的なものではありましたが、デュエプレだと耐性の用意の役割が強くなりました。

《サイケデリック・ガーデン》でトリガーを仕込んだとしても、自分のコマンドが破壊されるとランダムなシールド回収で仕込んだトリガーが回収されてしまう可能性があります。シールド追加を最大限に活用したいなら他のD2フィールドを出して退場させるか、コマンドをあまり採用しないことになります。

エスケープの闇を語っただけではどうにもならないから、誰を守るのか考えてみましょう。元々コマンドに除去耐性を付与できるカードは無かったですからね。

システムクリーチャーであり、エスケープのシールド回収を他のアクションに活用できるカードとして、《龍素記号Sb リュウイーソウ》は候補に上がります。

手札に加えたシールドを元に反撃!

他にはドラグハートクリーチャーが除去耐性を欲している場面が多いです。破壊以外には無敵だけど破壊には無力な《天命王 エバーラスト》や1ターン生存すれば何でもできるけど呪文耐性程度では容易く突破されてしまう《龍素王 Q.E.D.》や《ν・龍素王 Q-END》、シールドが減ってもとどめをさされない《古代王 ザウルピオ》に《恐・古代王 サウザールピオ》、エスケープによる破壊耐性を活用することで無条件に龍解できる《魔壊王 デスシラズ》など、需要は探せばいっぱいあります。

弱くなったことは残念ですが、コマンド全体に除去耐性が付与できるカードは貴重な存在なので、良い相棒を見つけましょう。

《九極の精霊 マウリエル》

FT.革命軍に加入した九極たちは、どのチームにも属さず革命軍をサポートした。

こちらはデュエプレ公式アカウントのYoutubeコミュニティで公開されたカードです。
TCGからの変更点はありません。

相手クリーチャーがブレイクするシールドの枚数を減らす、面白いカードです。
シングルブレイクするクリーチャーは攻撃してもシールドをブレイクできなくなり、《覇竜凰ドルザバード》などによる効果によるシールドブレイクも大体は無効になります。
《マウリエル》が複数体並ぶと誰もシールドをブレイクできなくなりますね。

《光神龍ラル・アブゾーバー》と並べると誰もシールドがブレイクできなくなって相性が良さそうですが、そこには恐ろしい欠陥があります。

《ラル・アブゾーバー》はシールドのブレイク枚数がとりあえず1枚になる効果だから、本来《マウリエル》でシールドブレイクできなくしたはずのクリーチャーにシールドをブレイクされてしまうのです。《超神龍イエス・ヤザリス》とパワーマイナスの関係と似ているから、気をつけましょう。

小型クリーチャーによる攻撃を防げるとなると、《マウリエル》は持ち前のブロッカーを利用して大型クリーチャーの攻撃を止めることになります。《ヘブンズ・ゲート》で出すことを考えると、一緒に出すブロッカーはできるだけパワーが高い方が良さそうです。そこで《金色目 ポラリス》を使うのは理にかなっています。さりげなく《マウリエル》のパワーも上昇させることができるから、受けがより堅くなります。

使い方次第では強力な動きができるので、有効な使い方を見つけてあげたいです。

《D2P ヘビーポップ》

FT.アートによって、世界が終わる。

TCGからの変更点は
・サイズが軽くなった
・ドローが強制になった
・自分のターン終了時にやっていたことがD2フィールドがあると相手ターンの終わりにもできるようになった

この3つです。

環境での使用実績があんまり無いマスター・イニシャルズの内の一人が、あの手この手で強化を受けて実装されました。

ターンの終わりにドローができるカードが1コスト下がって実装されたことは素直に喜ばしいです。一種のドローソースなので、軽ければそれだけで使う理由になります。

5500というパワーは最低限のラインはあります。《勝利のガイアール・カイザー》だけにならギリギリ討ち取られないパワーなので、微妙に良さそう。

5マナになることの凄さとしては、4ターン目にプレイする難易度が大きく下がっていると指摘できます。

6マナだと2→4→6や3→6としないと出せませんでしたが、5マナなら3→5や2→4→5と、一回のマナ加速やコスト軽減で出せます。
《O・HA・NA・P》が特殊勝利達成の役割以外にも3マナで出すコスト軽減としての役割があるから、引けたら4ターン目に出せることでしょう。《O・HA・NA・P》→《ヘビーポップ》と動けば次のターンに《サイケデリック・ガーデン》をプレイできるので、相方とコストが被っているのは気にならないです。

