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効率の良いFXトレードの秘訣!取引時間帯の優位性を活かそう

みなさん、こんばんは!今日は「FXトレードに最適な時間帯」についてお伝えしたいと思います。

FXの魅力の一つに「24時間取引が可能」という点があります。「いつでも好きな時にトレードできる!」と聞くと、とても魅力的に感じますよね。

しかし、実際にはトレードに適していない非効率な時間帯も存在します。このことを知らないと、せっかくの貴重な時間を無駄にしてしまう可能性があります。

そこで今回は、トレードに最適な時間帯を知り、効率の良いトレードに活かしていただきたいと思います。


FXの「24時間取引」の仕組み

FXは「平日であれば24時間取引が可能」です。
これは、世界各地にある為替市場が、バトンを繋ぐリレーのように途切れることなく開いているためです。

以下は主な為替市場の取引時間(日本時間)です。

- ウェリントン市場
(午前5時~午後2時)
  ↓
- シドニー市場
(午前7時~午後4時)
  ↓
- 東京市場・シンガポール市場・香港市場
(午前9時~午後6時)
  ↓
- ロンドン市場
(夏時間:午後4時~午前1時/冬時間:午後5時~午前2時))
  ↓
- ニューヨーク市場
(夏時間:午後9時~午前6時/冬時間:午後10時~午前8時)

このように、先に開いた市場が閉まる前に次の市場が開くので、切れ目なく取引が続けられるのです。

しかし、すべての市場で取引が活発というわけではありません。次のセクション以降では、具体的にどの市場(時間帯)が効率的なのかを見ていきましょう。


主要5大市場の取引高シェア

最新の国際決済銀行(BIS)の調査によると、2022年時点の外国為替市場の取引高順位は以下のようになっています。

- 第1位:ロンドン市場(約34%)

- 第2位:ニューヨーク市場(約19%)

- 第3位:シンガポール市場(約9%)

- 第4位:香港市場(約7%)

- 第5位:東京市場(約6%)

ウェリントン市場とシドニー市場については、具体的なシェアの数値は公開されていませんが、東京市場よりは小規模になります。


どの時間帯でトレードすれば最も効率がいいのか

では、どの時間帯でトレードすれば一番効率が良いのでしょうか?
それは、市場規模が大きく、流動性が高い市場が開いている時間帯です。

具体的には、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯が最も効率的です。

< ロンドンタイムとニューヨークタイムが重なる時間帯 >
- 夏時間:午後9時から午前1時
- 冬時間:午後10時から午前2時

この時間帯は、世界中のトレーダーが多く参加し、取引が非常に活発になります。そのため、市場の取引高と流動性が非常に高くなり、値動きが大きくなる可能性が高いのです。
この時間帯を意識してトレードすることで、より効率的な取引が期待できます。


日本の個人トレーダーが活用できる時間帯

そして、この時間帯は、多くの日本人トレーダーにとって、仕事を終えた後の自由な時間にあたります。

他の国では、主要市場の取引時間が自分の生活リズムと合わないこともありますが、日本ではこのゴールデンタイムを最大限に活用することができるのです。

たとえ残業で遅くなったとしても、ニューヨークタイムには参加できる可能性がありますよね。

世界で最も活発な市場の動きを捉えることができる点で、日本人トレーダーは本当にラッキーなのです。


ロンドン・ニューヨークタイム以外はオススメしない

ロンドンタイムとニューヨークタイム以外の時間帯は、値動きが少ないという印象があります。

確かに、東京時間には毎日午前9時55分に基準レート(仲値)が決定されるため、この時間に向けて実需筋(輸出入企業など)の取引が集中し、流動性が高まります。また、5日、10日、15日などの「ゴトー日」にはドル高・円安の動きが強まることもあります。

シンガポール市場と香港市場も同じ時間帯に開いているため、合計シェアは約22%と市場規模も決して小さくありません。

円絡みの通貨ペアが大きく動くこともあります。

しかし、頻繁に大きな値動きがあるかと言うと、そうでもないのが現実です。実際に値動きを検証してみると、ロンドンタイムとニューヨークタイムの方が明らかに活発であることがわかります。

ウェリントン市場とシドニー市場に関しては、売り手と買い手の数が少ないため、スプレッドが広がりやすく、取引コストが増えるリスクがあります。このため、この時間帯でのトレードは控えるべきです。


まとめ:効率の良い時間帯でトレードに集中する

これまで、短時間で大きな利益を得られたこともあれば、半日かけてもほとんど動かないこともありました。

トレード経験のある方はご理解いただけると思いますが、ポジションを持ったまま延々と時間が過ぎていくのは心身ともに疲れます。

半日かけて行ったり来たりする値動きを眺めて最終的に勝てば、まだ救われますが、負ければそれまで費やした時間は無駄になります。

時給換算するとアルバイトの方が断然マシで、トレードの場合、負けたら疲れる仕事をやらされた上に手出しになるわけです。

「スキャルピングであれば、東京時間でもチャンスはありますよ」というご意見もあると思います。確かに、高ロットで効率良く資金を増やせる魅力はありますが、私はなるべくチャートに張り付かず、時間を他のことに使い、少ないトレード回数でメンタルにも優しいトレードを目指しています。

結果的にスキャルピングになることはあっても、頻繁に小さな値動きを狙うトレードは控えています。スキャルピングを控える理由については、また別の記事でお伝えします。

FXの目的は、長時間チャートを見ることではなく、資金を増やすことです。
特に初心者の方には、値動きがある時間帯に集中してトレードし、貴重な時間を有効活用していただきたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。次回もお楽しみに!

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