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SINKA LIVE SERIES EP.Ⅱ幸祜 2nd ONE-MAN LIVE「PLAYER Ⅱ -神椿市肆番街-」ライブレポート③

皆さんおはこんばんにちは~~、①②引き続きの方は改めてどうも~、残機0です。

今回がPLAYER2ライブレポートの最後、第三部の部分となります。うおおお気を引き締めていくぞ!🐟🐟🐟‼️付いてこい!✋

第一部・二部の記事はそれぞれこちらからどうぞ~ᐢ⩌ ̫ ⩌ᐢっ


4.第三部-肆番街セントラル-

ポエトリーリーディング③

ヘリポートの先にある階段を登り…
改札を通ります。IC対応なのが助かる。
改札を通った先に待つのはスゴイゴツイ電車!
カーゴタワー・ステーションの名の通り、電車の駅だったようですね。
電車、と言えばやはりラスバレのMVを思い出しますね。
『あなたの名前を 教えて─』
なんと新衣装!type-real Betelgeuse!Alnairに引き続く特殊歌唱形態ですね~~!カックイ~~~😭😭😭
スタイリッシュ~~~😭😭😭


~ポエトリーリーディング③~

鏡の中の自分と繋がる瞬間
誰もが見たことの無い真実が現れる

星屑の道を彷徨う 少女の足跡
遠い仮想世界の彼方に 彼女の命が煌めく
デジタルエモーション
DNAのメロディが この世界に響く

少女の祈りが 遺伝子の謎を解き明かす
いのちの歌が絡み合い 響き合う
遺伝子の歌  星の旅人

仮想世界に彷徨う少女の魂が
デジタルの命と少しだけ共鳴する
時間の彼方で 今夜 魔女が踊る

過去と未来が融合する響きの中で
時空のリズムが魂を揺らす
私はplayer 現実と幻想が交錯する場所で今宵
現象にまた  一歩近づく

愛を加えた夢が 今  花開くの
真実の姿を見つけ出す
バーチャルの反逆者が 世界を揺るがす
私 あなたを射抜く銃なんだ

スターダストダンサー
あなたの名前を 教えて

これからの展開として肆番街にいる『輪廻此処』に会いに行くので、ポエトリーの中に彼女のことを語っている場面がありますね。まず、『少女』というのは幸祜ちゃんのことで、『星屑の道を彷徨う=星の旅人』、『祈り』という単語は『prayer』に繋がるので、これに該当します。『私/魂』という言葉もあるので、少女というのは具体的には『幸祜』という魂の器かもしれません。『バーチャルの反逆者』という文脈はよく分からないですが、こちらも幸祜ちゃんを指しているのでしょうか?

また、『鏡の中の自分/彼女/デジタルの命/あなた』は恐らく『輪廻此処』のことだと考えられ、『遠い仮想世界=神椿市』にいる『デジタルの命=物語の中で生きる存在』とも言い換えられます。

他にも、『時空のリズムが魂を揺らす←変拍子のリズム・魂のリズム»1st PLAYER参照』『私はplayer』『愛を加えた夢が今 花開くの←世界の中心で愛を加える»1st PLAYER参照』といった風に、『PLAYER』というライブシリーズの元にちゃんと立っている面を感じます。

その他、この後の展開の示唆として『今夜 魔女が踊る/スターダストダンサー』という、幸祜ちゃんが踊ることも予想できます。実際踊るんですけど。

そして最後、今回のポエトリーでも『過去と未来が融合する響きの中で』と、『過去と未来』というキーワードが見受けられます。

(射抜く銃?)の部分は、上手く聞き取れなかった箇所だったのですが、あるフォロワーさんから情報をいただき、こういう風に聞こえるかも…?というお言葉を頂きました。幸祜ちゃん的な意味として通っている(その後ラスバレも披露する)ので、良い解釈だと思いました。ご協力ありがとうございます!

追記:2024年1月に開催した現象IIにて「ゲンフウケイ」が披露された時、その前にPLAYER2のポエトリーリーディングをまとめたものの中にはっきりと「射抜く銃なんだ」と聞こえたので、これで良いみたいです。

わ~~~~~~~というかもう新衣装嬉しい~~~~~~~~~~~~…………めちゃくちゃ良くないか…………Alnairは可愛さ極振りポニテスカートうわああああああという感じだったけど、Betelgeuseめちゃくちゃオシャレんッヌッッ……😭

言っちゃうとSWAV先生ご謹製史上作画コストが少なめ(でもむずい)な衣装(Alnairもまぁそうだ)で、ライブ終わってから数日間はとにかくFAが描かれに描かれたのでとても嬉しかった……。

SWAV先生のデザイン画、そして新衣装の変身ムービーを手がけてくださった方々を以下に添付しますので、ぜひ、是非見てください……。。。(新衣装のおかげで【神椿ネイル同好会】が発足したの、奇跡)

佐々木さんはこの後のエンドロール・告知映像制作にも携わっています、いつもありがとうございます!


ナナシノウタ

何やら聴いたことの無いイントロ……、
さては新曲!?!???!?
開幕からキレキレのダンス!ダンスナンバーか!!!🕺
ナナシノウタ!作詞作曲、恐らく編曲も大沼パセリさん!
後のMCで明かされますが、『此処へ』に続く幸祜ちゃんへのインタビューを元に制作されたパセリさんの曲です!
『点と点を線で結び』
歌詞を元にした振り付けも健在です!
『0から1に上げてよ!』
『こんな夢物語もいいかもね』
ここの歌詞すごく好きなんだけど、タイポだと文字の濃さに対して電光が強くてあんまりはっきり見えないのだけど、この要素にどことなく『白昼夢』を感じて大好きです。
この空間、とても車内とは思えないまるで宇宙ステーションの中であるかのような造りでめちゃくちゃ好き。このスチールっぽさに比べて電光板に映るリリックデザインがデジタルポップでカラフルなのが、お互いに良さを引き出していてひたすらに好きすぎる。
『ナナシノウタが あなたの意味になって
愛すべき人に ひとつのアイコトバを』
ここ好き。新曲の歌詞って、例えば言葉を聞き取れたとしても漢字にするのかしないか、異口同音の有無もあるので1番正しいのはタイポグラフィを確認することなんですが、そうもいかない場面では己の解釈に委ねられることが多いです。その場合、この場面の『アイコトバ』は、直前の歌詞『愛すべき人』に繋げて『愛言葉』、また『合言葉』とも考えられます。そして、曲のタイトルがカタカナである事を考慮し、『愛/合』どちらにも当てはめられることも併せて、ここはカタカナにするのが個人的に好きかなぁと思っています。パセリさんも言葉遊びする方ですから。
ラスサビ、『見えないストーリー』に合わせたこの振り付け!足と腕と体のひねらせ具合からして本当にしなやかで柔軟性のある大好きな部分なんだ……。。。。
『此処へ』とはだいぶ雰囲気の違うダンスミュージックな分、彼女の笑顔がすごい目立ちます。曲の雰囲気の違いのみならず、此処へ初披露から今に至るまでに幸祜ちゃんの笑顔が増えた日々だったのなら、本当に嬉しいな。
『こんな夢物語もいいかもね』の後の音に合わせた振り入れ。上手く例えられないんですが、1番近い例えのイメージとしては矢を放つような動作でしょうか?好きです。


さて、第三部に入り、新衣装もお披露目したことで遂に16曲目!なんと新曲『ナナシノウタ』です!
初めて聴いた時に「沼パさんぽいな…?」とは思っていましたが、ほんとに大沼パセリさんが手がけてくださったのでした!
その後のMCで明かされたのですが、なんとこの曲は1st PLAYERのド終盤にお披露された『此処へ』と同じく、沼パさんが幸祜ちゃんへのインタビューを元に制作したものだったそうです。リアタイした時にその部分が通信障害で飛ばされてしまったのか、はたまた展開的に頭がトんでいてMCが頭に入っていなかったのかは分かりませんが(前者と信じたい)、ライブを2周目に観た時この事にめちゃくちゃビックリしました。

ひとまず、沼パさんが幸祜ちゃんの曲を手がけてくださったのは『TIME』ぶりだったので、この曲の重要性も相まってめちゃくちゃ嬉しかった………!😭😭
そして、此処へと同じ経緯なので益々歌詞が重要になってきますよね。ということでこちら歌詞起こししたものです~~。

