卒業式を記録に残すために
コロナウイルスによる影響で、世の中では外出禁止、企業ではリモートワーク推奨、そして学校では臨時休校が広がった。その中で小学校、中学校、高校、大学などの各所で卒業式が中止になっている。
自分も去年大学を卒業した身として、卒業式が中止というのは何か不甲斐なさを感じる。特に大学生の卒業式は「教育」というステージが終わり、「労働」という新しいステージに旅立つ意味として、「教育」の最後の思い出になるに違いない。
そんな中、東京で働き初めて出会った1個下の友達がすごく良いストーリーをInstagramで投稿していたので紹介したい。
まずはじめに、その彼は、現在大学4年生で関東の大学に通っている。彼は、一人でカメラ撮影や映像制作をしている。なので、彼のインスタはキレイで美しい作品が並んでいて、投稿欄も統一されている。
そんな彼も、コロナウイルスの影響で自身の大学の卒業式が中止になったという。誰しもが不平不満を口にするなか、彼は、「卒業式が中止になって袴やスーツを着れなかった学生のために写真や映像を制作します!」とストーリーに投稿していた。
本当に驚いた。誰しもが自分自身のことを考えるはずなのに。思わず自分は彼のストーリーに対して返信した。「すごく良いアイデア!!」そしたら彼は「自分にとってできることはこのくらいです。」と一言。
驚かされた。
彼の中では、自分の武器は何なのかを理解していて、みんなが今どんな気持ちでどんなことを求めているのかを理解しているとすごく感じた。
現在、ガセ情報が広まり、情報が錯乱しているためSNSを利用する人がSNSを信用できなくなっている。本来、楽しむためのコミュニケーションツールがそうではなくなってきている。そんなときだからこそ、SNSを使った新しい関わり方、新しい卒業式のカタチを創造する彼はすごくかっこいいと思う。
今後、彼がどんな作品を制作するのかとても楽しみである。
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