Pythiad #1 — The Journey So Far(和訳)

著:Pyth Network

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 Pythネットワークの公式ニュースレター"Pythiad"の第1回目の配信を開始しました。

 この3ヶ月間で多くのことを成し遂げました。"Hello World"の発表から、データプロバイダーの発表まで、様々なことを成し遂げてきました。

 Pythネットワークは、分散型金融(DeFi)の世界が、high-fidelity(HiFi)な金融市場データに安全かつ確実にアクセスできるようになるというビジョンを実現するものです。

 Pythは、世界最大のプロのトレーダーや取引所からの高忠実度のマーケットデータを、どこでも、どんなスマートコントラクトにも接続します。

 フォロワーの皆様には、いつも素晴らしいサポートとエネルギーをありがとうございます。そして、新しく参加してくださった方には、"ようこそ!"と言いたいです。私たちは、皆さんが私たちと一緒にいることをとても嬉しく思っています。

 今月のニュースレターは、誰もが楽しめる内容になっています。今回のニュースレターは、今後のニュースレターよりも長くなりそうです。議論したいことがたくさんあります。

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Coming Up

・Pythとは?(その真髄)

・Pythの近況は?

・Our Publishers!

・Our Consumers!

・その他のネットワークの役割

・クロスチェーン化

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Pythとは?(その真髄)

 Pythネットワークは、信頼性の高い機関投資家グレードのマーケットデータを活用するためのインフラをDeFiに提供することを目的に、TradFiとDeFiの大御所たちによって構築されている特殊なオラクルネットワークです。

 Pythは、リアルワールドやクリプト関連の市場データをオフチェーンで継続的に取得し、クロスチェーンパブリッシング高度なアグリゲーションを用いてサブセカンドスピードでストリーミングすることで、データの豊かさを捉え、そのデータに対する確信を深めることに注力しています。Pythは、他のオラクルのソリューションを補完するものになると考えています。

 PythはSolanaブロックチェーン上に構築されているため、データプロバイダーはスロットごとに継続的に価格を更新することができます。これは400msごとに1回で、毎日20万回以上の更新になります。Pythのスループットは、Solanaのスケーリングに合わせて増加します。オラクルのソリューションは、WormholeのおかげでEthereumやTerraにも拡張されます。

 私たちのネットワークには、ユニークで高品質な市場データを所有しているものの、そのデータを販売することを主なビジネスとしていない、最大規模のトレーダー、取引所、金融サービスプレーヤーが参加しています。これには、株式、債券、FX、先物、コモディティなどのリアルワールドのマーケットデータが含まれます。

 当社のネットワークに参加しているデータパブリッシャーの例としては、Jump Trading Group、GTSLMAXVirtuBSXGenesis Global TradingSerumFTXCTCなどがあり、今後も発表される予定です。

 Pythネットワークは、これらのデータを利用して、高品質な複合型マーケットデータの代替となる信頼性の高い分散型ソースを作成します。このようなデータは、通常、世界最大級の組織の壁の中に存在しているため、代替となるデータは容易に入手できません。

Pythのネットワークは、データの所有者として承認されたファーストパーティのプロバイダのみを受け入れることを目的としています。私たちのネットワークでは、データの提供者はノードの運営者でもあります。

 世界的な評価を受け、最も競争の激しい環境で実績を上げているデータプロバイダーは、信頼性が高く、正確で公正なデータフィードを維持するための専門知識とインセンティブを持っています。

 私たちの集約方法は、分散性を犠牲にすることなく、データフィードの信頼性と正確性を促進します。さらに、ネットワークメカニズム(詳細は後日発表)により、将来的に参加する小規模なクォーターを含むパブリッシャーが悪意のある行動を取らないようにし、さらにはマーケットプレイスをサポートするために余分な努力をするようにしています。

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Pythの近況は?

 私たちは4月7日に最初の発表を行いました。"hello world"の瞬間です。それは、HiFiデータをDeFiに導入するための次世代オラクルソリューションを構築するという野心的な目標で、多くの人を驚かせました。

 そこに至るまでにどんなステップを踏んできたのでしょうか。初日からどのくらいの距離を歩んできたのでしょうか?

