見出し画像

Atomic Scrumをやってみての感想

こんにちは。ざこと申します。
京都の機械メーカーで、自分で人事評価アプリを作る人事総務をしております。

株式会社ゆめみさん主催の座談会にて、今年やり残していることとして「Atomic Scrumに関するアウトプットを何かしら」すると宣言しました(してしまいました)・・・ので、重い腰を上げてアウトプットをしたいと思います🤣。

ちなみにTweetでは「あと1ヶ月で」としているので、期限過ぎてますね。「今年中」と勘違いしていました・・・🤣。誤差ということにさせてください。

今回記事を書く目的は以下の2点です。

  • 自身の思考の整理のため

  • (後述しますが)AtomicScrum人口を増やし、他人の知見を得るため

簡単に自己紹介

  • 苗字の「こざ○」から「ざこ」です。※決して自分を卑下しているわけではありません🤣

  • 京都の機械メーカーで人事総務してます(社会人5年目)

  • 水漏れしてるトイレの部品交換したり、新卒面接したり、人事制度改定したり・・・

  • プログラミングを独学し、Angularで社内の人事評価アプリ作ってます

  • 20:30に寝て4:00に起きます


⚠️ この記事は「株式会社ゆめみ」さんとは全く関係ない者が執筆しており、ゆめみさん公式の見解ではございません。
ゆめみさんから削除・修正等の指示をいただいた場合は、速やかに対処させていただきますのでよろしくお願い致します。


Atomic Scrumとは

まずAtomic Scrumってなんやねんという話ですが、一言で言えば「自己管理」のフレームワークです。(本当は一言では語りきれないのですが。)

株式会社ゆめみの代表取締役「れいっち」が提唱しており、下記記事でスライドが掲載されています。

こちらです。

また、こちらのページでは動画でAtomic Scrumが解説されています。

これらのスライド・動画を見る(加えて「れいっち」のPodcastを聞く)ことで、誰でもAtomic Scrumを始めることができます。

めちゃくちゃ簡単に説明すると、以下のようなことに取り組んでいきます。(各ステップに、それらについて解説されているPodcastをつけてみました。)

Step1. 1Dayスプリント 「習慣化」

  • Daily Habit Tracker (習慣化技術)

  • MIT(Most Important Task)(優先順位付け)

  • Fun Done Learn(ポジティブな振り返り)

Step2. スプリントレビュー・スプリントレトロスペクティブ
「ふりかえり」「むきなおり」

  • 生産性の改善

  • 目標達成のための振り返り

  • 目標そのものの見直し(向き直り)

Step3. パーソナルバックログ 「プランニング技術」

  • (仕事・プライベートあらゆる)タスクの管理

Step4. Wishリスト 「自己効力感」「理解力」

  • 自分のやりたいことを見つける

Step5. Monthlyスプリント 「目標管理力」

  • OKRを元にしたPDCAサイクルを回す

Step6. ナレッジマネジメント 「多能工」

  • 人生の最適化

自己管理が苦手だからこそ・・・

Atomic Scrumは元々、在宅ワークが広まり、より「自己管理」能力が求められる中でエンジニアの生産性を上げるために生み出されたもののようです。

しかし、私のような非エンジニアにもAtomic Scrumの効果は絶大です。
Atomic Scrumを使い始めてしばらくすると、以前は社内の人事評価で(冗談でなく)最底辺を彷徨っていた私が、何故か同期を差し置いて昇格するなど、不可解な現象が起き始めました。

ありがたいことに、「ざこさんみたいに自己管理できるようになりたい」みたいなことも言ってもらえるようになりました。そう言ってもらえて嬉しいのですが、私は本当は自己管理が大の苦手なのです。「尻に火がつくまでできない」とよく言いますが、私は自分に甘く「尻に火がついてもできない」のです。

学生時代、試験前に「やばい、これでは単位取れない」と思ったら普通は徹夜で勉強しますよね?私は諦めて寝てました。
社会人になって、指示された仕事が期限に間に合いそうにないなら残業して間に合わせますよね?私は諦めて定時で帰りました。
(書いていて悲しくなりました。こういった部分が、人事評価で最底辺を獲得する理由なのですね・・・)

