自分自身の特異点
私がこうして書いている文章に限らず、何かを続けている人は世間的に何人くらいいるのだろうか。
特に表現の世界において、何かをやり続けるというのは、周囲の反応も含めて非常に困難だと思っていた。
そんな折に、こんなツイートを見た。
自分の創作するものが毎回ワンパターンで悩んでるひとへ
— ガサキ🔞 (@face_was_dead) September 24, 2020
カレー屋に来るひとはカレーが食べたくて来ているので、変わらずいつものカレーを出してください
お前のカレーが食いたくて俺はここ来てるので……
このツイートを見て、自分の中で少し、楽になった。
というのも、こうして毎日文章を書き続けていても結果がついてくるとは限らないからだ。
成果が伸びないことに悩み、反応がないことに悩む。
占いを行なっていても、同じ悩みを漠然と抱えていた。
そう考えると、私はよく物事を料理に例えていたが、私の店は何を扱っているのだろうか?
多くの占い師にも、伝わればいいと感じた。
あなたの占いは、どんな特徴があるのだろうか?
料理で考えると、お腹が満たされることは大前提。
その上で、あなたの占いのジャンルはなんだろうか?
ガッツリとお腹いっぱいになるものだろうか?
SNSにアップしたくなるおしゃれなものだろうか?
ひとりひとり正解があり、料理と同じで嫌いならそもそも来店をしない。
そう考えると、自分が行う占いをしっかりと信じてあげていいのかもしれない。
料理店を出すときに考えるのは、人の流れと地域のニーズだ。
閑静で高齢者の多いところにガッツリ系のラーメン店をを出してもなかなか繁盛しないだろう。
若者の街に高級懐石の料亭だと敷居が高いだろう。
SNSにおいて顧客層は無限だが、インターネット特有の壁がある。
その壁を崩すのは自分の努力と、お客様の感想だ。
なんでも屋は流行らない。
なぜ、なんでも屋は流行らないのか。
これだけ専門家にアクセスしやすくなった環境において、わざわざ中途半端な人に頼む必要もないからだ。
どうせお金を払うなら、専門家に頼みたいのは誰でも同じ。
品目が多い=中途半端に感じるのだ。
そう考えると、私の専門性はどこにあるのだろうか。
自分自身の専門性
これはいうまでもなく「地に足の着いた」占いだろう。
正確にいうならば、その人の限界を見極め、願望を聞き、今の状況にあった一歩目を提供することなのだが。
あなたの占い師としての、絶対にアピールできるポイントはどこにあるだろうか?
そして、どの層を狙っているだろうか?
そのことをひとつ考えるところからスタートしよう。
占いと言っても、占い師側から見る占いと相談者が求める占い、双方にズレがあることはこの記事を読んでいる占い師であればみんな知っていることだ。
「占いは魔法」「苦労なく今の状況から抜け出せるもの」
そう考えている人が多い。
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