ナナシノウタ  作詞作曲 大沼パセリさん

いつか見た夢もいつの間にか
遠ざかる君もいつの日にか
雨上がり 耐え難い
そんな感じで 生きてます

点と点を線で結び 愛と愛を溶かし合い
現在と 過去を 行き交う
後悔とNIGHTの記憶  尊厳と存在は
あなたに意味をもてますか
(わたしはこれでいいのかな)

見えないストーリー 癒えないロンリー
言葉のない句読点だけが残る
消えたい日に 会いたい君に
0から1に上げてよ
(wo wowo~)作り出す
(wo wowo~)君の世界に
(wo wowo~)結びつく
こんな夢物語もいいかもね

歯痒い現実 危うい真実
泡になって弾けた 閉じこもる鍵部屋
二の次にしないで 愛を持って以て(持って)
枝分かれのような(生活を~)

点と点を線で結び 愛と愛を溶かし合い
現在と 過去を 行き交う
後悔とNIGHTの記憶 尊厳と存在は
あなたに道はありますか

ナナシノウタが あなたの意味になって
愛すべき人に ひとつのアイコトバを

見えないストーリー 癒えないロンリー
言葉のない句読点だけが残る

見えないストーリー 癒えないロンリー
言葉のない句読点だけが残る
消えたい日に 会いたい君に
0から1に上げてよ
(wo wowo~)作り出す
(wo wowo~)君の世界に
(wo wowo~)結びつく
こんな夢物語もいいかもね

あんまり深く考えてしまうと泥濘にはまりレポートが書き終わらなくなってしまうので、考えたことを数点だけ……。
歌詞にある『現在と過去を行き交う』、この歌詞全体の内容ってその部分の通りに展開してるんじゃないかなぁと思います。もしくは、これプラス未来の描写もあるかしら。

『いつか見た夢(過去)』も『いつの間にか(現在)』、『遠ざかる君(現在)』も『いつの日にか(未来)』、『そんな感じで生きてます(現在)』。『後悔とNIGHTの記憶(過去)』、『見えないストーリー 癒えないロンリー(過去と現在)』。
現在と過去を行き交うというのはみんなよくやると思ってて、過去の記憶を思い返すことだったりとか。幸祜ちゃんの場合、その過去の記憶こそが『後悔とNIGHTの記憶』。その記憶とその時の辛さが現在も尾を引いていて、『癒えないロンリー』とか2番目入の『歯痒い現実~』辺りの部分が実際に当たる部分なのかな。

でも今回思うのは、『尊厳と存在はあなたに意味をもてますか,道はありますか』の『あなた』とは、聴いている私たちに当てはまるのかもしれませんが、1番サビ前には『わたしはこれでいいのかな』ともされているので、幸祜ちゃんにも適応されることがわかります。でもそれらの疑問、悩みに対して寄り添おうとするのが『ナナシノウタ』。

『ナナシノウタが あなたの意味になって 愛すべき人にひとつのアイコトバを』、なんですよね。『ナナシノウタ』とカタカナ表記にすることによって、実際に『あなた』が当てはめる『意味』を1つだけに絞らず、人によって色んな意味をそこに当てはめられる効果があると思うんです。『名無しの歌/名無の歌/ナナシの歌/名無しのウタ etc.』、もうこじつけですがひとつに絞らないだけでこんなにも読み替えられる。

あとは、うーん『言葉のない句読点だけが残る』の落とし込みが難しいな。0から1に上げてくれるような君がくれた文章の言葉だけを大事に切り取って、その分句読点だけが残っているように見える、みたいな。うーん。

でもやっぱりナナシノウタで好きなのはCメロの展開と、『点と点を線で結び/君の世界に結びつく』っていう要素なんだよね。『此処へ』の歌詞では、『平行線で笑う 私を見て あなたを見つけ』っていう、幸祜ちゃんが配信等で笑っている『幸祜』の様子=『平行線で笑う私』を見て、その配信の先にいる『あなた=観測者』を見つける訳なんだけど。でもそれと同時に、1st PLAYERのMCにある『いつでも 振り返れば私がいます。』の体現でもあるのよ。平行線上にいるなら別にどこでも、前でも後ろでもいいんだ。
けど今回のナナシノウタは、『点と点を線で結』ぶし、『君の世界に結びつく』わけで、たとえ平行線だとしてもその点と点はしっかりと線で結ばれているの。
つまりこれは最近幸祜ちゃんの言う、『振り返れば私がいるんじゃなくて、もう隣に居続けられるような(意訳)』っていう趣旨と当てはまるわけなのよ。たとえ俺らが、振り返らずとももう幸祜ちゃんは隣にいるような存在だよ!と言ったとしても、彼女自身が納得する様な領域にまで到達しないと、自分でそれを飲み込んだり口にしたりはしないと思うんだよね。だから、この変化に1stからの時の流れ、そして幸祜ちゃんの成長(今回のダンスや歌周りも含めて)を感じるの。なぁ、分かるか?好き。
結局自分が何を言ってるのかよくわかんない。まさにもう、俺らと幸祜ちゃんが線で結ばれているこの奇跡が、本当に夢物語なんだよな。あゝ

(あんまりお求めじゃないかなと思い、出典の方に書き連ねてる、見にくくてゴメン♡)

ナナシノウタ、マジで好きなんだよな。はぁ。。。、、もう全部好き。俺に言えることは無いよ。聴いてくれ頼む。
この曲もピアノの味付けが強くていいなぁー!!タイトル出る瞬間のスクラッチ音好き。それとその後に続くギター音!
もう全部好きだからここが好き!ここが好き!って言い出すとキリがないんよな。2番目入の沼パさん節、いわゆる軽いラップパートの部分、歌い方変えてるマジで良いよな……。2番の『後悔とNIGHTの記憶』の歌い方大好き。
というかもう『ナナシノウタ』っていうタイトルが好き。幸祜ちゃんの曲ではあるのだけれど、名無しの存在にも捧げられる、捧げてくれるようなそんな曲にもなっているし、先程のポエトリーが『あなたの名前を 教えて』からの『ナナシ』は展開的に超天才。

TIMEのようなガチガチに(?)振り付けがある曲というより、軽快でつい体を揺らしたくなるようなダンスナンバーだからすごい楽しい曲だなって思う。もうそれこそ、幸祜ちゃんの歌声、振り付け、バンドアレンジ、ステージ等々五感で楽しんでくだされというような感じだ……。観てくれ……。俺の言葉では良さを伝えきれない。良さの晶子……。。


the last bullet

……!?この、コーラスはもしや…!?
なんの光ィー!!!
乗っていた電車が展開図のようにパッカーン!!
線路の上を走る屋外ステージへと変貌しました!!!
てか左右の部分見て欲しいんだけど、車内の電灯が折り畳まれていくのあまりにも性癖すぎる動きで鼻血出た。
おれ、このドローンの内のひとつになりたい……。
幸祜ちゃんのミニライブではドローン的なカメラワークが売りだったのですが、今回では実際に演出として飛ばしてしまうとは……!
というか今回、イントロで2回盛り上がる場所があるのえぐい。まず幸祜ちゃんのドデカフェイクから少し間を置いて、そこから本格的なイントロに入っていくこの二つの山よ!
the last bullet!!!!!作詞作編曲はDIVELAさん。
この流れは激アツすぎる!!!!!!!
スクショだけでも見て!この疾走感!!ビルの谷間を駆け抜けていくよ!!!!!!腕を振れ!!!!!!
Hello!Hello!『手を挙げてよ』
Hello!Hello!『いつものように!』
『真っ赤な未来 今撃ち抜いて!』の後に片膝立ちするの、さすがに良すぎる。世界の宝。秘宝。守るべき存在。
ラスバレ大好き振り付けが1つ、『時間がないよ!』
『届いてる?』
届いてるよーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭、いつものサビ前セリフ差し込むとこでこれはズルじゃん…………ZURU…………
ラスサビ前のここ、カッコよすぎる……………。
『今の僕は  負けない!』
ラスバレ大好き振り付けが1つ、『進みだした時計の針!』後ろから見る髪めっちゃ良い。
完璧だ………!キマった……!この場面といい、1番サビ入り、間奏で赤ライトが使われていていいですよね。カッコ良さも重視ですが、曲中にある『真っ赤な未来/火/炎』も少しは意識されているのかなぁと。おぉ、というかここにも『未来』という要素だ。あとこのライトに照らされたおかげで、本来赤く光っている星、ベテルギウスの代わりにもなっているシャレ演出です。多分意図してやってる。


