京都・大阪の旅、4日目。大阪・海遊館。

大阪の車のナンバー。なにわナンバーと大阪ナンバーの違いを、タクシーのおじさんに聞いてみると、なにわナンバーは大阪市内の車で、他に和泉と堺があり、その他の市が大阪となるらしい。そんな会話をしながら、久々に大阪にやってきた。
旅も4日目になると、だいぶテンションも落ち着いてきて、海遊館が思ったよりも遅くまでやってるようなので、ホテルでチェックアウトギリギリまでのんびりし、1000観光開始。

帰りを考慮しバスのもよりロッカーに荷物を預け、足軽に梅田の地を歩く。目的はアレだ、梅田イス。途中、ホワイティうめだという通りがあり、内村光良の顔が過ったが、たぶん、関係ないよな、と振りきるように、たぶんこっちだ、という方角を目指す。しかし、歩けども、歩けども見つからない梅田イス。ここだ、ここであっているハズなのに、どこだ?とサン広場の周辺をうろうろして、気がついた。そこでやっている特設のアパレルイベント。の手前に、あった、梅田イス撮影ポイントの赤い靴印。まさかの、まさかのイベントのため梅田イス撤去?!!詳細を聞くのもどこか恥ずかしく、梅田イスを見れぬ口惜しさを胸に、また何時か来ることを誓った。

時間が少し余ったので、百貨店まで戻り、スナックパークにあるイカ焼き屋さんで名物に舌鼓。昔食べたイカ焼きはこんなイカがプリプリしてたやつじゃなくもっとペラペラで安かったのだが、美味である。 ホント、祭りのときだけで良いから、関東の屋台にも登場してほしい。大阪人が知らない大阪焼きよりも、よっぽど大阪焼きの名にふさわしいだろうなぁと思うのは、私だけじゃないはずだ。

てくてく移動し、西梅田にある新喜劇へ。広場にいる、学生の群れを見て、気付いた。連休明けで観光客は少ないが、修学旅行、校外学習、遠足等々。学生の群れを忘れていた。うぅ…と思いながら、開演時間少し前に会場へと入ると、予想に反し、センターを占める学生たちの前、一列目に一般人がポツポツいるだけというまさかの自体。コレ、学生の群れがいなかったらと思うと、助けられた気分になった。前座に漫才が続き、新喜劇が始まる。ハイキングウォーキングやCOWCOWを久しぶりに見て、続く新喜劇で、やはり生の舞台はいいなぁと改めて思った。大阪の古き良きノリがとても楽しい新喜劇だった。また大阪に来たら、なんばの方は団体のおばあちゃんたちで埋め尽くされているらしいので、それ込みで見に行こうと思う。

昼から一笑いを貰って目指す先は海遊館。
途中、にわかに水族館の気配がする。

想像していたよりもとても大きい海遊館。鯉の代わりにジンベエザメ筆頭、色々な幟が空を泳いでいた。身近な海辺から北極海、深海まで。日がな一日、水槽の中を回遊する魚を眺めて過ごせるが、所々、一方通行なので、うっかりすると戻れなくなるので注意。

水族館の薄暗さは、私のカメラだと撮影できるモノが限られてくるので、シュッシュと泳ぐ魚は心のファインダーに納めておこう。

入って割りとすぐにある寒いところに住むペンギンたち。餌やりタイムに出くわした。一番右端のむちむちした後ろ姿の王様ペンギンがとても可愛い。

投げられる餌を待つジェンツーペンギンはペンギン界最速。

ホースのおもちゃで遊ぶイルカは無邪気。

大水槽、気がつくとぬぬっと上にいるジンベエさん、沖縄・美ら海水族館のジンベエザメよりは小さいけれど、回遊する姿は優雅そのもの。

清掃監督、クエ。

マンタやエイもジンベエザメに負けず劣らない優雅さで、長い尾を引き、泳いでいた。

大水槽の回りにも色々なコンセプトの展示がある。カラフルポップな魚たち。

新しくオープンした海月エリア。コンセプトは銀河。暗所に浮かぶ海月たちは確かに、海の月、というか、宇宙に漂うエイリアンのようだ。

観察者たち。

正面は水槽、左右と上部が水槽を反射し、満点の海月。

抱卵するイワトビペンギンと、気持ち良さそうに眠るアザラシはまとめてみた。

番外編・イワトビペンギン
番外編・アザラシ

途中のカフェから帰航するサンタマリア号を眺めて、何時か酔い止めを握りしめながらまた来ようと思った。ミュージアムショップではなく、館内にあるオフィシャルショップの紙袋まで可愛い海遊館だった。

海遊館から出るとだいぶ日が傾いていた。向かったのは心斎橋。夕方の繁華街は本当に人が多い。横道に逸れると際限がなさそうなので、商店街を道頓堀に向かって歩いていく途中、事件があったらしく、警察が一部通りを封鎖していた。数日前に京都で愉快犯が出たばかりだ。犯罪が増えてきたと聞いたけれど、偶然か増えたのか。少し野次馬していたが、何かの拍子に巻き込まれるのも怖いのでとことこ再開。旅の終着地、なんば、道頓堀川。グリコが私の旅のゴールテープを切ってくれたようだ。近くの551でマロンミルクのアイスキャンディーを齧りながら、さぁ、帰ろう。今度来るときは、この辺りにもお目当ての店を何件か見つけてから来よう。しかし、あてもなくぷらぷらするのも楽しそうではある。

久々に長い休みをとり、一人うろうろした3泊4日の京都・大阪。楽しかった。また来よう。