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ハッカソンとインテグレーション

 PythネットワークのGithubを公開したのは、5月15日に開催された"Solana Season Hackathon"の開始直後でした。

 ハッカソンではライブフィードを紹介するとともに、興味のあるハッカソンプロジェクトに対して、Pythとの連携やSolana devnetからのデータフィードの取得方法を説明しました。

 ハッカソンの参加者の多くを含む、野心的なエコシステム・プロジェクトでのライブデモンストレーションや実証済みの統合を通じて、Pythの能力をテストし、実証する機会を得たことを深く感謝しています。

 私たちは、多くの革新的なPythとの統合プロジェクトと密接に協力し、素晴らしい時間を過ごすことができました。ハッカソンの精神に則り、Pythネットワークと統合した最も優れたハッカソンプロジェクトに25,000ドルの報酬を提供しました。SolFarmはSolana上で構築された初の収量集計プラットフォームで、自動補填のボールト戦略を備えています。

 お客様のプロジェクトがPythネットワークのデータフィードを必要としている場合、いつでも私たちにご連絡ください。私たちのチームは、そのプロセスをガイドし、適切なリソースを提供します。

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Pyth V2

 ハッカソンが終了すると、開発チームとそのユーザーから非常に有益で綿密なフィードバックが集まりました。

 このフィードバックをもとに、6月上旬にPyth V2をリリースしました。このバージョンでは、より優れたアグリゲーション手法を採用し、1つのアセットに対して最大32のデータプロバイダーが利用できるようになりました。

 V1コードからV2コードへの移行は、ステークホルダーの皆様に利益をもたらし、より高いスケーラビリティ、セキュリティ、信頼性を実現するための必須かつ重要な取り組みです。

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ウェブサイトの不思議

 ネットワークの構築を進める中で、Webサイトも充実させ、いくつかの機能を導入しました。

・価格を配信! 暗号資産、FX、株式、コモディティまで、デブネットのライブ価格を確認できます。

・価格は完全にストリーミングで、計算されたコンフィデンス値が付いています。

・もっとライブな映像が見たい?また、各プライスペアのプライスアクションチャートにヒストリカルデータが蓄積されていく様子を見ることもできます。

・コンシューマー向けとパブリッシャー向けのドキュメントは、Developersのページにあります。運命を自分の手で切り開いてください。

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Publishers

誰がデータパブリッシャーとして参加しているのでしょうか、そしてその理由は?

 分散型金融は、高精度で時間に敏感なリアルワールドのデータに依存していますが、そのデータにアクセスする方法がありません。

 先に述べたように、サブセカンドレイテンシーと常時ストリーミング機能を備えた信頼性の高い機関グレードのマーケットデータオラクルがDeFiには不足しています。我々はこのギャップを埋めたいと思っています。

 この種のレイテンシーに敏感なデータには、特別なオラクルソリューションを必要とする特殊性があります。既存のソリューションでは、データを調達するために群衆の知恵を利用したり、従来のデータ配信ワークフローでは、データが遅れたり、最適な市場データがたまたま存在する場所から調達されなかったりすることがあります。

 PythはSolanaのおかげで、見積依頼アーキテクチャのような制限されたモデルに頼ることなく、手頃なコストでこのようなデータを継続的に流すことができます。パブリッシャーはスロットごとに継続的に価格を更新することができます。現在は400msごとに1回(Solanaの現在の速度で、このスペックを最適化する予定です)。

 そのため、技術的な専門知識、その分野での確かな実績、信頼性を持つpublisherが、私たちのネットワークに賛同し、協力してくれる必要があります。

 具体的には、(a)これまでデータ配信を行ってこなかったデータ所有者と、(b)一次データソースの両方が必要となります。前者は、ネットワークに新しい安価なデータソースを提供します。後者は、ホップによるレイテンシーコストを回避し、データをオンチェーンで入手するための最も便利な方法を提供します。

Jump Trading Group

・アルゴリズムトレーディングの最先端を行く、世界的な地位を確立したアルゴリズムトレード。

・先物、暗号資産、株式市場をグローバルに展開。

GTS

・ニューヨーク証券取引所のDMM(Designated Market Maker)。

・マルチアセットクラスの約50,000種類の金融商品をグローバルに取引しています。

LMAX

・FXおよび暗号資産取引のための機関投資家向け執行場を運営する大手独立系企業。

・創設以来、暗号資産で取引された金額は4億ドル以上(2018年)