さぁーー!!!!!!来ました17曲目は『the last bullet』!!!!!通称ラスバレ!!!!!
うおーーーーー最高だ~~~!!!!!!!この展開は~~~~~~ー!!!!!!!あああああ~~~~!!!!!!
このまま黙って電車乗って目的地に着くわけが無いんだよな……。まさかの車両がパッカーンですよ!制作陣は僕と握手!天才すぎる……。というか外の様子見たら結構スピード出して走ってたの笑った。幸祜ちゃんの体感が強すぎる。軽トラの後ろくらいなら立ってても行けるべ!とか考えてた幼い頃の私くらいやばい。吹っ飛ぶ。

もうラスバレは幸祜ちゃんの『ロックシンガー』を体現するDIVELAさんの最強ソングで……。内外ともに高い知名度とMVの再生回数を誇っている、幸祜ちゃんの代表曲です。
同じ車両に同乗し喚き散らしていた幸祜ちゃん大好きおじさんによれば、「ラスバレ嫌いなやつ居なくないかァ⁉️本当の事だからだ‼️」と唾を飛ばし叫んで泣いていました。色んな人が、居ますね。

そりゃあもうラスバレは代表曲なので披露すれば間違いなくブチ上がり、様々な機会で披露されてきましたけども、いや~~~~~今回は……ヤバい。
まずさ、普段とは違うアレンジでイントロを長く取る手法、マジで好き。ピアノ良すぎ。で、ドラムが来る!!!!そして幸祜ちゃんのフェイクとギュウウウンンギター!!!、間を置いて……、ガチイントロ!!!!!!ぎゃああああああああカッコよすぎる!!!!!!!!!イントロアウトロのギター良すぎ。

今回はガチでマジなロックバンド編成なので、そりゃあもうラスバレで猛威振るいますわ!Bメロのギター、ヤバい。カッコよすぎる。サビも良すぎ。2番でまた変わるのもいいよね。
幸祜ちゃんに関してはもう普段以上の出力を出している点と、ラスサビの今もう生で歌ってます!!(そりゃそうなのだが)今この瞬間でしか出せないものがある!!!という感じの声の絞り方が大好きだ………!普通に考えてこれ17曲目ですからね。完璧に歌えてるの凄すぎないか???

(2023年9月24日追記)
SINKA LIVEのMV公開は、新衣装後の既存曲にも適応されるとじょちょの前例で予想していたのですが、うおおおおおおおラスバレ公開来た~~~~~~!!!!!!!!
幸祜ちゃんYouTubeオリ曲リストにはMV未制作かつライブMV公開曲も入っているので、この前の『bliss』公開はその枠だったみたいですね。マジで偉い。
夜光はライブ展開上めちゃくちゃ長いし、ラスバレは新衣装後の激アツ展開シーンなのでマジで英断です。うおおおおおおおおおおおおおおお全人類みろおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!



MC④

『新しい衣装!type-real Betelgeuse で、でーす!』
良すぎ~~~~!!!!!!
『この衣装はですね、星の名前とその星の言葉がモチーフになってるんですけどぉ、今回は”ベテルギウス”という星の名前で、星言葉は「煌くばかりのセンス」という意味だ~、そうです。フフンッ』腕プラプラするの可愛くて好き。
『そして先程歌わせていただいた”ナナシノウタ”は、パセリさんに作っていただいた新曲なんですけど、あのぉパセリさんに実際にインタビューしてもらってぇ、私のことをいっぱい聞いてもらって、それを形に、歌と歌詞として、曲として形にしていただいたものなので、私自身もすごくあのー、大事な曲です!』
『原曲のオリジナルの方は、ダンスナンバーになってるので、ぜひ、そちらも楽しみに待っててください!』
『さて、PLAYER2も残すところあと僅かになってきました。あのー、自分をさらけ出すこと。は、すごい怖いことでもあるんですけど。  全てを皆さんにぶつけるので、受け止めて、皆さん自身も、私にぶつかってきてくれると、嬉しいです。』


コンストラクト-ユニオンプラザ・ターミナル-

ユニオンプラザ・ターミナル、デカい。都市景観に対してこの建物の意匠はめっちゃセンスありますね。好き。
あっ!野生の狐子ちゃんが現れた!🦊
ここからは音楽的同位体のゲストパート!
狐子ちゃん、狐耳がふよふよ動くことであまりにも有名。
なんか今回はより可愛く感じる。かわいい~~~
コンストラクト。Construct.作詞作編曲はメドミアさんで、音楽的同位体狐子ちゃんの楽曲です!
イントロ、間奏、アウトロでお互いタップダンスの掛け合いするの良すぎないか……?LITの時もそうでしたが、狐子ちゃんも幸祜ちゃんと合わせて生き生きと動いてくれるの嬉しいですよね!素晴らしすぎる。(中の人ありがとう)
『寝れもしない冴える頭針は回る』
右手で回す動作
『丁寧に開けたドア なぜか今日はやけに涼しい』
両手でドアが開いた動作。これまで幸祜ちゃんの振り付けのこだわりを観たからこそ、狐子ちゃんにもちゃんとそれが反映されていて凄いびっくりした!
ターミナルの中もすごい作り込み!内装も電光掲示板も、中心にあるオブジェクトもそれっぽくて凄い。乗り場の案内を見てみると、「1 廃墟地区ゆき」「2 研究所ゆき」「4 藝術大学ゆき」「5 遊園地ゆき」。幸祜ちゃんがターミナルの中に入る時に下を通ったのは、「劇場入場口・劇場広場、モノレールステーション」で、モノレールステーションから来てこの先の劇場方面に向かうことになります。
ちなみに、『神椿建設中。NARRATIVE』の肆番街の施設を参考にすると、「廃墟地区→クオリア記念病院跡」「研究所→神椿市フラグメント研究所(街中心地の一角に立つ)」「神椿藝術大学」「遊園地→フリージアランド(街のはずれ)」にそれぞれあたります。3番乗り場は恐らく見えてないんですけど、予想するなら人の出入りが多い「学者村」かな。でもそこは研究所方面とセットかもしれない。
他にも、電車の発車時刻が当時のライブの時間帯に沿って設定されていたのもポイント。こういうとこまで細かいとニコニコしてしまう。
華麗に位置チェンジ!そして、2番の『お気に入りの靴を履いて 財布だけ持ってどこへ行こうか』辺りで幸祜ちゃんがしゃがみます!ここは狐子ちゃんのターンだよ、というような感じですかね。
『🦊晴れるって言ってたな』の後、立ち上がりながら『一番最初何を見たっけ』、うお~~良い……。
綺麗に2人並んでフィニッシュ!いや~素晴らしい。ブラボーー!!!!


18曲目は『コンストラクト』!メドミアさんの音楽的同位体狐子ちゃんの曲です。SINKA LIVE内での段階を踏む上で、どうやら音楽的同位体とのコラボ枠は欠かせない展開なようなので、いよいよ本当に終盤に近づいてきたという感じがします。
コンストラクトは、r-906さんに始まる狐子ちゃん曲が公式を旗手に作られた、その中での4番目の曲で、当時はもう私ちゃんと追うぞ!という気持ちなのもあって聴きに行っていたのですがもうすごい好きで。MVも狐子ちゃんのイラストも!久方聴いていなかったのでまさかデュエットcoverしてくれるとは思っていなくて、そりゃあもうめちゃくちゃ嬉しかった……。ほんとにステップ踏みたくなるような鍵盤の音なのよね。cover曲なので原曲のURLを一応貼っておきますね。

コンストラクトの歌詞を実際に見てもらいたいんですけど、ポエトリーにもあったように『過去と未来』、そして『今(現在)』の描写があるんですよね。一貫したテーマなんですかね~。

未来がこんな僕を飲み込んでしまうなら今夜抜け出そう混沌の街から
理由なんていらないような 新しい今始めようよ

そんな未来だけ見えるまま今日だって

答えなんていらないような上辺の過去置いてこうよ

『一番最初何を見たっけ~』から『僕を置いて世界は変わる』の部分、特に後者は「ありふれた、レプリカント」の歌みたの際、『周りや環境は変わるのに自分の心だけはなぜか置き去りになっている。』という過去の実体験を語っているので、他の歌詞も含めて、彼女自身が強く共感した上での選曲なのかもしれません。まぁ、引き合いに出したとはいえ、『この店って前からあるっけ?』みたいな具合なのはそれほど深刻に捉えるような状況でも無いかもしれませんが…。
あと、歌詞中にある『混沌の街』って肆番街にも言えそうですが、現実世界だと雑多な東京の街が当てはまりそうですね。


