黒電話とキックボード。

今日、コミティアにいくのにキックボードで行くか悩んだがやめた。2000年頃のブームから15年、駅から遠いところに行くのが便利でしつこく乗っていたのだがそろそろ潮時かもしれない。「それで家から来たんですか!?」と聞かれるのに飽き飽きしたからだ。「もちろん家から来たけど電車にも乗ったよ。まてよ、そうしてみるとそもそも誰しも人は家からくるものじゃないか?もし誰かがどこかにいったとして大抵はそれで家から来たんだよ。つまり「家」には「始まり」もしくは「起点」という意味が…… 」
そう、面倒くさいのだ。

やっぱり最近になってやめたものに黒電話がある。(黒電話はIP電話などでもダイヤルホン設定にすれば使えるのだ。)
黒電話は置物として大変魅力的な形をしていたし、なによりあの「ジリリリリん」という音がいい。スピーカーからなるのではなく本物のベルが中で慣らされている点が大変に素敵だ。しかし、だ。
110番とか119番という緊急番号について「1はすぐ回せるが0や9はダイヤルが時間がかかるため通話の前に落ち着く時間を作る」という俗説を聞いたことがあるだろうか。
ポイントはこの話の真偽ではなく「0や9はダイヤルがもっとも遠いところにあり時間がかかる」というところだ。
黒電話が全盛だったころ、市内にかけるのはせいぜい6桁くらいの番号を回していたことが多かったように思う。
ご存知のようにいまは携帯電話が全盛で11桁も回す必要がある。しかも最初の3桁が「0」「9」「0」で始まるのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?