【作品レビュー】のん NON OUCHI DE MIRU LIVE|存在自体がアート。3年間を振り返る、まったり&刺激的な2時間ライブ
「みんなのお部屋がライブハウスになる!」をコンセプトに、女優・創作あーちすと“のん”が開催するオンライン・ライブ。”NON OUCHI DE MIRU LIVE(#のんおうちで観るライブ)”と題されて、2020年5月から定期的に行われてきたこのシリーズは、毎回趣向を凝らした企画が大好評。
2020年8月29日(土)に生配信された特別篇(ZAIKOプレミアム会員向けのアンコールシアターにて公開中)では、のん主宰によるレーベル「KAIWA(RE)CORD3周年記念ライブ」がテーマ。約2時間にわたって、たっぷり歌とトークで楽しませてくれます。
普段のバトル形式とは異なり、この日はKAIWA(RE)CORDのこれまでの3年間の歩みを振り返るスペシャル企画。「WORLD HAPPINESS 2017」での初ライブをはじめ、「女子美術大学」や「レッドブルスタジオ」で行ったライブやフェスの懐かしい思い出話に花を咲かせつつ、当時のライブ映像や写真を眺めたり、いまとなっては貴重な限定グッズの紹介、彼女自身のコスチュームへの拘りなど興味津々な話題が満載です。発表してきた各楽曲の制作秘話や裏話などは、ファンなら必聴・必見。ギター担当の、ひぐちけいとのぶっちゃけトークも最高です。
ひぐちから、のんのギター演奏を初めて見たときに「すごくカッコ良くて、すごく弾けると思った」と褒められたり、かと思えば「最初の頃は目を合わせてくれなかったよね」と、ちょっぴり愚痴られたり。信頼を寄せ合う2人ならではの、和気藹々なムードで進行します。ステージではなく、居間のようなセッティングというのも、まったり感をいっそうアップです。
もちろん生演奏もたっぷり。2人きりで披露される演奏は、シンプルかつ等身大。それに親近感が圧倒的です。初シングル「スーパーヒーローになりたい」をはじめ、初めてライブで演奏した「この街で」、サイディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」やRCサクセションの「I LIKE YOU」といったカバー等々、どこを取っても真摯で瑞々しくて、ポップアート的な香りもちょっぴり。
ライティングなどの演出は皆無だけれど、歌いながらカメラを惹きつけて離さない彼女には、やはり凡人とは異なる天性の才能や存在感が備わっているのでしょうね。みずから「私はアーティストです!」と大声を張り上げなくても、歌やリリック、グッズやTシャツのデザインなど、その全てがアート的で創造性が漲っています。いわば存在そのもの、生き様がアートと言えるでしょうか。まったりだけど、刺激的な約2時間。繰り返し観たくなったり、のんの世界にずっと浸っていたいというファンも多いのでは?
【イベント詳細】
公 演:NON OUCHI DE MIRU LIVE vol.3.5(#のんおうちで観るライブ)
日 程:2020年8月29日(土)
主 催:株式会社スピーディ
【ZAIKOプレミアム 作品視聴ページ】
https://zaiko.io/premium/media/non-ouchi-de-miru-live
ZAIKOプレミアム『アンコールシアター』では、のんが行った「NON OUCHI DE MIRU LIVE vol.02、3、3.5、4.0」も配信中。こちらもあわせてご覧ください!
【ZAIKOプレミアムとは?】
月額600円(税込)を支払うことで、ライブコンテンツなどZAIKOのさまざまなサービスをプレミアムランクでお楽しみいただけるサブスクリプション型の会員サービスです。ご利用いただけるサービスは下記の3つがあります。(2021年6月現在)
① アンコールシアター
音楽、舞台、イベント、お笑い、e スポーツなど、さまざまなライブ・エンターテイメント映像が見放題となるビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス。
② +HDオーディオ
最高音質でライブイベントを視聴できる追加オプション。追加料金を支払うことなく、最大384kbpsの高音質でライブを楽しむことができます。
③ +Archive
「+Archive」対応イベントで通常よりも長い期間のアーカイブ(14日間/30日間)を視聴することが可能となります。
https://zaiko.io/premium