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真夏の夜の夢 「2022.05.13~15 AI・HALL 伊丹市立演劇ホール」観劇レビュー


はじめに..

あのシェイクスピアの恋喜劇「真夏の夜の夢」
何度もアレンジされながら舞台化されてきたこの作品。
以前から演劇は好きで色々な舞台を見てきたけど、初めてこの恋喜劇を観劇出来るということ、、そして推しメンがメインどころの役柄4人のうちの1人を演じるということもあり、凄く楽しみにしていました。
※推しメンは、ハーミア役の泉綾乃(NMB48)さん!

この物語は登場人物が非常に多いんですよね。
大きくはこの3つの登場人物群、そしてその3群の登場人物が繰り広げるストーリーが絡み合いながら進んでいくドタバタ劇(笑)、、恋喜劇ですね!


◆アテネの貴族
ハーミア(女)←推しメン
ハーミアと恋仲の ライサンダー(男)
ハーミアに思いを寄せる ディミトリアス(男)
ディミトリアスに思いを寄せる ヘレナ(女)
シーシアス(侯爵)、ヒポリタ(女王)、イジーアス(ハーミアの父)
フィロストレート(シーシアスに仕える宴楽係)

◆妖精
パック(ロビン・グッドフェロー。いたずら好きの妖精)
オーベロン(妖精王)
ティターニア(妖精女王。オーベロンの妻)
四妖精(豆の花、蜘蛛の糸、蛾の精、芥子の種)
舞の妖精、森の妖精、歌の妖精、印度童

◆アテネの職人 (劇中劇の役柄)
ボトム(ロバ。役:ピラマス)
フルート(役:シスビー)
クヰンス(役:案内役)
スナウト(役:ピラマスの父 → 石壁)
スターヴリング(役:シスビーの母 → 月)
スナッグ(役:ライオン)

開場そして開演、ストーリー

今回の会場 AI・HALLに足を踏み入れてまず目に飛び込んできたのは、劇場の中心にある円形舞台。そしてその舞台の中央に真っ赤な花が一輪。ほんのりスモークが焚かれ、少し暗めで幻想的な照明。
持ってきたワクワク感が、目の前にある光景を目にし、どんどん膨らんでいった。

着席後ほどなくして、客電が徐々に消え、ある登場人物が登場。

妖精パック。
「プシュー」と自ら口にしながら現れ、舞台中央の真っ赤な花一輪を摘み取り捌けていく。そして、舞の妖精、森の妖精、歌の妖精といった妖精たちの華麗なダンス、コーラスの協演というオープニング。
衣装も、純白衣装の妖精から、深紅衣装の妖精へと切り替わる。
開始からまだほんの少し、、でももう既に目の前で繰り広げられる輝きが凄い!!

物語は、大きくは第一幕から第五幕までのストーリーが展開されていく。

<第一幕>
 昔々のアテネ。
数日後にシーシアス侯爵とヒポリタ女王との結婚式を控えたある日、ハーミアはライサンダーという青年と恋仲だったが、ハーミアの父イジーアスは、ディミトリアスという青年と結婚させようとしていた。
しかしハーミアはディミトリアスとの結婚を拒否。怒った父イジーアスは、親の命令に従わない娘をアテネの法律により処刑してくれとシーシアス侯爵に申し出る。
その場の難を逃れたライサンダーは、ハーミアに駆け落ちしようともちかける。ライサンダーの叔母(お金持ち)がアテネから離れた町に住んでおり、そこで結婚しようと。そして2人は、大公の森を待ち合わせの場所と決めた。

 ところでその駆け落ちの話、ハーミアは親友のヘレナに打ち明け、別れを告げていた。
そしてそのヘレナ、駆け落ちの話をディミトリアスに教えてしまう。
当然ハーミアに思いを寄せるディミトリアスは2人を追って森へ行く。
そのディミトリアスを追って、ヘレナも森へ。そうすればその間だけでもディミトリアスの姿を見ることができるから…と。

