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アメリカゴルフ挑戦 20

前回の続きになりますが、ゴルフとは距離感の勝負のゲームという事になると説明しました。しかしそこには感覚とセンスの領域になり、ある程度の事までなら出来たとしても最後の詰めの部分はセンスだとツアー選手に言われてしまいました。

では何故距離感が上手く合わせれないのか?

ゴルフクラブの特徴にあるのですが、アプローチやショートレンジでは基本的にロフトの多いクラブを使います。このロフトがヘッドスピードや力感とマッチしないのです。ヘッドスピードを上げてスイングしても上に飛ぶだけで前に飛ぶ気がしない。パターの様なロフトだとスイングした力感だけ転がるのですが、ロフトが多いと前に行く力、上に行く力、横に行く力に分散されてしましい。パワー効率が分かりずらいので、毎スイングで少しずつ距離が異なってきます。その事によって同じ感覚でスイングしても距離がズレて混乱が生じます。

2つ目はミスヒットです。コレは誰しもありますが、特にアプローチが苦手な人によくあります。本来アプローチはコレぐらいの強さで打ったら寄るかなとか、あそこに落としたら寄るかなと考えて打つものなんですが、ミスがイメージされてしまう方にとって、こうすればダフらないとか、トップしないと考えてしまい、ミスしない様にスイングしてしますので、距離感に集中できません。何となくミスはしなかったけど寄ってないよねとなります。

3つ目はボールの置かれているライの判断です。順目、逆目、裸地、ウエット、固地、ラフ状況がはっきり判断できない。この判断が付かないことによってスイング判断が出来ずに強く打ってしまう。それかよく分からずミスりたく無いので、パターで打つ。

大体このどれかに当てはまり、悪循環へと抜け出せなくなります。

なのでセンスだけでは無いのですが、コレをクリヤする事が私はできないと思っています。クリヤできれば距離感に集中できますから、5y単位とはいかないにしろ、近い単位で打ち分けれると思います。

しかしこの思考にセンスがいると思います。

ゴルフにはいろいろなカテゴリーがありますが、ある分野において失敗しないと思って出来る分野と、失敗するかもと思って打つ分野があります。そして失敗しないと思って打つ分野で失敗しても、たまにはミスるでしょうと思いあまり気になりません。しかしその反対は、たまにミスってもやっぱり失敗したと気になります。これは変えれる思考では無いです。変えれる方は悩みになりませんから。

この様な思考と距離感を同時に行わなければいけないので、距離感と言われる感覚の世界にセンスが必要になってくるのだと考えます。

距離感だけは本当に難しいカテゴリーです。

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