最強のコスト軽減はやはり、《Dの禁域 ドキンダム・ゾーン》です。Dスイッチを絡めれば3ターン目に出せますし、D2フィールドも用意できます。

色マナが厳しいけど、それさえどうにかなれば問題無い

出し先候補としては《殉教の翼 アンドロ・セイバ》がまず思いつきます。早く出した《ヘビーポップ》を返しのターンに除去されてはいけないから、セイバーしてあげたいです。

シールド追加も将来のエスケープに使える


《信頼の玉 ララァ》を出して更なる軽減を見せるのも嫌らしいです。どちらも放置できない性能だから、リソースかコスト軽減か、二択を選ばせることができます。

自分のターンの終わりにできたことはD2フィールドがあると相手ターンの終わりにもできるようになりました。《近未来・シティ》→《O・HA・NA・P》→《ヘビーポップ》と動くだけでも条件を達成できます。

相手ターンの終わりというタイミングは、クリーチャーを踏み倒す場合において最も除去される危険が少ないです。相手が自身のターンの終わりに行う処理を終了してから踏み倒しを行うから、このタイミングで出てきたクリーチャーに除去を当てることは不可能なのです。

これにより、本来1ターンでも生存すると厄介なことになるクリーチャーを理想のタイミングで出せます。
コスト軽減系を出すのも強力ですが、それ以外にも《師団の先導者 ツラトゥストラ》を出してドローソースとして働いてもらったり、《ハッチャキ》を出して攻撃時の踏み倒しを確実にトリガーさせるなど、色々できます。

《遊撃師団》が《ヘビーポップ》の特殊勝利達成に貢献できるから、同棲できそうではある。

最後の能力は、自分のターンのはじめに同名クリーチャー4体とD2フィールドがあれば特殊勝利するというもの。ロマンはありますが、現実的ではありません。
この勝利に必要なのは4体の同名クリーチャーとD2フィールド、それに《ヘビーポップ》と6枚も利用するから、盤面に余裕がありません。受けは呪文に任せる程度の工夫が必要になりそうです。

この特殊勝利達成のために公式は《O・HA・NA・P》をデッキにたくさん入れてくれと公式は言っていますが、それだとデッキの総合力が弱くなるのが難点です。

合理的なのは《時空の英雄アンタッチャブル》で4体揃えることです。5マナの超次元呪文を2回使えば4体揃うし、《アンタッチャブル》が選ばれなくて除去されにくいから、堅実です。

超次元ゾーンや5枚以上採用できるカードを使わないとなると難易度がもっと上がりますが、一番面白いのは《超過の守護者イカ・イカガ》です。
相手ターンの終わりに《イカ・イカガ》を踏み倒し、《イカ・イカガ》から、《イカ・イカガ》を出して一気に4体揃えることで、突然ゲームに勝ちます。同名カード4枚を手札に加える必要があるからかなり大変ですが、決まれば拍手喝采です。

特殊勝利を狙うよりはドローソース兼展開要員として堅実に使うカードになりそうです。

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

光のイニシャルズはロマンこそあるけど実践的ではない性能だったから、デュエプレだとちゃんとシナジーが強く設計されていることに対して好感が持てます。ここまで調整してくれるなら、他のSR達も戦えるようにされるのかと期待できます。

革命軍→革命軍→イニシャルズ→イニシャルズと発表されているので、次回はどちらが発表されるのか、全くの五分です。

またどこかでお会いしましょう。


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