成功=勘違い

非常に語弊のある言葉選びをすれば、成功者とは自分が成功者と勘違いをしている人であると言わざるを得ない。
これは成功という基準が曖昧であることも理由のひとつである。

有名な話で世界の五指に入る大富豪がお金のせいで人間不信になりホテルのスイートを買い取り独りの最期を迎えたという逸話が残っている。

無論、極端な例であろうがこの人は外から見たら間違いなく成功者であろう。
しかし本人が自分のことを成功者と思っていたか、そして幸せと思っていたかは私があちらの世界に行くまで本人に聞くことはできない。
ただ、おそらく幸せではなかったのだろうな、と想像してしまうのだ。

幸せと成功が繋がっているかは別問題としても、多くの人にとって成功は幸せになるためにある通過点ではないだろうか。

成功したら、幸せになるはず。

そんな漠然とした想像で成功を扱っているのではないだろうか。

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