伝達の力

人間はそのまま伝えられない

人間の伝達能力は実はたいしたことがない。
子どもの時に伝言ゲームをやったことはあるだろうか。
スタートから口頭で伝言を伝えて、アンカーにどれだけ元の形を保っているのかを楽しむゲームだが、このゲームちゃんと伝わらない前提が無ければ成立しないことをお気付きだろうか。
最初に伝えた言葉をそのまま伝える能力があるのであれば、誰も間違うことがなく、そのまま伝わってしまう。
つまり人間は、人の言ったことをそのまま再現することは不可能なのである。

そのため基本的に自分の言っていることは他人に伝わらないと思って生活しているほうが無難であるものの、仕事の現場ではそうも言ってられない。
まして占いという仕事は鑑定結果を相手に伝えることも含まれるからである。

伝達するためには大きく分けて3つの力が必要になる。
・伝える力
・理解する力
・聞く力
この3つである。

今回伝達を考えたときに聞く力の重要性をこんこんと語ってもいいのだが、それではいつものnoteと同じになってしまう。

今回は伝える力に焦点を置いてしたためていこう。

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長峰永地の哲学note

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