人は自然を壊してる(福岡正信さんへのインタビュー動画をみた)

地球上の本来植物が最も育つ地域で砂漠化が進んでいる。文明発展し、かつて農業が盛んだったところがそうなっているという。
大多数の農家が行っている一般的な慣行栽培を続けると農地はどんどん悪くなって行くというのは確実そうだし。都市部には自然を壊すのが良い事だと考えている人々が非常に多い。草を生やせば苦言を呈する者が非常に多い。
自然が・緑が減り過ぎた事で身近に問題が起こっていても気付かずそんな要求をしている人々が多い。
長期的に体調を悪化させたくなければ、今体調が悪ければ、緑の多く残っている地域に居住地を変えるのも良い方法なのだろう。
若い頃、粗食の時代を生きた年配の方々にはその頃蓄えた健康貯金がある。地域に依って食べたものは違うのだろうけど、例えば若い頃さつま芋ばかり食べさせられてたから今はさつま芋見たくないという方もいらっしゃる。でも、当時そんな食事を食べ健康貯金を作れたから今健康に過ごせているとも云えそうに思う。子供達はアレルギーがあったりする。現代的な食環境などの環境が健康に過ごす事を難しくしたから健康とはいい難い健康状態にしているとも云える。
以前の総中流社会といわれた時代から今は格差社会といわれている。格差社会では社会全体が低品質化する。高価な食材を買っても低品質で高価な食材になる。2500万~5000万円だった経営者の報酬が5億円~10億円になり、労働者の報酬が500万円から400万円になった。経営者は圧倒的に少数で労働者は大多数。大多数の人々の収入が大きく減れば高価なものは買えなくなる。総中流といわれた時代は国際市場においても日本人は購買力が高かったので良質のものを購入できた。今は日本人の購買力が大きく下がり良質なものが買えなくなった。商社が良い物を世界からと言ってたって予算・購買力考えたら昔はあったかも知れないが今はあり得ない話に変わった。輸入している作物だってとにかく低価格なものを買い集めている。以前、養老孟司さんが書いていた文章だったと記憶しているが読んだのが「作物の生産国で農家さんに取材したという事でお書きになっていたのは日本の商社は値段ばかり要求する。品質は全くいわない」という話。高価な食物だって安く低品質な材料を手間をかけて磨き、飾り、高価格で売っている。
大多数の者が安全を重視できる経済力を手に入れれなければ、生活習慣病やアレルギーなどの蔓延は低減不能という印象を持っている。ある意味、偉い人々が病人天国的な社会を作っている。格差の拡大はお金持ち層にとっても健康に過ごす事が難しい社会への移行となる。普通の生活をしていると金持ち層に入っても健康に過ごすのは難しくなりそうだ。
実際、高収入な方々にも強く体調を悪化させた経験をしている方々が少なくないのだし。
格差の拡大は別の面でも高所得者の生活レベルを押し下げる。総中流といわれた時代は多様化も進んだ。可処分所得をある程度持っていた者が多かった事で多様なサービスが行えたという面もある。極端に書けば、食べるのがやっとという者ばかりになれば食材を売る店以外は成立しなくなるのだ。
格差の拡大は趣味にお金が使える層の人口を大幅に減らしてしまう。高収入の人々もお金は稼いでも使える場面は減るという事になる。実際、格差の拡大と共に専門店なども減ってきているし。
経営者評価方法を年収500万円以上の社員を5万人作りましたという感じの社会を良くする事への評価値を高めれると良いのではと思うんだけど、現実には私の年報酬が1000億円ですとか資産を1兆円作りましたとかいう事が高く評価されている。年収100万と年収1億に2極化するといった方もいらしたが。皆で5000万円得ようというのは良い目標だと思うが、2極化というのは大多数は低賃金といっているのだからそう明言するような経営者の運営している組織で働きたいとは思えない。
こういう社会とは距離を置きたいという意味で働きたくないという者が増えるのは(そんな意識はないかも知れないが)ありそうに感じる。

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