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人は理解できないものは買わない。

standfm(スタエフ)でこちらの内容を話してます

知らなそうなお酒を薦める

日本酒キッチンカー"カンパイSAKELOVERS"にて日本酒を20種類強を週替わりで提供している。


基本はメニュー表を作って、そこからお客さんが選んで購入するというスタイルです。


大体のお客さんは自分で注文されます。その中で、「オススメ下さい」という方も結構いらっしゃいます。


僕が今「オススメ下さい」というお客さんに心がけている事は、お好みに合いそうであまり知られていない銘柄です。

当初は多くの人が飲みやすく美味しいという反応が返ってくる、低アルコールのフルーティな銘柄を薦めていました。

ただ、このあたりのお酒は知っている人も多く、僕が薦めなくても注文されるんですね。人気もあるので当たり前ですが、、、


なので、お客さんが知らなそうなものを薦めるようにしています。


それで飲んでいただき、「美味しい」というリアクションをもらえた時に、あーオススメしてよかったぁ。という気持ちになれます。

そして、そのお客さんに新たな日本酒の可能性が出来るんですよね。


基本、「人は理解出来てないものは買わない」


お客さんが自分でメニューを見て注文する時は、自分の知識と照らし合わせながら、これは美味しかったやつだなぁ。とか、あっ、これは美味しかった酒蔵の違う銘柄だ。とか、白ワインのように酸味があるんだぁ。とか

何かしら、自分の知識と照らし合わせて選択しています。その傾向が強いのは間違いないですよね。

人は知らないを嫌う。

でも、これは全く知らないから飲んでみようという事はもちろんあると思います。これも知っている中にある知らないだからチャレンジが出来るわけですよね。

人は知らない事を嫌う


今、編集者の長倉顕太さんの「常識の1ミリ先を考える」を読んでいるのですが、本をヒットさせる1つのコツとして、過去ヒット作の着眼点を1ミリずらす。

過去にヒットしたものを違う視点で気づかせる。これがヒットにつながりやすい。ただ、ここで注意しなければならないのが、

"ずらし過ぎてはいけない"


という事だと言っています。


ずらし過ぎると、人々の理解の範疇を超えてしまう。そうするとクエスチョンマークが頭の中で出来てしまう。そうすると買う対象こら外れてしまうんです。

読んでいて、確かにそうだなと。

人は知らない事を嫌う。新しいものが出て来た時に煙たがる人は多い。

iPhoneが出て来た当時、年配の方が携帯ばかりいじって、いじりながら歩いたりして、こんなものは害でしかない。全く変なもの使ってみたいな雰囲気がありました。

でも、今や、年配の人の方が、操作が遅い分、画面に釘付けで集中し過ぎて危ない。

知らない時は敵視していたのに、周りで使う人が増えていき、自分も使うようになる。

そんな事が言えますよね。

なので、知らないものを知ってもらい、可能性を広げてもらう。はカンパイSAKELOVERSでの1つのテーマとしていきます。

それで少しでも、日本酒の美味しさ、面白さに気づく人が増えれば、僕のやり甲斐にもつながります。

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