肩の荷が下りる瞬間

占い師は常に悩んでいる相談者を相手にしなければならない。
占いを頼む時点で人は悩んでいるからだ。

そんな鑑定で向き合っているときに、これで卒業だなと感じるときがある。

それは相談者が悩みを下ろせた時である。

悩みが消えると目が変わる

私が対面で相談を受けるときに必ず相談者の目をしっかりと観察するようにしている。
もちろん、無礼にならない範囲でありながら、相手の目を見てその人の状態の理解に努めている。

ここで書き表せるほど言語化ができていないのだが、悩みの深さで明らかに目が違うのだ。

その深さによってかける言葉がまるで違うので注意が必要である。

声の変化も聞き逃すな

私が声の人間であるからだが、その悩みの深さで人の声もまるで違うのである。

判断基準は目、声以外にも所作や言葉選びなど様々な要因があるのだが、その基準は各々任せていこう。
経験を積む以外の基準値はない。

その悩みの深度を少しでも軽くすることが占い師が行なっていく仕事になるのだが、はっきり言ってしまえば占い師サイドにできることなどほとんど何もないのだ。

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