Virtu Financial

・マーケットメイキングとエグゼキューションサービスのグローバルリーダーとして認められ、NASDAQに上場しています。

・世界50カ国以上、235の取引所で、25,000以上の証券に流動性を提供しています。

BSX

・バミューダ証券取引所(BSX)は、完全に電子化された世界有数のオフショア証券取引所であり、国内外の発行者に手頃な価格で規制された上場の場を提供しています。

・BSXはMiami International Holdings (MIH)が完全所有しています。

Genesis Global Trading

・登録されたブローカー・ディーラーであり、店頭デジタル通貨取引の世界的なリーダーであり、確立されたパートナーです。

・月間で数十億ドル規模のデジタル通貨の取引、融資、トランザクションを促進します。

CTC

・世界中のデリバティブ取引所に流動性と価格を提供するリーディングカンパニー

・世界中のデリバティブ取引所で流動性と価格を提供するリーディングカンパニーとして認められており、週6日、1日20時間以上の取引が行われています。

Serum

・DeFiにかつてないスピードと低い取引コストをもたらす分散型の取引所とエコシステム

・コンポーザブル・フルオンチェーン・セントラルリミットオーダーブック

今後も増えていきます。

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パブリッシャーに期待することは?

 私たちの期待は厳しいものです。搭載されたパブリッシャーは、その技術力と市場の専門知識を活用して、継続的にデータをオンチェーンで発信し、安全に集約していきます。

 当社の集計方法は、形式的な尤度法に基づいて、個々の見積書を組み合わせています。

・すべての相場は、集約された価格、信頼区間、ボラティリティー指標、TWAP、およびその他の価格指標を生成し、放送する責任があります。

・これらの測定は、消費者にとってこのデータの情報性と説得力を向上させます。

 すべてのオラクルは第一当事者であり、データの正確さと途切れないストリーミングに責任があります。

・第一段階では、Pyth Network上で自分のストリームを操作することができないような評判の高いパブリッシャーとして、有力な業界関係者と提携しました。

・将来的には、パブリッシャーにはオンチェーンでのリワードやスラッシングによるインセンティブが与えられ、さらにインセンティブを調整し、消費者にさらなる安心感を与えることができるでしょう。

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自信がありますか?

 科学技術分野では、観測や測定にはほとんどの場合、測定の不確かさが伴います。測定の不確かさとは、1つの観測結果にどれだけの精度や不確かさがあるかを示すものです。

 市場参加者は一般的に、金融市場の価格に関して測定の不確実性を考えることに慣れていませんが、この概念は簡単にそこに拡張することができます。Pythデータ提供者は、入手可能な情報を用いて推定した信頼性/不確実性とともに価格を配信します。

 Pythネットワーク上の複数のデータプロバイダーが、ある資産の価格の測定値を報告しています。それぞれのデータプロバイダは、異なるデータソース(これらの目的のために使用する法的権利がある)を考慮し、Solanaスロット(~400ms)ごとに最大1回、非同期に報告している可能性があります(そのため、クォーターAとクォーターBは、同じSolanaスロットで200ms離れて観測された価格を報告するかもしれません)。

 実際には、特定の市場に特化したデータプロバイダーは、信頼度の値をその市場のビッドアスクスプレッドとして表現することができます。同一資産の複数の市場を対象としている場合、パブリッシャーは取引が発生すると予想される場所の関数として信頼度を表すことができます。

 異なる市場では、不確実性は市場の構造によって異なりますが、その視覚的表現を見ればすぐに理解できます。

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 Pythネットワークは、これらの重要な転位の統合された推定値を継続的に公開することで、データ消費者に力を与えています。

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コンシューマー

コンシューマーは誰ですか?

