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根岸S 注目馬メモ

レモンポップ→サウジ
バトルクライ→骨折
ドライスタウト→屈腱炎
レッドルゼル→直行

と、ごっそりと有力馬が抜けてかなりカオスなメンバー構成。
今回はその中でも対極的な2頭をピックアップしたい。


・エンペラーワケア


ダートに替えてから[4-1-0-0]と抜群の安定感で、一貫して1400mを使ってきた。

前走御影Sの2着サトノルフィアン、3着モズリッキーが門松Sでワンツーするハイレベル戦で、前半33.6のハイペースを先行(この馬の通過は34.0)し、上がり2位の脚を使って2着に0.6差をつける圧倒的な内容。

2走前ドンカスターCも同様番手から上がり最速で2着に0.8差。2着ペプチドタイガー、4着フェルヴェンテはそれぞれ2勝C突破済み。

唯一2着に敗れた3走前はスタートで出遅れて鞍上が激しく手綱を動かして強引にハナを主張し、2F目は10.5と相当速い。初めに逃げていたエクサープトも譲らないので息を入れることもできずそのまま直線へ向くが前半飛ばしすぎて流石に失速したがなんとか2着は死守。
自身の後半3Fは12.2-12.6-13.7と明らかな減速ラップで本来なら大敗してもおかしくないレベルだが、それでも2着に残せる驚異の粘り腰。
これなら東京でも、と思わせる内容。


減点要素

・これまでの競馬から意図的に砂被りを避けているように見え、内目の枠で楽に行かせてもらえず揉まれた場合が未知。

・先行馬が苦しい(≒上がりが要求される)東京ダート替わり

・3勝C突破後OPをスキップしてきての臨戦なので単純にクラスの壁

・サンライズフレイム


屈腱炎で回避したドライスタウトの半弟で、出遅れては後方から鋭く追い込むイメージが染みついているが、スタート切れれば先行して押し切った経験もある。

デビューからダートで[5-0-1-0]。
唯一3着だった5走前は出遅れて中団から追い込むも前で粘った馬を捉えきれず。
1着のパライバトルマリンは関東オークス勝ち、2着のブライアンセンスもOP馬と振り返ればかなりハイレベルだった。

その後は関西圏の1400mに拘って使われてきて、枠に恵まれたのも否めないが、度々驚くような大外一気を披露した。これで藤岡康太とのコンビは4戦4勝で、継続騎乗も心強い。

久々の東京ダートだが、直線長く広いコースは合うと思う。


減点要素

・ドライスタウト同様、母父アフリートなので揉まれ弱く、内枠を引くと選択肢が狭まるのがどうか。

・持ち時計がなかなか縮まらず、頭打ち?

・戦ってきた相手は現級でウロウロしているような馬ばかりで比較的平凡。

・見た目のインパクトは確かに大きいが、実際は前が垂れる展開を差してきている(≒この馬だけが差してきたわけではない)だけで、上がり最速を出したのは新馬含めて2回。

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