にしても、本当に好きな曲だから歌ってくれて嬉しい。一緒に歌うとやっぱり狐子ちゃんとは違うな~ってのを感じますね。バンドアレンジいいなあ、後半の曲はピアノさんが本当に良い味を出している。
サビの『飲み込んでしまうから今夜』の『今夜』、『置いてこうよ』の歌い方好き。『一番最初何を見たっけ』からのパートはやっぱり狙っての割り振りなんでしょうか、歌い方好き。ラスサビ幸祜ちゃんパート好き!!!!最後の『朝日だけでも見てから帰ろう』の、狐子ちゃんと重なっている分『帰ろう』の歌い方の良さをめちゃくちゃ感じている……!歌ってくれてありがとう……😭

そういえば、『コンストラクト』とは、あるサイトによれば『物事の領域多様性=(自他を)認められる幅を増やしていく』という、心理学的な言葉であるそうです。
ラスサビ歌詞中にある、『僕は歩いた ただただ歩いた 疲れてもずっと眺めてた混沌の街はもう 今意外と嫌いだって思えないな』→『いつかは”そうやって”僕を許していけるならいいなって 思うのは月光のせいかな』という展開にあるように、抜け出そうともしていたこの混沌の街をずっと眺めてたら「案外嫌いじゃないかも。」と思うようになって。じゃあ自分のことも、この混沌の街みたいに段々嫌いじゃなくなっていけばいいな、受け入れられればいいなっていう、「自分を認められる幅を増やしていった」描写に他ならないんだよね。
先程のMCにあったように、今の自分をさらけ出そうとしている幸祜ちゃんにとって、この『コンストラクト』という要素は本人にとっても、そして今から彼女の想いを聞く私たちにとっても重要なことだと思います。

あと、遺伝子工学の分野ではDNAを構築する物質を『コンストラクト』と呼ぶそうなので、ポエトリーにあった『DNAのメロディ/遺伝子の謎/遺伝子の歌』に意味がかかりますね。抜かりない。


破壊少女

破壊少女。Gurl of Destruction.作詞作編曲は香椎モイミさんで、こちらも音楽的同位体狐子ちゃんの曲です!
にしても、Betelgeuseが白い上に黒色との塩梅、髪の色からして狐子ちゃんと隣り合わせは本当に映えますね~~!通常衣装によるレシラム・ゼクロムみたいなのも好きなんですけどね。
『そう私 』『『破壊少女!』』
『お別れのキスでもしましょうね』
曲の終わりも息ぴったり!


19曲目は『破壊少女』!瞑目、レイヴン・フリージアを手掛けてくださった香椎モイミさんの狐子ちゃん曲です。
ライブ開催前、幸祜ちゃんの歌ってみたとして同曲が選ばれていたので、Anima2と同様に披露する曲のどちらかは既に歌っている枠になるのでしょうか?
あと、この曲の内容を知る上で、原曲の概要欄にある文章には必ず目を通して欲しいので、幸祜ちゃんの歌ってみたと併せて貼っておきますね。クロノイさんLove!!!!

あの、歌ってみた聴いた時から思ってたんですけど、瞑目ともレイヴンとも雰囲気の違う、モイミさんの恋に関する曲歌ってくれるのハオすぎる。破壊少女ではもう特に伸びの良い突き抜ける真っ直ぐ綺麗な声が映えまくりで好き好き好き。イントロからもう良すぎじゃん。

狐子ちゃんが歌う横で英語の部分歌うのも良さ。そういう分担だからそうなんすけど。サビ好きすぎる~~~~!!『偽り~~~~~無い愛も~~~~~』、ここ、もう、なんて形容すればいいのか分からないんだけどめちゃくちゃ好きやねん……。伸びよすぎ……。サビ終わりの『破壊衝動!』の『衝動』の歌い方好きだ……。間奏の『ha~a~~aaa~~~』好きだ~~………。好きしか言うとらん、語彙どこ……。
『仇花』、『大道』、『Don't be shy もっと食べさせて』、この辺りのゾーン雰囲気変わるから好きじゃ~~~歌い方。天誅のcoverを思い出すなぁ。Cメロのヴァイオリン、ほんとにモイミさん。好き。

バンドアレンジ、コンストラクトもそうなんですけど原曲のリスペクト的にやりすぎることはせず、かと言ってちゃんと耳を澄ませると良いアレンジしてるんすよね。サビのピアノ、Bメロサビのギターとか。え、サビのピアノ良すぎないか??デュエットはラスサビも良いし、もう全部良いよ。狐子ちゃんも一緒に歌ってくれてありがとう。

狐子ちゃんとは此処でお別れ!手振ってお互いニコニコしているの本当に好き。笑顔が素敵なのは(狐子ちゃんにとっての)オリジン譲り!
Anima2の時は特にお別れのやり取りもせず、ステージに取り残される星界ちゃん…🥲という感じだったので、この2人の絡みは本当に観ていて嬉しい。イノセンス🤟


肆番街セントラル-ハイライズ・テラス-

本日2回目の改札。その先にはエスカレーターが。
エスカレーターは乗ると動く式。節電。止まっているエスカレーターを見るとなんだか不気味に感じるのは私だけでしょうか?
神椿最新newsの画面にノイズが入り、『輪廻此処』らしきシルエットが映し出されます。その直後、レイヴン・フリージアのイントロが流れます。一番(?)王道アニメ主題歌ぽい雰囲気を醸し出しているので、今の展開にピッタリだったんでしょうね。『物語世界の自分』との邂逅は、もうすぐ目の前までやってきています。
ハイ・ライズ、たしかに高層建築が周りに多いならではの命名。中央にそびえる重厚な建物は、先程の案内板にあったオペラ劇場でしょうか。
テラス、普通にめちゃくちゃ雰囲気良くて泣いてる。
綺麗だなぁ、オシャレ。
幸祜ちゃんは再びステージに……。


私を纏う

私を纏う。Bask in Light.作詞作編曲は廉さん。
新曲です。
『春風を身に纏い明日を見る』
大きなタイポグラフィがとても映えます。
『私だけの色は此処にあって この日々を彩るでしょう』
私を纏う。なんと英訳はBask in Light。
直結すると幸祜ちゃんは『Light=光』ということになりますが、私を纏うの後に『夜光を呼ぶ』を披露する点(同曲MVで幸祜ちゃんは夜光を纏っている)。直近で考えるならアブボでは『Particles flood from the wings as they fly away,clad in lights/光を纏い飛び立つ翼から、粒子が溢れている。』(『I remember the glimmer you showed to me/あなたが見せた煌めきを覚えている。』)という『光』の要素、そもそもフェリキタスさんの提供曲には『光』という要素がある(と、個人的に思っている)など、色々と考えられます。
『ありがとう。』
こちらこそなんだよ…………。
バンド演奏が終わる音に合わせての振り入れ。カッコよすぎて流石のロックシンガー。


テラスにあるステージに移り、20曲目は新曲『私を纏う』!歯車、ミラージュコードに引き続く廉さんの提供曲になります。

もうなんというかこの曲は、その後の展開を見て聞いて知ってから、その状態でもう一度見返すと味が更に出てくる点と、この歌詞を読み込むことがすごい大事になってきます。泣きます。

私を纏う    作詞作編曲 廉さん

不透明な私を纏い
いつの日か変われると信じてた
わかんないよ マニュアルも無い
何故か 零れた涙

誰かになぞって歩いた 弱い日々に
いつか 終わりの日は来るのかな
今日こそはなんて弱気で 着た制服
何処か 幼く見えた

自分らしく生きたいだけなのにな
誰かと比べる矛盾の日々
背伸びした人生が 自分らしさを奪った
まだやり直せるのかな

春風を身に纏い明日を見る
誰かと比べるのはもうやめた
私だけの色は此処にあって
この日々を彩るでしょう

広がる景色に偽色が舞う
きっと 最初からあったのに
見えないふりして逃げていたんだ
いつだってそうだった
冷え切ってしまった心の温度
追い風纏ったって
変わる事が怖くて踏み出せない

