洋の東西における哲人たちの違い

「史上最強の哲学入門」という本が東西に分かれているのだが、その2つは是非読んで欲しい。

過去の賢者たちの考え方がわかりやすくまとめられている。

占い師も哲学を持たなければやっていけないと思っているのだが、ここで占術を選ぶ時に自分の思考が東洋、西洋どちらに近いのかで選ぶ占術を考えてみることをおすすめする。

西洋の考えは、到達である。

東洋の考えは解脱である。

非常にざっくりとした分け方だが、説明していこう。

西洋の哲学は完璧ではないが悟りにいたるまでの道のりを考えることだ。

タロットカードで愚者が世界に至る旅をするように、そもそもとして絶対神のいる中で不完全なものとして少しでも完全に近づいていくのが西洋の考え方だ。

つまり占いもマイナスからゼロに至る流れが非常に強い。

逆に東洋の哲人の考え方は「悟ってるんだから、その上で何をしていくのか」という完璧が前提にある。

悩みなんか幻だから、とパンクに人の中身を消していく。

その上で何をしたいのか問うて来るのか東洋の考え方。

占いに関してもあなたが何者で、どんなことをしたいのかという色が濃い。

つまり、そもそも完璧なのだから、悩むくらいならやっちゃえという気楽さが東洋にはある。

この2つを踏まえて、あなたは相談者にどのような方向を向いて欲しいのか。

せっかく占いをやっているのであれば、自分に合った思考で占術を選んでみてはいかがだろうか?

長峰 永地

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