哀愁
上手くいかないことが続く。
身体は衰え、心は弱り、他人と疎遠になる。
孤独はツラいと気づいた時には、
取り返しのつかない場所にいるのかもしれない。
皆んな独りはツラいよな。
だから、何とかして、繋がっていようとする。
繋がりを持とうと心を尽くす。
歳を重ねるほど、孤独はツラい。
身に染みる。
そんなことを思いながらも、
最後に差し伸べられた手を、
孤独から救ってくれる言葉を、
振り払ってしまうのは何故なんだろう。
最後の最後で。
最後に踏み止まれない。
ムキになって意固地になって、
自分の小さなプライドを満たすために失うのだ。
愚かしいけれど、その気持ちも分かってしまう。
どちらが悪いというわけじゃないから、
すれ違いは悲しい気持ちになる。
久しぶりにレスラーを観る。
公開当時より感情移入してしまうのは、自分が歳を重ねたせいだろうな。昔は、もっと他人事で観ていたけど、いまはそうもいかない。
一言で表現するなら「哀愁」の映画。
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