不透明な私もやがて
あたりまえに大人になるのでしょう
未完成な私を纏い
春が咲かせた涙

春風に恋焦がれ夢を見る
花は舞い季節を追い越していく
私だけの色が此処にあって
鮮やかに彩るでしょう

咲かせや花 いろはに憂い
悩ましき青春と青い日々
頬に触れた 桜花は巡り
私を彩るでしょう

まず突出したいのは『春』の描写の美しさですよね。四季に囲まれて生きる我々日本人にとって季節の風景は想像しやすく、『春風/花は舞い』、『咲かせや花~』からの展開は特に分かりやすく、趣旨は変わるかもですが幸祜ちゃんの卒業シーズンのイラストを思い出します。

第二に、廉さんらしく『纏う』という要素をポイントに、『不透明な私/未完成な私/春風/追い風/』と、歌詞中で様々なものを纏わせています。『風』に注目すると、レイヴンの『天つ風 過去に誇りを』という歌詞を思い出します。

第三に、『色』の描写。『不透明な私』の色はやがて『自分らしく生きたい』という『私だけの色』に変わり、『この日々を彩る』。『此処にあって』は歯車の受け売りですが、やはり好きな展開ですね。
その後、2番では『広がる景”色”に偽色が舞う』。周りにいる誰かに合わせて『自分の色』を変える日々。『きっと、最初からあったのに見えないふりして逃げていた』と、私が不透明だったのは『私の色』を見ないふりしていたから。あるはずの私の色と、周りに合わせて変化させる偽色を抱える『矛盾の日々』の末、『冷えきってしまった心の温度』。『いつの日か変われると信じてた』自分が、今となっては自分の色が偽色に蝕まれ、”変色”してしまうことが怖い。
私の中に眠る『悩ましき青春と青い日々』の記憶が春風となって背中を押し、私を前に踏み出させる。春風を身に纏い己の人生の過程で手にしたあの時の、あの瞬間に確信した『自分の色』を手放すことなんてやっぱりできない!舞う花は春風、『自分の色』の象徴。それを抱えてあらゆる日々、季節を追い越して、その歩んだ道を鮮やかに彩っていく。
『春が咲かせた涙』と『頬に触れた桜花』はリンクしており、頬から零れ落ちた涙も、頬に触れた散っている花びらと同じように『私を彩る』。つまりは、これまで流した涙も季節が巡るのと同じように私のところに巡り巡って、意味あるものになっていく、彩るものになっていく。

最後に、ミラージュコードとの関連。ミ『誰かに沿って歩く未来で私笑えるかな?』纏『誰かになぞって歩いた 弱い日々に』


私を纏う……色々考えさせられますよね。この”私”っていうのは、幸祜ちゃんにとっての『幸祜』という存在のことだと考えられるな~ってひとつ思っていて。
幸祜ちゃんがよく言うのは、『幸祜』で居る時の方がより素を出しやすい、という話です。歌詞に沿うなら『自分の色』とも言えるでしょうか。
『伝えることが苦手』という彼女にとって『幸祜』という存在は一種の『鎧』だと感じたそうで、より自分を出すことの出来る『鎧を纏う』、つまりは『”私”を纏う』という風にも考えられそうです。

他にも、『悩ましき青春と青い日々』という歌詞から、何故今回の新衣装『Betelgeuse』が本来の星の赤色ではなく、ベースが青や白色なのかの理由についての1つのヒントになりそうです。

先程のちいさ~~い文字で書かれた考察をベースにするなら、幸祜ちゃんが『煌くばかりのセンス』を存分に発揮できるのは、『私だけの色』を確立したから。そしてそのベースには、『悩ましき青春と青い日々』にあると思うんです。
その期間は、『私だけの色が此処』にある、と確立するまでの紆余曲折の日々。そしてその苦しさの中にはほんの少しだったとしても楽しいことがあったはず。
そんな青さを彼女は纏っているんじゃないかなぁとも。

ラスバレの演出では、赤いライトが白い服に投射されて赤みがかっているシーンが何度かある。こじつけだが、逆に白と赤でピンク色にも見え、春を想起させる。


そしてベテルギウスと言えば、赤色。赤く見えるのは星の表面温度が低いから。赤い星は質量の小さい星か、年老いた星だとされていますが、ベテルギウスは後者。超新星爆発が差し迫っているとして、星の死が近いと注目されている存在でもあります。もちろん、星の寿命のスケール的に生きている内にその現象が観測できるかは甚だ謎ですが、市井にそのイメージを持たれてしまっている分、不本意とはいえ赤色はやや不吉な色にもなり得るのでしょう。
そんな『真っ赤な未来』は撃ち抜いてしまえばいいし(ラスバレ)、まだ彼女は年若く、熱いモノを抱えて生きている。すなわち魂としてのロック。幸祜ちゃんは青白く輝いてこそ、です。(今後赤い衣装が出たら赤だけに赤っ恥である。)(アブボは別案件です)
また、デザインしたSWAV先生が衣服であんまり赤色を主体として用いないイメージがある、という点もあります。

話を戻して、そして言わずもがな、曲も最高です。廉さんの最強編曲をベースにバンドアレンジが最高すぎ。というか待って。個人的な解釈をしてから観ると幸祜ちゃんの歌声で涙止まらん。どうしよう、言葉が出てこない……。

やっぱりサビ開口一番の『春風』が良すぎるなぁ。。幸祜ちゃんてあんまり春というイメージがつかないんだけど、こういう曲を歌われてしまうと……。🥲春という暖かみのある季節感である一方、『冷え切ってしまった心の温度』という箇所が幸祜ちゃんの歌声も相まって、一層対比感があるなぁと感じる。

演奏最後のパフォーマンスなんてまさにもう、幸祜ちゃんの色の体現だよね。右手左手を上げて上に掲げ、ゆっくり横に一回転、小走りで横数回転した後片腕を振り回し、片腕だけ上げてもう一回転、片腕を掲げ~ドラムの音に合わせて左右の腕を振り~両腕を上げて~振り払い~もう一度上げて~広げて~閉じる。は~~~~かっこいい。口で言っても分からないからもう全部見て。ライブの最初から。待機画面から。うん。

ここでもドローン含めた照明が映えていて、先程の光を纏わせるかのようなライトの当て方、照明で幸祜ちゃんを『彩る』かのような演出でとても良かったな、と。と。

『私を纏う』のタイトルロゴ・リリックデザイン、リリックモーションを担当していたのはこの方々です!柊綴さんとても良かった……🫰


夜光を呼ぶ

このピアノのメロディは……、なんでしょうか?
夜光を呼ぶ!Recall Me.作詞作編曲はFeryquitousさん。
『救世 幻想から』
今回の夜光を呼ぶはひと味もふた味も違いますね!
なんとイントロはサビ(英語のコーラス無し)の歌い出しから始まりました……!
『浮かび上がる 振り切りたい面影に 重ねられた欲の泥』
一旦溜めてからサビに入りましたね…!やっぱり夜光を呼ぶのサビタイポは『夜  光  は』って順番に出るのが一番好きです。まだ1番サビでもバンドサウンドがなりを潜め、厳かな雰囲気を維持しています。
間奏でついに音が解放……!
それに合わせた幸祜ちゃんの動きが好きです。
先程に比べて光を纏うかのような、照明の当たり具合がより目立っていて良いですね…!夜光を呼んでいる!
『街と 堕ちていく~~~~!!!!』
この場面の後、幸祜ちゃんをバックカメラから捉え、幸祜ちゃんの後ろ姿とハイ・ライズを一緒に映しているのが粋です。ラスサビ前の間奏への流れ本当に好きだなぁ。
夜光を呼ぶのこのリリックモーションずっと好き。
本当に天才だと思ってる。
ラスサビ入る瞬間のドンッに合わせて一瞬だけ前のスポットライトの明かり強くするの好き。あゝ。
なんと。幸祜ちゃんが居るステージが動き始め、オペラ劇場の方へ向かっています!そういう仕組みか……!
曲終わりに再びタイトルロゴが…!こういうの好きです。
今回はステージ移動のゆとりにあわせ、アウトロが特別仕様!ギターのメロディが映えまくり、ピアノの音に合わせて幸祜ちゃんが半回転!良すぎる!!!!!
特別仕様のアウトロで幸祜ちゃんが何もしないはずはなく…!間奏の英歌詞を再び、そしてアレンジマシマシで歌い上げます。うううううう良すぎる大好きすぎる……!
遂にここまで来た、という感じです。(; 'ω')ゴクリ
肝が据わったような、覚悟が決まったような。
そんな表情をしているように見えます。