 厳密に言えば、Pythネットワークのデータコンシューマーは、フィードを統合し、価格や信頼値を取得してdAppsを操作するプロトコルです。

 もちろん、それらのプロトコルには、ターゲットとなる視聴者や消費者、つまりdAppと対話する日常的なユーザーがいます。

 Pythネットワークにとって、Pythフィードを活用したプロトコルを利用する人は、"コンシューマー"ではなく、金融資産に関する最高品質のデータソースの恩恵を受けていることになります。

 しかし、Pythネットワークをデータソースとして選択しているプロトコルはどのようなものでしょうか。

 Solana Season Hackathonでは、ハッカソンの参加者や既存のプロジェクトを含め、数十の有望なプロジェクトにオラクルのソリューションを導入・統合しました。

 以下のリストは包括的なものではありません。Pythネットワークが提供するデータは、オンチェーンで公開されており、誰でも照会することができます。

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Hackathon Integration Partners

Zeta Markets-Solana Season Hackathon Winner

 Zeta (ζ)は、個人や機関投資家に流動的なデリバティブ取引を提供する、最高のアンダー担保型DeFiオプションプラットフォームです。Zetaチームは、オンチェーンの高頻度価格データにアクセスすることで、世界最速のオンチェーン・オプション価格決定・清算エンジンの構築を目指しています。

 Pythの価格フィードを活用するだけでなく、信頼値がどのようにあなたの(オプション)プロトコルにさらなる価値をもたらすかを示してくれました 詳しくは、ZetaスレッドとPythスレッドをご覧ください。

 要約すると:信頼値により、Zetaは、オラクル価格が取引の最後の秒に巨大なローソクを持っているかどうかを心配することなく、短期のバイナリーオプションを提供することができます。どのようにですか?

 Zetaのバイナリーオプションは、ストライクがこの不確実性区間内にある場合、ロングとショートの両方でペイアウトの半分に決済されます。これにより、満期近くのランダムな価格不一致のリスクを防ぎながら、取引可能な短期商品を提供することができます。

 オラクル側から提供される信頼値によって、このような製品の革新が可能になったことを非常に嬉しく思います。

SolFarm — Pyth Track Winner

 SolFarmは、Solana上に構築された初の収量集計プラットフォームで、自動補填のボールト戦略を備えています。

 Solfarmはハッカソンに参加する前から成功していたプロトコルですが、今回の参加を機にプロトコルのサービスを拡大し、ユーザーが自分のボールトでレバレッジをかけたイールドファーミングのポジションを開くことができるようになりました。これにより、流動性のある貸借の市場が形成され、利息を稼ぐ活動が可能になりました。詳しくはこちらをご覧ください。

 SolFarmチームは、Pythのフィードだけでなく、SPLトークンの貸し出しプログラムを最もよく統合したとして、Pyth Track Prizeを受賞しました。

Track and Prize Winners (in no particular order)
Solend — Winner of the DeFi Track

 Solendは、アルゴリズムを用いた分散型の貸し借りプロトコルで、ユーザーは資産から利息を得たり、資産へのエクスポージャーを高めるために借りたりすることができます。

 Solendは、レバレッジ・ロング/ショート、利付担保トークン、隔離されたレンディング、クレジット市場などのロック解除を目指しています。

 SolendがDevnetに登場しました!ぜひお試しください。現在、ユーザーは流動性の供給、借り入れ、引き出し、(devnet)ローンの返済を行うことができます。

Francium

 Francium Protocolは、多様なイールドターゲットと戦略をレバレッジで提供することを目的としており、ユーザーはポートフォリオ管理、イールドファーミング、アルゴリズム取引戦略などの複数の戦略にレバレッジポジションを建てることができます。このプラットフォームでは、戦略を構築するための視覚的なツールボックスも提供しています。

 Franciumの第一段階では、様々な流動性プールにPythのフィードが統合され、ユーザーが貸して利息を得たり、借りてイールドアグリゲーターのポジションを活用したりできるようになります。

 Franciumは、高品質なデータソースを維持しながら、他のさまざまな金融市場や資産(株式、貴金属など)にも手を広げようとしています。クリプトだけでなく、伝統的な資産についても、最高の潜在的データプロバイダーと考えられるものを搭載しようとしているプロジェクトと関わることができ、とても嬉しく思っています。

Solaris

 Solarisは、フラッシュローン、オープンレバレッジポジション、証拠金取引などの取引機能を備えた、ノンカストダイアルの貸し借りプロトコルです。現在、Solarisはアルファバージョンで提供されています。

