京都・大阪の旅、3日目。天橋立・伊根の船屋②

迎えた3日目の朝は、昨日の薄曇りが残り、早朝狙いの写真は断念。散歩をしに知恩寺をうろうろしていたら、扇子型のおみくじを見つけた。待つにたくさん下がっていると、フォーチュンツリー。


0900。天橋立桟橋から観光船に乗って、12分程で反対側の一の宮桟橋の府中へ。観光船で天橋立の歴史を聞くと、言い伝えでは竜宮への架け橋が折れて横たわったと伝えられているが、実際は砂の体積と侵食の結果のようだ。

昨日、成相寺で絶景を見てしまったので、迷ったが、リフトで傘松公園の展望台へと。股のぞき発祥の地らしいが、観光客が薄いと誰もやっておらずこういう時は混んでる方が良いのでは、と思ってしまった。



傘松公園から徒歩で降りると、急斜面の階段をてくてくしたせいか、足がガクガクになった。麓のお寺、元伊勢籠神社に亀の居る水場があって、休憩がてら眺めていると、神主さんの様なおじいさんが、亀の話をしてくれた。聞けば、天皇家の次に古い家系を持つ82代目御当主だとか。有り難いおじいさんにお話を頂いたせいか、足のガクブルが治まったのは気のせいではないだろう。近くの大谷寺のガラガラは珍しいくるくるタイプ。元伊勢籠神社の境内は撮影禁止だ。



天橋立方面へ帰りは徒歩で3.6kmを歩く。右を見ても左を見ても海という、なんとも贅沢な道をひたすら歩く。

幅が結構あるので、見えにくいが、両側に海。



名前の付いた名木も多い。好きな形の松を見つけたら、名前を付けて呼んでみるのもアリなのかもしれない。



文明開化、富国強の名残り。


天橋立神社の灯籠の月と鹿が可愛い。


歩き終え、さぁお土産だ!知恵の餅だ!と意気込んでいたが、まさかの大本のお餅屋さんが連休の影響で本日お休みなので食べられなかった。ぐぅ名残である。


天橋立を後に、伊根の船屋へ。船屋の道は所々、車一台が通れるほどの幅しかないので、レンタル自転車のある駐車場へ停め、自転車を利用するのがベスト!久々の自転車にテンションが上がり、海風を切って走ると気分は最高だ。レンタル自転車は無料という何ともありがたいシステム。

船屋の家側の写真を撮り忘れていた。所々に海町ならではの気配。


船屋の中も見学できる。150円。しゃがむと額縁に青島が収まるよと言われ、おお!となる。

船屋の中は漁師道具が溢れている。

船屋の両サイドは正に船屋。


アオイガイの貝殻が美しい。

干して攻撃力+2のハリセンボン。

この旅最大の目的地である船屋、日本海の綺麗な海に競り出す家々と船が織り成す見たことのない風景がとても印象深い。派手ではないけど静かにのんひびりしに行くには良い場所だ。釣りの趣味はないけど、日がな一日、釣りをして過ごすのもオツなのではないだろうか。

時間が少し余ったので、世屋集落へ足を伸ばした。藁葺き屋根や、三角屋根の平屋が集まる集落。この先でホントに生活空間何てあるんだろうかと思っていたが、現役で畑が耕され、草刈りをする人々が普通に居て、棚田も綺麗に水が張られていた。


宮津に戻り、天橋立・伊根の旅は終わり。1714発の京都行きの高速バスに乗り、旅の終着地、大阪へ。