21曲目は『夜光を呼ぶ』!瞑目、ラスバレの間に位置する、player企画第2弾の楽曲でもあります。披露は去年のシンギュラリティライブ2での狐子ちゃんとのデュエット以来となるでしょうか?
『私を纏う』では『Bask in Light』、『夜光を呼ぶ』では『Recall Me』となっており、私が”Light”、夜光が”Me”と訳されているのは興味深いですね。

そして、このライブも遂にラストへ近づき、肆番街の方も随分と奥に足を踏み入れて、クライマックスの予感がしつつあります。そんな中の、この夜光を呼ぶのアレンジですよ!素晴らしすぎるという他ないです。
第一部の方で瞑目・bliss・(Dear)といった、幸祜ちゃんのしっとり系楽曲のカードを切ってきた中、同曲はしっかりと温存されていたイメージ。ラスバレに続くトリの役割を感じますね。

まず、さっきから言ってるけどやっぱりライブの後半はピアノの味が良すぎますね。このイントロアレンジのピアノメロが良すぎる。そこからサビで始まるアレンジよ。AメロBメロで鳴っているアレンジのメロディがめっちゃいいですね。

というかサビ前溜めるアレンジ、嫌いな奴いないだろ。1番サビのドラムの小刻みな音が良くて、焦る気持ちを抑えるかのような、これからの邂逅への予兆思わせるようなリズムで良いし、そこから間奏で一気に音を上げるにあたり一段強い音を叩く瞬間が好きすぎる。間奏で一気に盛り上がるの最高すぎない??????

2番入のピアノのテンテンテンテンて音ずっと好きなのよ。個人的にギターがAメロは弾いている分、2番Bメロで原曲の特徴的なメロをあえて弾かないの好き(使用してるギター的に合わない、ということもあろう)だし、サビ入りでギュゥゥウン(でも音抑えめ)てするのも好き。

というか今回突出すべきはもうアウトロのバンドアレンジよ。曲中控えめにしていたギターだからこそ、ギターソロめいた独走メロディがマジでカッコよすぎる。涙出る。幸祜ちゃんが再び英歌詞歌い出す部分の後ろでもえげつない音奏でてんのヤバすぎるし、ピアノも良かった。
それでいて、最初に創り出した厳かな雰囲気を最後また生み出すの大好きすぎ。この最後の方の音なんて形容すればいいのか分からないんだけど、めっちゃ良い。

おれ、こういうバチバチのロック!!!!と、厳かな、しっとりめな対比がめちゃくちゃ良いなと思ってて。今回、『高層ビルの谷間で 私は歌うよ』っていうポエトリーが凄い印象的だったんだけど、ロックシンガー KOKO~!!の世界観ってやっぱり高層ビルガシャンガシャンみたいなところがあって、そういう要素とロックってどういう親和性があるのかわかんないけど。まぁギラギラしてるじゃん、激しそうで。
でも逆に、そういう厳かな、しっとりとした雰囲気も彼女の世界観が土台となっていて、でもイメージすることが違うというか。ビルの谷間にふく風にあおられ、逆境の中彼女は雷鳴を響かせるかもしれない。でも、その風から身を守るように切なく、聴く人を守るかのように優しさで包み込むこともあるし、高層ビルの屋上から人々に問いかけるように、祈るかのように歌うこともままある。
いやもうなんか何を言いたいのか分かんなくなっちゃったのだけど、今回のこの夜光を呼ぶアレンジはめちゃくちゃ良いなってことです。『幸祜』が特にギュッッッと詰まっていると言ってもいいと思う。

そして肝心の幸祜ちゃんなんだけど、もう、好き。イントロからもうずるいじゃん。ついふと1st PLAYER前のカウントダウンで、ゴスペラーズ風に歌っていた夜光を呼ぶのことを思い出して、あぁ、すごい良い雰囲気を練られているな、至高の領域に近い(猗窩座?)なって思って、こう思わせるこの彼女の歌声を一体どう表せばいいんだろう?って頭を抱えます。アレンジとの組み合わせの賜物かもしれないんだけど、この威厳さはなんなのだろうか…。

最近はアブボの普及(普及?)もあって英歌詞メインの曲も出張るようになったけど、やっぱり間に英歌詞が挟まれるくらいの塩梅もいいよなって思うところ。アブボは英語で歌った方が絶対いいものになるとフェリさんに言われていたそうなので、夜光を呼ぶにある英歌詞についても、何らかの効果を狙って差し込んでいると思うんすよね。本当にいいなぁと思う。

2番目からも良良良い。『離された手』が、手~じゃなくて手ェって伸ばさずに歌うの好き。『そう手繰り寄せた鎖でェ!』の歌い方も好き。

Cメロの歌い方も好きだ~~。『救世 幻想から』は良くアレンジされて歌われる箇所な気がしてるんだけど、今回は原曲寄りでこちらもとても良かった。そしてもうこれよ。『街の 慟哭に揺らぐ~~~⤴︎⤴︎!』、ここ好きすぎる。通常なら、『街の 慟哭に揺~~~らぐ~~~』みたいな感じなんだけど、アレンジ力良すぎるし音程高いのにまじスゴすぎる。

やっぱり夜光の最後の部分は印象的だよね。『自由になった』のところで、やや羽を羽ばたかせるような動きをしていたの好き。ただ、ここに在るんだよなぁ。
そしてもうアウトロの英歌詞のアレンジ力よ。『ha~~a~』はさることながら、『calling you back back…』『just be recall your ”promise words” words…words…』。ヤバくないか。特に”promise words”で低音から高音に切り替えて歌うアレンジヤバすぎる。
こういうライブの場で、じゃあこういうアレンジをしたらいいんじゃないかな?っていう事前の計画性、発想力と、それについて来れる努力と歌唱力とセンスを持ち合わせているの、いつもアレンジ良すぎ!!と狂ってる自分としては整理して冷静に考えるとヤバすぎることがこの瞬間起きてるんだなって改めて思う……。

『夜光を呼ぶ』の映像演出を手掛けてくださったのは、『この世界に口づけを』と同じくkoshi-kunさん!ありがとうございました~!


MC⑤

『今聴いて頂いた曲は、廉さんに作っていただいた新曲「私を纏う」。と、SINKA LIVE アレンジver.の「夜光を呼ぶ」の2曲でした!✌️ありがとうございまーす!』
『そして、PLAYER2ももう、早いもので終盤です。なんか、早いなぁ~~って、思いますけどこれまで、いかがでしたか? 届いっ、てますか?』(手振ってから手引っ込める動作の可愛さです)
『あの、ここでちょっとだけ、私の話をさせてください。』(1st PLAYERのことを思い出します。)
『あのー私の性格は、1stワンマンライブでもちょっと話したんですけど、周りを、とても気にしてしまう。ま、臆病者というか。そんな感じ、なん、ですけど。なんかいつも、ワーワーね、はしゃいでるけど。なんか笑顔になって貰いたいとか、嫌われたくないなっていう気持ちが、常に心の奥にはあります。』
『……秘密にしてた、私自身の歴史ストーリーを、少しだけっ!お話します。』
ここからは彼女の意を汲み本編の視聴をどうぞ。
彼女がそういう性格になってしまった、過去の出来事について語られています。
Pさんとの、神椿との出会いの話。
幸祜ちゃんは、あったけえんだ。心の温度が冷え切ってしまったことがあるからこそ、誰かの心を温めることが出来る。
ありがとうが言い足りない、俺ら。
『今日は、更に。私の心の奥にあるもの。みんなにさらけ出すことはやっぱり、怖かったけど。でもみんながこうやって、「こちらこそありがとう」ってコメントで、信じてくれるから、私もみんなを信じて、さらけ出して壁を乗り越えます。だから、この先、みんなと見る景色だったり、幸祜と過ごす時間が、より深いものに、なると信じてる。聞いてくれてありがとっ!』
『過去の自分も受け入れて。好きになれ、なりたいし。そしてこの先も、忘れれ、忘れ、られ、ごめんなさいっ!忘れられない、景色を、みんなと作っていきたいです。だから、着いてきて。』
こういうMCでも噛むのが幸祜ちゃん。むしろ噛んでくれた方が安心する。ありがとう。(←噛んだことに対してではない)


深化Alter1,2,3.