 さて一方、そうした恋人たちの事情とは関係なく、同じ日に森へ行こうとしているアテネ人たちがいた。
シーシアス侯爵の結婚式の余興に応募しようとしているアテネの職人たち。
彼らの演目は男女の悲恋物語「ピラマスとシスビー」という芝居。
その芝居の稽古を夜の森でしようとしている。
そして余興に選ばれ披露して、沢山のご褒美をもらおうと意欲満々だった。

ここまででも、主役4人(ハーミア、ライサンダー、ヘレナ、ディミトリアス)の掛け合いが軽快で愉快で、この4人じゃないと表現できない姿が見れてこの先が楽しみになっていた。

さて推しメンは、、何それ…!?という独特な泣き方(笑) 可愛いが過ぎた!(完全に推し補正①)

そしてフィロストレート!!曲者すぎる、面白すぎる!笑
どこまでがセリフで、どこがアドリブか分からない。
もう完全にこの人がこの恋喜劇のキーマンだと分かり、舞台に登場するのを待っている私。(私だけじゃなく、お客さんはみんな思ってたはず!笑)
これはシェイクスピアのセリフ、、これは今回の舞台の演出かな、、これはアドリブかな、、演者さんのセリフも面白くおかしく展開されていて、もう釘付けになっていた。

<第二幕>
 森へ集まったのは人間たちばかりではなかった。妖精たちも森に集まっていた。
妖精王オーベロンと妖精女王ティターニアが印度童をめぐって喧嘩の真っ只中。オーベロンはティターニアが大切にしている印度童を小姓にしたいと話すが、きっぱり断るティターニア。
機嫌を損ねたオーベロンは、いたずら好きな妖精パックをつかい、真っ赤な魔法の花を採ってくるように命じる。その花がまぶたに触れると、その者は目覚めて最初に目にした相手に恋してしまうという不思議な魔法の花。
その魔法の花をティターニアに用い、見苦しい状態にし、その上で印度童を手に入れようというのである。

 全速力で魔法の花を採りに行ったパックと入れ替わり森にやってきたのは、ディミトリアスとヘレナ。ディミトリアスはヘレナを追い払おうとするが、ヘレナはどんなに拒まれてもずっと後からついていく。
 その姿を目撃した妖精王オーベロンは、魔法の花を採って帰ってきたパックに、アテネの服装をした男女を探し魔法の花を男のまぶたに触れ、目覚めた時に側にいる女が真っ先に目に入るようにしてやれと命じる。
パックはまた駆け出していく。
そして妖精王オーベロンは、魔法の花を眠っている妖精女王ティターニアのまぶたに触れた。

いやもう、、妖精王オーベロンと妖精女王ティターニアの存在感が濃すぎる(褒めてます笑)
オーベロン役の鷲尾直彦さん、ティターニア役の中島ボイルさん、2人の声、立ち居振る舞い、オーラが凄い!
そして森を演出している妖精の皆さんが本当に綺麗!
ここでもずっと、演者さんのセリフは面白く展開されていて、ワクワク感が止まらない♪♪

 入れ替わり、ハーミアとライサンダーのカップルが森にやって来る。道に迷ってしまい、今夜は森で眠ることにする。
ライサンダーはハーミアの隣で眠ろうとしたが、結婚前に男女のけじめをちゃんとつけようとするハーミアに諭され、少し離れたところで眠りについた。
 そこへ「アテネの服装をした男女」を探すパックがやって来る。2人を見て妖精王オーベロンが言っていたのは、この男女に間違いない!と勘違いをし、魔法の花をライサンダーのまぶたに触れ立ち去っていく。

さて推しメンの登場!
隣で休もうとするライサンダーを遠ざけるときのセリフ、公演回によって変えていてアドリブと分かったし、寝姿が可愛いすぎた!(完全に推し補正②)

 そして、そこへ現れたのはヘレナ。ヘレナはライサンダーを起こしてしまう。目覚めたライサンダーの目にはヘレナの姿が真っ先に飛び込んで来た。
そしてライサンダーはヘレナに恋をし、告白をし始めた。からかわれていると思ったヘレナは怒って逃げ、ライサンダーはヘレナを追って行く。
一人取り残されたハーミアは間もなくして目を覚まし、ライサンダーがいないのに気づき驚き、森を彷徨いはじめた。

