人間は皆、自分の負けにこだわり過ぎると悲劇に陥る。

悲劇は自己陶酔的で自己愛の間違った形。

デキるヤツでさえ悲劇にあえば我を忘れ我を失う。

だが真のデキるヤツ
は違う。

悲劇をウイルスかのように根絶できるから。

そうして真のデキるヤツは悲劇によって一層デキるヤツになっていくのである。

大小様々な負けと悲劇で出来上がった今の俺。
真のデキる男に仕上がるにはさらなる悲劇が必要なんだろうけど、そのさらなる悲劇に耐え、さらに堪えるほどの強い心はもう持ち合わせてはいないので、真のデキる男は諦めて、小さな喜劇の世界で生きていければと思う、ある土砂降りの夜の心のぼやき。

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