深化Alter1。今回のBetelgeuseがこれに当たりますね。
深化Alter2。狐子ちゃんをゲストに呼んで狐子の曲をデュエットで披露したのはその証左です。
深化Alter3。『物語世界のもう一人の「自分」との邂逅』。ついに2人が相見えます。
幸祜。
輪廻此処。ご機嫌麗しゅう。
今回はダンスが凄い。社交ダンスみたいですね。
別撮りとはいえ、実際に踊ったのだろうか…?
すごい振り付けです。
深化Alter3と相成り候。
BGMも幸祜ちゃん仕様のエレキギターでとても良いです。


ゲンフウケイ

レガシーホール。
レガシー。『本来、過去に築かれた、精神的・物理的遺産の意であるが、近年、後世に業績として評価されることを期待した、計画中の事業の意でも用いられるようになった。』と、デジタル大辞泉にはある。
ゲンフウケイ──。まさかの展開に、言葉が詰まります。
サビのメロディ、なんでこんなにブワッって一気に涙が出てくるんだろう。
『産まれ変われるよう 強さを 君と出会えた事で』
『叫んだ 僕は 今 この場所に立ってるんだ』
ホールの客席には誰も居ないように見えるけど、実際はホールを埋め尽くさんばかりの人数と感動の渦がそこにはある。
『僕らは 「終われないから」』
to be continued.


22曲目、PLAYER2の最後を飾るのは『ゲンフウケイ』。作詞は幸祜ちゃん、作曲は及川さんとの共同、編曲は及川さんが手掛けています。

……、このクライマックスの中、正直、タイトルが出てきて『作詞・作曲』に幸祜ちゃんの名前が載っていたことにとても驚愕したのと、しかも共同の作り手が及川さんという、音楽が本当に好きでガチな幸祜ちゃんにとっての最高の人選びをしたな、というのが感想のひとつ、でした。

これまでV.W.Pメンバーの中で自身が作詞作曲を行ったケースは、言わずもがな花譜ちゃんと情緒ちゃんですが、他のメンバーである理芽チと春ちゃんも作詞をしたいみたいな、そういう話を耳にしたことはあります。
幸祜ちゃんも恐らくそういうお話をされていたことが記憶の限りだと、もしかしたら1.2回くらいあったかも…、かな?とは思うのですが、前例と同じくいつだってその披露される機会というのは突然の出来事です。本当に、本当に。

曲や音作りをするイメージはあっても、幸祜ちゃんが作詞をするだなんてもう予想だにしていなかったので、もう、もう、ああああああああああという感じです。叫ばずには、泣かずにはいられない。歌詞が真っ直ぐなんです。読んでください。彼女が苦しみながら掴んだその一語一句を。

ゲンフウケイ
作詞 幸祜ちゃん
作曲 幸祜ちゃん 及川創介さん 編曲 及川創介さん

大嫌いだった 過去の僕は
残した記憶 安堵を欲した
許せたら 愛せたのなら
言えるかな…

輝いていた 人混みに
取り残されて 苛立った
音のない時計を壊して
動き出した

叫んだ 僕は
夢を描いていたかったんだ
何度も曲がっては 挫折を
ヒビ割れた日々に告げるよ
「嫌いだ」

失うものもない 空の僕は
残った爪の跡 安堵を感じた
人のため? 自分のために
愛して みようかな

歌を歌えば 色付いて
それしか心を 救えなかった
音のない世界はもどかしく
似合わないな だから

回り回っても 結局は帰るんだろう
生き延びてまた 見たい景色のために
もうこれ以上 もうこれ以上
手放す弱さに 負けないように

叫んだ 僕は
過去を殺してみたかったんだ
産まれ変われるよう 強さを
君と 出会えた事で

叫んだ 僕は今
この場所に立ってるんだ
何度も叫ぶよ 始まる声が
恐れずに 踏み出して 僕らは
「終われないから」

デジタルパンフレットに歌詞全文、『ゲンフウケイ』にまつわるショート インタビューが掲載されているので、聴いた人は絶対に買ってください。お願いします。

本当にもう、何か言うまでもない、この歌詞が全てですとしか言いようがない幸祜ちゃんの純粋な地の文です。

PLAYER2におけるポエトリーリーディング②の『音色に乗せて 少女は過去と未来の旅に出る』、③の『過去と未来が融合する響きの中で』、その他これまで披露してきた曲の中ではそれぞれ『過去と未来』というフレーズが散見されるなど、この言葉は肆番街入りしてからの全体的なテーマになっていると感じます。
その点、この『ゲンフウケイ』とは、幸祜ちゃんの『過去』について触れるものであり、そしてこれから『生き延びてまた見たい景色のために』、MCにあるように「忘れられない景色をみんなと作って」いくために、『恐れずに踏み出して』いくということ。つまりは『未来』への歩みを始める曲でもあり、このライブを締めるにふさわしいものなのです。本当に、もう。

歌詞について少し考えるなら、まずは1番Aメロの『過去の僕』に言いたいこと(『許せたら 愛せたのなら 言えるかな・・・』)。1番サビ終わりの『嫌いだ』に対して考えるなら、『好きだ』ということ、愛しているということ……、過去の自分を受け入れたい、肯定したいような気持ちを感じます。

2番Aメロは歌い方も相まってグッとくるのは、『人のため?自分のために 愛してみようかな』。人の顔色を窺い、自分を守るために相手の態度を優先してしまうそんな彼女が、『人のため』なんかじゃなく、『自分のために(自分を)愛してみようかな』という意志の選択。まさに自分という存在に「愛を加えた」瞬間、その描写です。それに続くBメロは、自分には音楽しかないと言わしめる象徴的な歌詞です。

Cメロの『回り回っても』という歌詞は、下記ツイートの言葉を思い出しました。

『回り回っても 結局は帰るんだろう』、まさに輪廻のような縁です。

落ちサビ。『過去を殺してみたかったんだ』。我々観測者としてまず浮かぶフレーズは『過去を喰らう』ですよね。この場合、『あの頃に今も戻りたいよ』なんてことはなく、『殺してみたかった』という違い。
ただ、注意すべきなのは『過去』そのものではなく、過去の自分という点。その後に続く『産まれ変われる』という歌詞からも、【誰かが自分のことを知っている世界】から【誰も自分のことを知らない世界】へ環境を変え続けた幸祜ちゃんの経緯が念頭にあります。つまり、過去の自分を殺して、産まれ変わろうとした。そういうフレーズのように思えます。

そして、その過去を殺さずに「誰も知らない 私のストーリー」として私たちに開示してくれたこと。その過去を幸祜ちゃんが辿らなければ、もしかしたら巡り巡ってこの世界に来ていなかったということ。1st PLAYER後での、Pさんがそういった経緯は無駄ではなかったとの言及。なにより彼女から、『原風景があったから、現風景が色鮮やかになりました。』という言葉を聞くことができたという点からして、MCにあった『過去の自分を受け入れて、好きになりたい』という想いとの駆け引きが、この『過去を殺してみたかったんだ』というたったのワンフレーズに込められていると強く思います。

『原風景』と『現風景』。曲のタイトルがカタカナなのは、両方に当てはめることが出来るからなのですね。

そして落ちサビでは、『僕』という登場人物の他に、新たに『君』が現れます。『産まれ変われるよう 強さを 君と出会えた事で』。『幸祜』としてデビューをし、産まれ変われるような強さを、君と出会えた事で手にしたということ。つまり『君』とは、私たちのことです。
この展開は、新曲として当時披露された『ミラージュコード』のCメロを思い出し(『孤独な世界に 君が現れたんだ』。)、大いに号泣。

もしくは、『僕』が『幸祜』に出会えた事で産まれ変われるような強さを手にした、という風にも捉えられます。この場合、『此処へ』と同じ手法で、『幸祜』のビジョンから私たちを見ているということも想像できるので、『君』は一元的なものではなく、多元的な意味を含んでいると思われます。

ラスサビは、声を叫び『この場所に立ってるんだ』という高らかな存在証明。『始まる声』は産声のようにも感じて、🥲。
そして最後。『恐れずに 踏み出して 僕らは「終われないから」』。このフレーズは、ライブ前の告知動画で『私たちは 終われないから。』という言葉にも同様に確認でき、幸祜ちゃんがデビュー時から絶えず用いている代名詞『to be continued.』という要素にも直結します。この先の道に、未来に続いていくためには、今終われないだろうという強いメッセージ性です。

初のオリ曲harmony MVの告知動画で、口頭以外に画面にもこの言葉が表示されています。
告知の時点で匂わされていたのですね~。
『to be continued.』をあえてこの言葉に言い換えていたという点。