ライサンダーがヘレナに恋をして告白するシーン!
ライサンダーがヘレナの手の甲に何度も口づけをする。そして今の時世柄のセリフ「消毒!」と叫ぶヘレナ。そうして現れたのはフィロストレート!!待ってました(笑)
手に持ってきたのは、「消毒液」!そして、おそらくここはアドリブシーン。消毒液を片手に舞台にこぼしまくっている姿は本当に愉快で、当然笑わずにいられなかった(笑)

 パックは、状況を報告しに行こうと妖精王オーベロンの元に向かう途中、芝居の稽古に現れたアテネの職人たちと出くわす。素人丸出しの芝居の稽古をする職人たちの中で、パックはピラマス役のボトムに目をつけ、ロバの頭をかぶせ、ロバの化け物に変えてしまう。そんなボトムの姿を見た職人たちは驚いて逃げ出していく。
 ひとりになったロバ頭のボトムのすぐ近くで眠っていた妖精女王ティターニアが目を覚ます。そしてその目にはロバ頭のボトムが映り、ティターニアはロバの化け物に恋をしてしまう。
そしてティターニアのお供の四妖精たちを呼び、ロバをもてなし戯れ始める。

ここも、何このシーン…?状態(笑)
シュールすぎて面白すぎる…そして目が離せない

<第三幕>
 妖精パックは妖精王オーベロンに報告。2人は上手く行ったと大喜び。
するとそこへ、ハーミアを追ってディミトリアスが現れ、その様子からパックが人違いをして魔法の花を用いたことが分かる。
オーベロンはパックに、すぐにヘレナを呼んでくるように命じる。
そしてオーベロンは、ハーミアに取り付く島もなく拒絶され眠ってしまったディミトリアスのまぶたに魔法の花を触れ、そこに現れたヘレナを目覚めて最初に見るように持って行った。
 するとそこへライサンダーが現れる。ライサンダーとディミトリアスの2人がヘレナに告白し始めた。ヘレナは、また自分がからかわれていると思って2人から逃げようとする。

ライサンダーとディミトリアスがヘレナに恋をして告白するシーン!
前と同じように、そして今度は2人がそれぞれ、ヘレナの右手の甲、左手の甲に何度も口づけをする。そしてまた今の時世柄のセリフ「消毒!」と叫ぶヘレナ。そうして現れたのはまたもフィロストレート!!再度待ってました(笑)
手に持ってきたのは、消毒液ではなく「さが美の食パン」!!
いや、なぜ!?その食パンを舞台上でちぎって消毒液の代わりにしようとする…いや無理だろ、、そしてもう面白すぎるだろ(笑)
そして千穐楽公演。その衣装と白塗りの姿で、さが美の食パンを使ったあとの去り際のセリフ、、「もうほぼ食パンマン」はズルい(笑)

 今度はそこへ、ハーミアも現れる。恋仲と信じているライサンダーがヘレナを追い掛け回し、自分を邪魔者扱いするのに唖然とするハーミア。
そして怒ったハーミアは、ヘレナを恋盗人とののしる。ヘレナは、親友であるはずのハーミアも、ライサンダーとディミトリアスとぐるになり自分をバカにしているのだと思い、ハーミアに応戦。ハーミアとヘレナの2人は大喧嘩に発展しそうなところ、ライサンダーとディミトリアスがハーミアを取り押さえる。ただこのドタバタは収まらず、今度はライサンダーとディミトリアスがヘレナをめぐって決闘騒ぎとなってしまう。

