欲しがる物をあげなさい

Amazonの欲しい物リストが普及して1年くらい経ったと思う。

この試みは非常に有意義だと思う。

そのリストに入れておけば、相手が欲しいものしかないから、プレゼントに悩まなくていいのだ。

人に何か渡すときお互い気まずくなるのは、必要のない物を渡されたときだ。

もらった方はおそらく相手を思いやって嫌とは言わない。

あげた方は察しのいい人なら気付く。

どちらも不幸だ。

しかし、欲しいものリストを公開しておけばその心配はない。

双方ハッピーになる仕組みだ。

しかし、世の中にそうではないことも多い。

それは「アドバイス」と呼ばれる物だ。

人はそれをお節介と呼ぶ。

占い師は職業的には人にアドバイスをする立場の人間だ。

そのため「良かれと思って」人にアドバイスをしたくなる。

そうではない。

あなたの商品を安売りしてはいけない。

豊富な知識、知恵、経験を持っているからこそ、人に頼まれたときでなければアドバイスをしてはいけないのだ。

お金を払ってくれているお客様に失礼にあたる。

私は、扉を用意しておくことはするが、扉を叩かない人にアドバイスはしない。

めちゃくちゃお節介なので、それが辛かったりするが、相手が求めていない場合、お互い不幸になる。

ただし、口を挟む必要のある時は存在する。

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