このクライマックスに至るまで何曲も歌い上げていたのに、幸祜ちゃんの歌声が引けを取ることを知りません。マジでもう頼むから聴いて。泣くから。
まず、劇場内で歌われているから、歌詞を表示するフォントが吹き替えのようになっていて、愛。KOKO's BANDも音で寄り添います。間奏とアウトロのかき鳴らされるギターがめっちゃいいし、2番Bメロの右耳から聴こえてくるのも多分?ギターなんですけど、この音がめちゃくちゃ良い。

ピアノは本当に何度も言うんですが、後半からキーパーソンになっているの本当に好きです。1番AメロBメロで幸祜ちゃんに音で寄り添うの大好き。『君と出会えた事で』の盛り上がる瞬間、ドラムのシャンッ…から始まるの本当に好き。こんなの出会った瞬間を表してるじゃん。


幸祜ちゃんの方はもう、なんて言えばいいんだろう。自分で書いた歌詞だから、より感情が乗っかっているんだよね。1番Bメロ前のハミングが好きだ。さっきも言ったんだけど、サビへ入る流れがもう滴る涙を隠しきれない。不思議だ。。
2番は『人のため?』で少し溜めてから、『自分のため』と歌うのが、この選択を表す歌い方だよなぁと…。『愛して……みようかな』と歌うのが、もう。
『だから~~~』が好きだし、その後に続く『La~La LaLa~』が本当に綺麗で涙。Cメロの歌い方が、、『叫んだ 僕は~~……あぁ……』、ここ………。『君と出会えた事で』からの『Ah~~~~~~~!!!』がもう、クライマックスで、、、ううう、、。
ラスサビ、もう、泣くしかないだろ!!!!!!感情が追いつかないよ!!!!!なんて言葉に表せばいいんだよこれ!!!!無理だよ!!!!!!『この場所に立ってるんだ』!!!!!!うううううううう、、、、、この部分、感動に引っ張られて地味に見落としがちなんだけど、しっかり高音パートなのよね…。
『僕らは「終われないから~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~Ah~~~~~~~!」』、ウルトラスーパーハイロングトーンなのにこの歌声の綺麗さを維持しつつ、しかも最後に音程をあげるのヤバくないか?????こんなの、ロングトーンを歌い上げることで『終わらせない』ことの証左でしかないじゃん。フェイクも健在だし。またロングトーンかますし。もう。無理だよ助けてくれよ。

もう、頼むから自分の目で見て。聴いて。感じて。やっぱりこういう場面になると各々が感じたことに委ねられるから。なんか色々自分のことも書こうかと思ったけど、内容がすっ飛んでしまったからまた今度!
あと、『ゲンフウケイ』の解像度を上げるために是非デジタルパンフレットを買ってください。今まで作詞等を自分の手で手掛けてきた子達(花譜ちゃん、情緒ちゃん)はいるけど、実はその制作模様って本人の口から語られることってほぼなくて。
私がメン限に入れてなくて追えてない情報があるかもしれないのですが、その分幸祜ちゃんに関してはこのパンフに楽曲制作にまつわる話が赤裸々に語られています。その他にも様々な内容を堪能することが出来ますので、オススメです。デジタルなので通年で買えますよ!


そして、『ゲンフウケイ』を共作してくださった及川さん、本当にありがとうございます……!
V.W.Pでのバンドメンバーとしてのみならず、幸祜ちゃんに関してはカバーライブ・1st PLAYERのアレンジメントとしての関わりがあり、素敵な縁が形を成したものでもあると思います。
リリース版の方も楽しみです!


ED

EDテーマはサックス・ストリングスアレンジの『此処へ/花と蜜』
此処へをラストのラストに持っていくの、ズルすぎる。こういうアレンジなので、劇場の公演が終わったあとのエンドロールみたいで良アレンジです。
『此処から始めましょう/花と蜜のように色褪せることなく』
KOKO's BANDの皆さん、最高のバンドアレンジをありがとうございました!これからも幸祜ちゃんのことをどうかよろしくお願いします。ゲストもまさかという布陣で……。

緒方さんを筆頭にライブクリエイターの方々も本当にありがとうございました……!𝕏に告知ツイートを貼っている方に限るのですが、以下にご紹介させていただきます。


All Performanced by KOKO!!!!!!!!!!!!!
感動をありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ティザームービー

ライブのラストに鍵を手に入れた幸祜ちゃん。
これで花譜ちゃん、情緒ちゃんに続いて3人目の獲得になります。
次のSINKA LIVEは春ちゃん!
ハルリメはどうやら、来年のEP.5現象IIに繋がる何かを見つける使命があるようですね。

ティザームービーを制作してくださったのはこの方々です!


KOKO information

まさかの幸祜ちゃん3周年の日にゲンフウケイがリリース……!ooooomygaaaaaa、生きねばなるまい……。
前回のvol.1は今年の2月。vol.1が終わってすぐにvol.2の開催自体は決定していたので、日程も決まりましたね!


おわりに

以上、『SINKA LIVE SERIES EP.Ⅱ幸祜 2nd ONE-MAN LIVE「PLAYER Ⅱ -神椿市肆番街-」ライブレポート』を3つにわたってお送りしてきました!
初めてライブレポートを完遂できそうだとはいえ、ただの自己満でお送りしてきた本稿はいかがだったでしょうか?今回は考察を控えめに…というかそれよりも優先することがあったということもあり、その他諸々新たな視点を提示できたかどうかは分かりませんが、当時の熱をこういった形で保存することが出来て、とりあえず満足です。

今回のライブは、最後の方多用してきた語句である『過去と未来』、そして『to be continued.』。そんな言葉で言い表せるんじゃないかなって思います。幸祜ちゃんの特性である『秘密』を徐々に開示していくのはやはり『PLAYER』の特徴なのでしょうね。多段式ロケットのように秘密を切り離して彼女は彼方を目指していく。でも、切り離された部分は決して無駄ではなくて、今では彼女の風景を色付かせる絵の具のひとつになっている。暗い色だって、名画の中に必ず用いられているはずなのだから。

…ちょっとカッコつけようかと思ったけど、今回言葉のキレがあんまり良くないっすね?私も、幸祜ちゃんの現風景を彩るそのうちの1つの要素、色になれているのかな。

あと最後に、今回ちょっと感じたのは、ポエトリーにある『星々が私を見守り 音楽が私の声となる』の一節。私は、幸祜ちゃんが星の名を冠する衣装を纏うから、そのイメージに引っ張られて幸祜ちゃんを『星』のようだとそれぞれ捉えていて。その星を観測するのは、必ず下から上を見上げる行為が必要だと感じていました。
でも幸祜ちゃんは、振り返れば、とか、隣に、というフレーズからして視線が前後左右なのよね。私は上下。交わることなどなく、私が天に昇って星と並ぶことなどないと思っていたのだけど。
星々に見守られているのは幸祜ちゃんも一緒なんだね。だから、私達と同じ地上に立っているんだなと、あの一節を聞いてはっとしました。

『振り返れば、私が居ます。』と言ったあの日から時は巡り、幸祜ちゃんは私たちの隣にいるような存在になっているんだと、今回のライブ開催より前から兼ね兼ね思ってはいましたが。
幸祜ちゃんはストイックだから、自分が納得する領域へ行かないとそれを認めることはしないんです。だから今回は、その域に達したのだからこそ自身の立ち位置を『隣で一緒に立っているような距離感』に求めるようになった。

でも今度は私の方も厄介なので、寄り添われるとこちらが「果たして隣に居られるような存在なのだろうか?」という疑念を自分に向けるようになる。こうなると泥沼なのです。なので、今度は私の番なんだ。彼女の隣に立って胸を張れるような、1人のplayerにならなきゃならない。
数日後には瓦解してしまうような弱々しい決意でも、これから胸に刻むべきものだと思いました。

ハイ、ちょっと固い話ではありましたが。こういう締め方で良いんですかね?いつも締まりが悪いんですよね。
ということで!ここまで読んでくださった方、ありがとうございました~~~~!!!!!!!!!!ライブのアーカイブがまだ残っている方は存分に楽しんで!!まだ観てもないのにもし読んでしまっている方がいたら、少しでも食指が動いてアーカイブの購入に繋がったら嬉しいことこの上ないです!

うおおおおおお残機0でした!またね~~~~!!!!!!!!(こういうのは勢いが大事)(振り切っていけ)


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