推しメン ハーミアとヘレナの喧嘩の掛け合い、そして男性2人も交えた掛け合い、本当に楽しく面白かった!
冒頭に思った、ハーミア役の推しメンあーのん、ヘレナ役のゆりさん、ライサンダー役のやまもとゆういちさん、ディミトリアス役の清典さん この4人じゃないと表現できない姿やシーン!
素晴らしい掛け合いで、目が身体がそして心も持っていかれた。
ただ、、推しメンのファンが思わず「おい!!」と言ってしまいそうなシーンの登場…(おんぶね笑)
そして男性2人の決闘になりかけのシーンで、またもフィロストレートの登場!またまた待ってました(笑)
今回 手に持ってきたのは、「ピコピコハンマー」!!いや、もう何でもあり(笑)本当に愉快!
 さてこの女性2人の喧嘩のシーンで、推しメンが「かめはめ波」を撃てるということを初めて知った…もう決して怒らせるようなイジりはしないでおこうと心に決めた瞬間だった…(いや、「かめはめ波」って、、本人知ってたんかな…笑)
 そして推しメンが全力ダッシュで捌けたあと、その様子を見守っていた妖精王オーベロンの口から出た「全力グローイングアップ」やなというセリフ、、
これは、NMB48のユニットで推しメンがセンターをしている楽曲ですね!この瞬間は、泉綾乃推しだけが分かってウケてましたね(笑)
Short ver.のMVがNMB48 Official Youtubeチャンネルにあがってるので、ぜひご覧下さい!(急な宣伝)
➡︎【MV】全力グローイングアップ(Short ver.)

 妖精王オーベロンは、パックの勘違いから入り乱れた関係になってしまった4人の恋人たちの関係を元に戻すため、寝てしまったライサンダーに魔法の花の効力を解く花を触れ、幸せな目覚めとなるように取り計らった。

<第四幕>
 一方、妖精女王ティターニアは、まだロバ頭のボトムと戯れていた。すでに計画通り印度童を手に入れた妖精王オーベロンは、さすがにティターニアとボトムを元に戻すため、魔法の花の効力を解く花を触れた。
そして妖精パックに、ボトムのロバ頭を脱がしてやるように命令する。
目覚めたティターニアは、何故あんなおかしな夢をみていたのかと我に返り、オーベロンと仲直りする。

このシーンでは、妖精王オーベロン、妖精女王ティターニアとともに様々な妖精たちも登場し、華やかにそして輝かしいシーンが展開。2人の圧倒的なオーラも合わせ、見ていて圧巻なシーンそして時間だった。

 アテネの貴族 シーシアス侯爵とヒポリタ女王は、イージアスらを従え朝から森に狩りに出かける。そこで寄り添って眠っているハーミアとライサンダー、ヘレナとディミトリアスを見つける。
 シーシアスは目を覚ました4人に、なぜこんなところで4人仲良く寝ていたのかと事情を訊ねたが、4人ともまだ夢を見ているような感じでうまく説明できない。そしてディミトリアスは再びヘレナを愛するようになり、ハーミアへの想いは消えたとシーシアス侯爵に告げる。
それを聞いたシーシアス侯爵は、ハーミアの父 イージアスが申し立てていた ハーミアの処刑の話を却下。ハーミアとライサンダー、ヘレナとディミトリアスの二組のカップルの結婚式を、自身とヒポリタ女王の結婚式とともに執り行うと伝えた。

このシーン、まず4人の目を覚ますためにフィロストレートが登場!またまたまた待ってました(笑)
今回 手に持ってきたのは、「吹き戻し(ピロピロ笛)」!!それを使いながら公演ごとにアドリブ!
いや、千穐楽公演、、寝ているヘレナの背中が見える席に座っていましたが、ヘレナ役のゆりさん、完全に笑ってるけど寝ている演技中だから必死にこらえてて身体が震えてました(笑)
 そして推しメンのファンが思わず「おい!!」と言ってしまいそうなシーンの再登場…今度は走って抱きつきのシーンね(笑)
私個人は昔から演劇を見ることも多かったり、今も演劇をしている知り合いがいることもあり、舞台では推しメンをアイドルではなく女優さんとして見ていたので、おんぶも抱きつきシーンを見てても大丈夫でしたが、終演後に泉綾乃ファン(大勢の知り合い)は抜け殻状態になってました(笑)
私は喜び跳ねている推しメンの姿に微笑んでました。可愛いが過ぎる!(完全に推し補正③)

 ロバの頭を脱がされ元の姿に戻ったボトムのもとに現れたのはフィロストレート。今度手に持っていたのは、シーシアス侯爵の結婚式での余興の招待状(?)
そしてボトムは仲間の職人たちの元に帰っていく。仲間もボトムが元の姿になって帰って来たので大喜びする。