こんな私がなぜ、「自己管理ができる人」のように扱われるようになったか。それはAtomic Scrumにより自分の中の「自己管理」の定義が書き換えられたからです。

「自己管理」は「自分で自分の行動を管理する」ことではなく、
「自分で行動管理システムを管理する」こと (意訳)

スライドの14pでも説明されていますが、自分の行動を管理するのは「自分(の意思力)」であると捉えると、いつまでも自分の行動を管理できるようにはなりません。(脳は新しい行動を本能的に避ける)

そうではなく、自分の行動を管理するのは「行動管理システム(Atomic Scrum)」であり、Atomic Scrumを自分が管理していく、という、二段構えで「自己管理」を捉えるのです。
上記Podcastでも言われている通り、Atomic Scrumを、自分の行動を管理してくれるコーチのように捉えるのがわかりやすいと思います。

自分は自己管理ができないと自覚していたからこそ、「あ、自分を自分で管理するって本来無理なんだ、よかった。」とストンと腑に落ち、スムーズに行動管理システムに頼ることができたと思います。

ムツカシイ話ですがつまり・・・
僕が誰かに「ざこさんは自己管理ができるよね」と言ってもらえる時、その誰かは僕のことを「自分で自分を管理できるすげー人」みたいに思ってくれてるわけですが、実は僕はそんな「すげー人」ではなくて、単にAtomic Scrumというコーチが僕の尻を引っ叩いて助けてくれているだけなんですね。(僕は尻に火がついても動けないけど、引っ叩かれたら動けるのか・・・🤣)
僕がしているのは、「Atomic Scrumコーチ」を盆栽のように育てることだけです。

長くなりましたが、「自己管理ができない」と悩んでいる人にこそ、Atomic Scrumをオススメしたいです。

あゝ難しき、Atomic Scrum

私がAtomic Scrumを始めてから、かれこれ1年以上経過します。
まるでAtomic Scrumを使いこなせているかのような口ぶりで文章を書いてきましたが、実は1年以上経過していると公表するのが恥ずかしいくらい、全然使いこなせておりません・・・🤣。

使いこなせていない言い訳として、下記2点を上げさせてもらいます。

  1. 学習コストが高い(ように思われる)こと

  2. Atomic Scrum仲間がいないこと

学習コストの高さ

まずひとつ目に、学習コストの高さです。
上述のスライド、動画等でAtomic Scrumのうわべをなぞることはできるのですが、それぞれのStep・それぞれの実施項目を、本来の目的を理解した上でできているかと言われると、非常に厳しい・・・。

Podcastで重要事項に言及されている場合もあるのですが、外部の人間としては、今公開されている情報だけでは理解しきれない部分も多いなあと思っております。(何様だ。すいません。)

本来の目的を理解できていないことで、「やっているだけ」になったり、本来の効果が薄まってしまっていると感じることは多いです。

Atomic Scrum仲間がいないこと

学習コストが高い、ということともかぶるのですが、他の人のやり方や考え方を知って良いところを真似したい。けど、できない。

そもそもAtomic Scrumは「これ」という画一的な完成品があるわけではなく、個々人が小さい単位で初めていって、自分に合った形に成長させていくものだと理解しているので、共有も難しいのかもしれませんが。

(2021年のものですが)このPodcastのなかで、「社外の人とも一緒にやっていけたら」という話が出ていますが、これはやっておられるのでしょうか🤔。
Connpassとかで「Atomic Scrum勉強会」が開催されたら面白いと思います。なんなら、私がやりますw🤣

今後書きたいこと

長くなりましたので、具体的な悩みや僕自身のAtomic Scrumのやり方は次回以降の記事で書いていきたいと思います。
以下、書きたいことメモ

  • Daily Habit Trackerに入れて放置問題

  • MITask後回しにして自己嫌悪

  • 労力対提供価値順に並べるのは良いがその順番通りにやるのがムズイ

  • 生産性を意識しすぎて飛び込み仕事にめっちゃイライラする

  • 「我が生涯に一片の悔い無し」ってこういうことなのね

  • Fun Done Learn、マンネリ化する

  • Weekly レビューとレトロスペクティブの違いがいまいち分からん

  • WeeklyEventはいつするのが良いか

  • OKRの設定方法がわからない

多分もっとある・・・
とりあえず年内に書けてよかったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?