初・THEATER MILANO-Zaについて思うこと

この度、「HIGH&LOW THE 戦国」の観劇機会に恵まれたので初めてTHEATER MILANO-Zaに行きました。
購入・当選した席はS席だったので、たとえ後ろの方でも良席だろう…と安易に考えていたのですが、今回は残念に感じた点が多かったです。
今後同じ会場で何かしらの公演があったとき用の忘備録を兼ねて書き出しておこうと思います。

9割が愚痴です。
作品内容にはなるべく触れていませんが擦ってるとこがあります。







●実際に当選した席

3階席、通路側の席です。
高く、階段が急で、階段の先に転落防止の柵が別に設けられていました。
めっちゃ怖い、マジで。
階段までの距離も微妙に狭くて、中央席の人を通すときに立ち上がるだけじゃ通せないし、ズレてあげようにも来た人が通路を塞いじゃってるレベル。
いったん通路に移ってあげたとしても、階段が小さくて落っこちそう。

椅子は全席共通なのかな…私の足がアベフトシくらい長ければちょうどよかったと思う。


●この席で良かった点

会場全体のフルカラーLED照明演出がよく見えた。

殺陣全体の動きがよく見えた。


●この席で悪かった点

役者が舞台装置の裏からハケるときに丸見え。
ちょっと申し訳なくなるくらい。

一部照明演出を真正面から浴びることになる。必然的に目を覆うことになるし、我慢して見てもまぶしすぎてまったく舞台が見えない。
長時間その状態だったタイミングがあって、目が痛くなってしまった。

背景スクリーン演出が半分以上見えない。
もう全部紗にしてくれ…。

1階席に客降りがあったが、覗き込まないと見えづらい。必然的に後ろの席の人に迷惑をかけてしまう。

音響が弱いように感じる。

役者のつむじしか見えねえ…。


●客として感じたこと

席のランクを切り分けたときに、同じランクの席であれば、同じクオリティと感じる体験をさせてほしい。
これにつきます。
今回の内容であれば、この席がB席8000円とかだったらまだ納得できたかもしれない。
ああやっぱりS席取ればよかったな、とか思えたかもしれない。

でも悲しいことにここはS席なのよね。

作品を体験できる要素が薄まっているのに同じ価格ということは、その分の評価が「この舞台の評価」として反映されてしまうということ。
体験できなかった部分を評価できるわけがない。
私が誰のファンで、どんな風にこのコンテンツを好きでも、それとこれは話が別なのだ。

舞台づくりとして、1階席に照準を合わせるのは意味当然のことだろう。
やっぱり臨場感をより強く感じることができて、役者の表情がよく見える1階席って、どんな演目であってもつぶすことってほとんどないわけだから。
収入源として見込める席を重要視するのは当たり前のことだ。

そもそも音響、照明、演出のつけ方などは、基準を決めないと配置を決めることはできない。
全方位に向けた演出なんてむしろどうやってやるんだって言う話なのでそれ自体は全く問題ないんだが、じゃあどこが問題かって言うと「特定の照準を合わせているのに、そこに該当しない人たちにそのケツを拭わせている」ところ。

このハコはこういう形だから?
この席はこういう高さだから?

そうですか、それはそれとして私たちがその「仕方がないよね」の帳尻を合わせてやんなきゃならない義務ってどこにあるんですかね?
どなたか2階席、3階席で練習なりゲネなりチェックしてないんですかね?それとも本当は2階席、3階席にも演出を入れるつもりだったけどライビュが決まったから取りやめた?

お芝居の内容ではなく、そんなことばかりを考えてしまう。
せっかくチケットが取れたのに、せっかく楽しみにしてたのに、楽しいことだってあったのに。
それくらい、「主催が決めた席の切り分け」が私たちに与える影響は大きいのだ。

どうか私たちに「推しが人質に取られている」などと思わせないでほしい。


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