『地獄八景亡者戯』

昨晩は落語でも聴きながら寝ようかと、桂文珍の『地獄八景亡者戯』を選んだのですが、当たり前ですけど時事ネタは全然違ってますね。特に地獄の歓楽街の描写。
米朝師匠のネタでは、
「寄席かて、三遊亭円朝が十日間『牡丹灯籠』やって、よう入ったで」
でしたが、文珍バージョンは、
「お笑いがお好きでしたらNGKへ行きなはれ」
「なんばグランド花月がこっちにもおますか」
「ちゃいまんがな。『なんぼゼニ稼いだら気が済むねん』や」
「あの、呼び込みやってるメガネの男はだれですか」
「横山やすしです。やすしも早よからこっち来てまんねんけど、相方がなかなかこっちへ来えへんさかい、漫才ができまへんねん」
いろんなバージョンをチェックしなくてはと思いましたが、1時間の大ネタなんで、YouTubeで探しても、これをやる落語家は少ない。


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