すみません、、ちょっとこのシーンがうろ覚えm(_ _)m

<第五幕>
 シーシアスの宮殿。華麗で優美な3組6人のカップルたちの結婚式が執り行われる。

推しメンがティアラとベールをつけて登場。いや可愛いが過ぎる、、綺麗過ぎる!!(完全に推し補正④)
このシーン、同じく終演後に泉綾乃ファンと話したところ、ここは親目線になっていたというファンが多数…みんな感情が忙しい(笑)
そしてずっと素敵だと思って見ていましたが、本当に感動したのが衣装!
ずっと純白ドレスのような衣装を身につけていて、その衣装のままティアラとベールをつけたら、もうウェディングドレス!
ヒポリタ女王、ハーミア、ヘレナ、、3人とも本当に綺麗で輝いてました!
衣装スタッフさん制作の衣装が素晴らしかった。
そして妖精の皆さん、、パフォーマンス中の指先まで綺麗で、ひとりひとり本当に輝いてました!

 結婚式の余興として複数の応募があったが、シーシアス侯爵とヒポリタ女王は、職人たちの「ピラマスとシスビー」を選ぶ。
職人たちは張り切って演じ、素晴らしい芝居が繰り広げられ大成功に終わる。
妖精王オーベロンと妖精女王ティターニアも祝福。

職人チームの皆さん、、なんて表現したらいいか難しいんだけど、みんなで同じ方向を向いて全力で自分たちの出来ることを頑張る!という感じ。
このドタバタ劇の中で一種の清涼感があったなぁと思えた素敵なチームの皆さんでした。

そして最後は、演者さん皆さんで締め口上。
そしてそして妖精パックの締め台詞。
真夏の夜の夢は大団円を迎えた。

妖精パックは、成瀬遥さんじゃないとありえないというくらいハマり役ではないでしょうか。
元気溢れる、、だけど心に染みる台詞。本当に素敵な妖精でした。
締め台詞の一言一句を覚えることは出来なかったから、配信を楽しみにしたいと思います。

私がすっかりハマってしまったフィロストレートも、行澤孝さんじゃないとありえないというくらいのハマり役でしたね!本当に笑わせてもらいました(笑)


最後に…

このシェイクスピアの喜劇「真夏の夜の夢」
この物語、そしてこの登場人物たちは、様々な"対"になっているんですね。

●ハーミア=ライサンダーの相思相愛カップル、ヘレナ=ディミトリアスの片思いx2カップル

●人間世界の王様(侯爵)夫婦(シーシアス=ヒポリタ) ⇔ 妖精世界の王様夫婦(オーベロン=ティターニア)

●アテネの貴族 3組6人のカップルの結婚 ⇔ アテネの職人 6人によるカップル自殺の劇中劇

この登場人物も多いドタバタ恋喜劇。だけど構成力が凄い、、これこそが天才劇作家と言われるシェイクスピアの所以なんですね。

そして素晴らしい原作だけではなく、、
素晴らしく輝いていた全ての演者さんだけではなく、、
原作を潤色され演出もされた鈴木洋平さんとプロデューサーの横田裕久さん
円形舞台、2階のバルコニーや上から円形幕がおりてくる立体舞台などを実現させた美術さんとそれを魅せる演出をする音響さん、照明さん
そして演者さんを輝かせるための作曲家さん、衣装さん、振付や歌唱指導のスタッフさん、舞台監督さんetc…全ての方々の力が合わさり実現された、本当に素敵な演劇を観劇することが出来ました。

『我ら役者は影法師
これから起こりたる物語は
とるも足らない恋喜劇
皆様方のお目がもし
お気に召さずばただ夢を
見たと思ってお許しを
拙い芝居ではありますが
夢に過ぎないものですが
皆様方が大目に見て
お咎めなくば身の励み
それではご覧にいれましょう
この「真夏の夜の夢」を』

「真夏の夜の夢」に携わられた皆さん!
拙い芝居なんてとんでもない!!
本当に素敵な時間を、
そして本当に素敵な夜の夢を、
ありがとうございました!!!

-END-

#真夏の夜の夢 #dysmic #NMB48 #泉綾乃

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