いしざわ

他人も読む文章というものを、久しぶりに書いている。

雑記ブログも、かれこれ2カ月以上更新していない。

なぜ書かなくなったのかと聞かれると、少々答えに窮する。

ひとつの理由な気もするし、もっと複雑な話な気もしてきて、簡単に答える気にならないのだ。

さて、そんな状態のわたしが、なぜ今このnoteを書き始めたかというと、再起動のためである。

書くという行為は、毎日行わないと、できなくなる類のものである。

毎日しておきたいようなことを、2カ月も行っていないのだから、

「さあ、今日から元に戻れ」と言われても、それは無理な相談である。

だから、今このnoteで、少しならしてみようかと思ったわけである。

実は、このあと何を書くのか、決めていない。

もしかしたら、何も書かずに終わるかもしれない。

(実際、「決めていない」と書いてから、スマホをいじったりして、あやうくnoteを書いていることを忘れかけたくらいだ)

「文章には、読み手がいる」

「だから、読み手に誠実でなければならない」

たしかに、そのとおりだ。

もしかしたら、わたしが今書いている文章は、誠実な文章ではないかもしれない。

わたしは、自分だけのために書いている。

最近、あまり本を読んでいないようだ。

「ようだ」というのは、自分の実感と事実がずれているために、そう表現した。

以前と同じように、毎日読んでいるつもりなのだが、手帳を見ると、読まない日もあるようなのだ。

(しかも、最近はライフログを書く手帳すら滞っていて、とにかく、色々と「やっていない」のである)

昨日、『ワープロ作文技術』を読了した。

1993年に出た本だから、PC周りの話は当然古いのだが、こと、知的生産の話になると、まったく陳腐化していない。

おもしろかった。

文章を書きたい方は、ぜひ、無駄に高額な文章術セミナーなどにいかずに、『ワープロ作文技術』を読んでみてほしい。

今日からは、ずっと中断していた、『右岸(上)』を再開した。

小説を読みたいときというのは、違う世界に行きたいときなのかもしれない。

わたしは、今、疲れているのだろうか。

疲れているといえば、先日、くしゃみ、鼻水が止まらなくなり、耳鼻科に行った。

風邪かと思ったら、アレルギー反応が出たらしいので、

「風邪と言えないこともない」

と言われた。

鼻の調子が悪くなった日の前まで、たしかに予定が続いていて、体はとても疲れていた。

免疫力が弱まっていたのだろう。

耳鼻科の薬を飲んだら、少しずつ治ってきた。

おもしろいもので、体が回復してきたら、心の状態も上向いてきた。

いや、どうだろう。どっちが先かわからない。

もしかしたら、どちらでもなくて、天気がよくなったから元気になっただけなのかもしれない。

わたしは、雨や雪だと、どうも気分がすぐれない。

何をするにも、その影響からは逃れられない。

そんなことは、大人としてゆるされないのかもしれない。

だとしたら、大人でなくていいと思うしかないくらい、わたしには避けがたいことなのだ。

晴れた日に、わたしは、Facebookグループに「2019年の振り返り」を投稿した。

自らが主宰するヒミツ結社「101年倶楽部」のFacebookグループに、年の振り返りをするスレッドを立てたにもかかわらず、わたし自身がコメントできていないでいたのだ。

ずっと気にかかっていたのだが、どうもパワーが出ずに、書かないまま1月も半分が過ぎてしまった。

「今日は、書けそうだ」

そう思ったわたしは、今書いているnoteと同じように、何も考えないままつらつらと、2019年を振り返った。

普段から振り返りを欠かさなかったからか、出来事や学びはしっかりと頭に入っていて、2019年の自分を振り返ることができた。

たまに、記憶しているのであれば、振り返りがいらないと思っている人がいるが、それは間違いだ。

言葉にすることで、自分の経験を、あらためて評価することができる。

(「評価」というのは、普段わたしたちが使っている「評価」と微妙に違っていて、それを説明するだけでブログ1本くらいになりそうで、そしてわたしはそれを説明したいと思っていない。いつか気が向いたら書いてみるが、今どうしても気になるという方は「教育学 自己評価」などでググってみてほしい。ちなみに、この場合の「評価」は、英語でいうと「assessment」だ)

101年倶楽部の話で思い出したのだが、

「101年倶楽部、どうしていこうかなあ」

と考えることが増えた。

どうしていこうというのは、続けるとかやめるとかいうことではなくて、正確にいえば、

「どんな方向に進んでいくのだろうか」

と、半ば他人事のように想像しているにすぎない。

4月で丸三年になる。

次の三年、何が起こるだろう。

とても楽しみである。

寝ます。

おやすみなさい。




























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