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キララン34<Spiral🦋>DAY1レポ


それは、梅雨に入り連日の雨の中で
晴れ間が見えた、ある日の事だった。

私は都会のド真ん中で、

雨が多く月蝕ごとに蘇る記憶を食う魔女伝説が
息づくモルグの町に迷い込んだ。


ここで聞いた話は、あまり口にしない方がいいと思った。口にすれば魔女に呪われる....というのは冗談で、ただそう思っただけだ。
今言えることは、恐ろしく美しい違和感が蔓延る幻想的な夢を見ていたような気がする。

いや、見ていたんだと思う。

それでも私は今、現実世界で筆をとっている。
忘れてしまう前に、覚えておく為に、
あの世界で見たことを全て
自分のために記そうと思う。

せめて明日以降同じ世界に迷うかもしれない人の未来が変わらない程度には...


ここに書き残しておきたい。


私をモルグへ誘ったのは、全身黒い服に身を包んだ
探偵と絵本作家の男だった。

探偵は絵本作家より細身で、柔らかい生地の動きやすそうな格好をしていた。探偵の仕事的には動きやすさが必要なのだろうか?

絵本作家は探偵よりも体格が良く、シャツにベストとどこか育ちの良い雰囲気を持っていた。
どこかの貴族の出身なのだろうか?


そして、そんな2人に導かれて迷い込んだ先で
私は夢を3つみた。
夢なのか、その2人の記憶なのかは正直ハッキリしない。


あの真っ赤な花が咲いているという森の霧のように。



1つ目の夢は、
とにかく徐々に感じる違和感が恐ろしかったのを覚えている。
違和感は膨れ上がり、不安定なその世界は不気味だった。
歯車がズレている感覚、伏線とも言えるのだろう。
確実に何かが噛み合っていない違和感に心を掴まれ、状況の把握に精一杯だった。
そして、夢のクライマックスで全てが繋がり違和感が消滅した時、

風の気持ちいい茶畑に立っているような、

そんな爽快感があった。
見た夢の中では1番好きな展開だったかもしれない。


2つ目の夢は、
唯一目覚めが良かったような気がする。
しかし、途中まで同じ夢を見ていると思っていたのに、大きく内容が変わり始めた時、

目の前にゴーストが現れたかのようにゾッとした。


さっき見た夢で得た、いわゆる伏線の意味が全て変わっていった。同じ言葉なのに、意味が違う...。何が原因で同じ言葉の意味が違って聞こえるのか。魔法にでもかけられたのかと思った。音は同じでも意味が違うように聞こえる魔法なんてあるのだろうか。
そんな魔法なんの役に立つのだろう...

とにかく、最初に見た夢の伏線を答え合わせをしながら見ていた私は、この夢では全てが間違いだと気付いて...考えることをやめた。



3つ目の夢も、
もちろん内容は変わっていった。
さすがに驚きはしなかったが、
1番狂気に満ちていた。

結末も壮絶で、目の前で唐突に怒鳴る絵本作家。
恐怖に怯える探偵。
ただ淡々と狂気をその身に纏い言葉を繋いでいく絵本作家には、あまりの怖さに息をのんだ。

あたたかな光を灯した瞳は、赤い満月の光を灯し
目を細め朗らかに笑うその笑みは、目を見開き口元だけが薄く笑っていた。
優しく穏やかなその言葉も、鋭くナイフのように尖っていた。


先ほどまでの物腰柔らかな優しい彼は...もうどこにも居なかった。


一瞬のうちに闇の中へ消えていったように...。



この夢は、彼らに最も近い場所に居たため、喜怒哀楽に色を変える顔も、指先までの仕草も、その首や額を光らせる水の玉も、そして息遣いも真近で感じた。だからこそ、最も夢に引き込まれ出られなくなりそうだった。



私をモルグへ誘った彼らは、何者だったのだろう。


魔女の手下?ゴースト?異形の者?探偵?絵本作家?....役者?


