感覚を言葉に
人がコミュニケーションをとるときに大切な道具として言葉が使われる。
その言葉はなぜコミュニケーションに有効かというと、同じ言語を使っていれば誤解が少なくなるからだ。
例えば「リンゴを持ってきて」という言葉がある。
それは頼んだ相手がリンゴを必要としていて、その場には無いので誰かに頼んでいるということがわかる。
ただし「リンゴを持ってきて」という言葉でわかるのはそこまでで5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、どのように、どんなふうに)ということはほとんどわからないのだ。
そのために相手に伝わるように言葉を選んで伝える必要があるのだが、その上で障害になるのが感覚を言葉にすることだろう。
例えば「楽しい」という言葉がある。
その言葉は、興味をそそられて、自分が行動して得るものだ。
ただこの楽しいという感覚をただ「楽しい」と伝えてしまうと理解に差が出てしまう。
優先順位が1番で、何があってもそのものを求めてしまうほど「楽しい」のか。
それともヒマだったらやる、進んでやろうとは思わないが、何もしないよりも「楽しい」のかは個人差がある。
ひとつ、楽しいという感情でもこれだけの振り幅がある状態でしっかりとコミュニケーションを取らなければ誤解をしたまま話は進んでいくのだ。
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