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自分の常識を疑うことで、見え方が変わるかもしれない

・アフターピルとは、排卵を遅らせたり、子宮内膜(受精卵が着床する部分)の状態を変化させることで妊娠を防ぐことができる緊急避妊薬のこと。コンドームが破れる等避妊に失敗した時、性被害にあった時など、性行為の後できるだけ早く、一定時間内に服用することで高い確率で避妊ができる。アフターピルは日本ではあまり馴染みのない薬だが、欧米の多くの国では市販されている

・日本でアフターピルが普及しない原因の一つは“入手経路の問題”。日本でピルを入手するには、産婦人科や婦人科の処方が必要だ。また、アフターピルの価格は医療機関によっても異なるが、1.5万円ほどが相場。一方、海外では、ドラッグストアで市販されていたり、イギリスやカナダ、スウェーデンなどでは無料で入手するできたりとアフターピルにアクセスしやすい

・ピルは避妊目的だけでなく、生理トラブルの治療のために保険適用で処方されることもあるが、日本で女性がピルを飲んでいると言うと、男性から“貞操観念が低い”という短絡的なイメージを持たれがちだ。女性の間にも、「アフターピルを服用すると、気持ち悪くなったり、体に悪影響がある」という負のイメージはあるようだ

マイナスイメージを払拭するのは難しい。

たとえその認識が間違っていたとしても、わざわざ良い印象を持っていない物事に対して認識を改めようと自発的にはたらきかけることはほぼない。

ピルへの偏見は性別関わらずある。実際私も、マイナスイメージを持っていた。

けれど、そのマイナスイメージはいつ持ったのだろう?

どこから情報を得て、マイナスだと判断したのだろう?

きっと、どこで聞き齧ったか定かでない情報を鵜呑みにしていただけだ。

情報源の確からしさを知ろうともせず、自分の頭で考え判断しようともせず、ただ受動的に、反射的に、感情的に印象を形成する。

きっと、ピルに限らずマイナスイメージを抱いている多くのものは"なんとなく"の産物だ。それがいつの間にか自分の中の常識となる。

自分の常識を疑うことを意識すれば、案外マイナスイメージは勘違いであるかもしれない。

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