美しくも恐ろしいその世界は、
現実世界では、ダークファンタジーという非現実的な世界で、決して憧れるような世界ではない。


それでも私は、もし機会があるならばまた誘われてもいいかもしれない...そう思った。
モレラの森の中で、真っ赤に咲くモレラの花を見ながら蝶を観察するのも悪くない。
例えそこで魔女に襲われて帰れなくなったとしても、きっとまたそれが物語になり、
モルグで語り継がれるのかもしれない。


何が起こるのか分からない不思議な町、モルグ。

その世界で見た詳しいことは、
そっと心に秘めておこう。

ただ最後に一言だけ、
私を見たことのない世界へ誘ってくれた2人に
感謝を伝えよう。


エリクサー、レイス、ありがとう。

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はいっ。笑
ネタバレを回避するために、内容の感想を言うのは中々に無理があるので、いっそ朗読劇らしく物語風にしてしまえ。という安易な考えでした。笑
そして出来てない。笑

これからは山下誠一郎について、いつものように
書きます。笑

とりあえず会場が想像以上に小さくて、
5列目とかでも普通に近い
下手したら大きい会場の最前と変わらん。
あんな小さいところで、推しの演技堪能できるとか最高過ぎました。

最後は最前だったのですが...
もう近すぎて意味わからんかった。

表情も手指の綺麗さも筋も汗も何もかもが見え過ぎて目線が忙しい。
背中とか胸板とか肩幅とか改めてたまらないなって思って....座ってる時の仕草とか座り方とか好きすぎて....まじで何回か「うわぁ....抱きつきたいあの胸に飛び込みたい.....」って思ってた。
座禅だったら思いっきりいかれとる。
とにかく山下誠一郎を爪先から頭のてっぺんまで見るのに忙しい。見えすぎてもうどこを見れば良いのですか状態。

その上演技や話も聞かないといけないってか
そちらがメインだからもう色々忙しい。
やばかった...

回を重ねるごとにアドリブやギャグもエスカレートしてて、めっちゃ面白かったw
ダークファンタジーなのに、その辺りは普通に声出して笑っちゃったw

あとサイコ一郎をあんな間近で見れて
すごく嬉しかったんですけど、それ以上にまじで怖くてビビり倒した。
急に声荒げた瞬間にビクッてした。
すごかった...まじで...まじでサイコ....ww
あんなサイコパスはじめて生で見たわ。笑

あとは、朗読劇後のトークねぇぇぇぇえええ
シトリンさんと並んでODM着てたり色々目立つ要素あったとは言え

見過ぎなんだってこっちwww
嬉しいけどもうめっちゃチラチラ見てくるから
もうこっちの心臓がもたないwww

み、みてる?さっきから目合ってる...よね?
いや、これは合ってるよね?
め、めっちゃこっち見てるよね?!
って半ばこっちはパニックよwwwwwww

もーーーーーー........

ありがとうございます。とても嬉しかったです。←
今後も見かけたら是非....←

明日もあるし、他の声優さんがこれを演じられる事もあるみたいだし、深くは言えないので
本当にいつものように書けないけど
とりあえず「チケット代高ー!!!」って思いながらも買ったけど、買って後悔なし。大満足の朗読劇でした!
なんなら明日も参戦したい運命だった...
山下誠一郎のエリクサーも見たかった〜

はーーーーー。
まじかっこよかった。
推しの演技を堪能しまくれる朗読劇っていいな。
もっとやって。

浦尾くんの演技も凄い引き込まれたというか。
声量がすごいし、声質も幅が広めなんだろうな。って感じたのと、アドリブ面白いしめちゃくちゃ魅力のある人なんだろうな。と思ったので
ぜんっぜん知らなくて恐れ多いけど、これを機に何かまた名前を見かけたりしたら、注目していきたいと思う!
なんか全然知らない声優さんと共演してくれると、新しい声優さんを知れるから嬉しいですね!

って事で、今回は短めにこの辺で!

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