 Pyth Networkは、Solarisの貸付市場に価格フィードを提供します。以下の図は、Solarisの運営方法の概要を示しています。

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Laguna Finance

 Laguna Financeは、3種類の商品を通じて、Solanaの最高利回りにパッシブにアクセスできる資産運用プラットフォームです。

・Coveは、流動性プールに可変的に適用されるコンポーザブルな戦略を提供します。

・Surgeは、イールドファーミングのリターンを最大化する自動合成ソリューションです。

・Whirlpoolは、ユーザーがstSOLトークンを預けて追加の利回りを得ることができるリキッドステーキングです。

Laguna Financeは現在Devnetに登録されています。

 Pyth Networkの価格フィードは、同社の戦略とイールドオプティマイザーに統合され、プラットフォームにライブ価格を提供します。

Apricot Finance

 Apricotのデビュー商品であるApricot Lendは、ユーザーの借り入れ力を最大化すると同時に、清算時のペナルティや不確実性を最小限に抑えることを目的とした、担保付き融資プロトコルです。

 Pythは現在、プールの価格に統合されており、将来的にはApricotとPythのフィードがさらに相互作用することを期待しています。

 また、Apricotは、幅広いユーザーニーズに対応するため、オーダーブックベースの固定金利ローン、低額無担保ローン、テンプレートベースの高頻度取引など、マーケットデータを取得する必要がある豊富な関連商品を近い将来発売する予定です。

Port Finance

 ポートファイナンスは、変動金利型、固定金利型、金利スワップ型など、一連の債券商品を提供することを目的とした融資プロトコルです。

 現在提供されている機能では、ローンとフラッシュローンの相互担保も可能です。将来的には、プロトコル間の貸し借りや、証拠金取引なども導入される予定です。

 Port Financeは、Pythのフィードがメインネットにリリースされたら、それと統合することを考えています。

 Port Finance社が参加したことで、TWAPを利用した価格計算が可能になったこともあり、ライブ価格だけでなく、他の種類の"価格"も一緒に提供するオラクルの有用性が示されました。

Everlend Finance — Eastern Europe Track Winner & Serum Prize Winner

 Everlend Financeは、レバレッジド・イールド・ファーミングとリキッドステーキングを備えた分散型のクロスチェーンレンディング・プロトコルです。エバーレンドのハッカソン応募作品が、Serum賞と東欧トラックの1位を受賞しました!おめでとうございます。

 Everlend Financeの現在の機能は、ユーザーが異なるトークンを担保として使用できることと、柔軟な借り手の指示を提供することです。今後は、ワームホールを利用したクロスチェーンでの貸し借りや、レバレッジを効かせたイールドファーミングの提供、ステークスデリバティブの担保としての利用などを視野に入れています

 Pythがこのような有望なプロトコルの重要な構成要素となることを嬉しく思います。

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Honourable Mentions
DAGG Trade

 DAGG Tradeは、当初はSolanaに特化したDEXアグリゲータープロトコルですが、今後は流動性を高めるためにクロスチェーンアクセスを提供するように拡大していきます。

 スリッページを最小限に抑えるために取引を分割するために設計されたDAGGアグリゲーターは、Pyth社のすべての価格参照契約からのオンチェーン価格をUIに統合し、ユーザーの残高やトークン量の米ドル価値を計算する基礎となります。

Soteria

 Soteriaは、価格が安定しており、検閲にも強く、デリバティブを使ったデルタニュートラルなポジションで100%バックアップされた利付ステーブルコインの導入を目指しています。

Soteriaはすでにアルファ版としてここに存在しており、ここから資産を預けてUSDS(Soteria stablecoin)に変換し、stablecoinの利回りを得ることができます。

 Pythのフィードと価格はSoteriaの永久スワップに統合されており、将来的にはSoteriaのアプリにも実装される可能性があります。

General Integration Partners

 ハッカソン開催前や開催中のプロジェクトが、当社との統合を発表しています。

Synthetify

 Synthetifyは、1つの分散型取引所から直接、暗号資産、株式、フィアット通貨、その他の金融商品の間の橋渡しをすることを目的とした、次期、合成資産アセットプラットフォームです。

 DevnetでSynthetifyを試すことができます。なお、$SNYは最近FTXに上場しました。開発者は、Norbert(Synthetifyの創始者)が作ったPythとの統合にも興味を持つでしょう。これにより、AnchorからProject SerumへのPythフィードの使用が可能になりました。

 Pythフィード(BTC、SOL、SRM)がdAppに統合されており、資産間の為替レートを決定して、ユーザーが合成商品を取引できるようになっています。

Solrise Finance

 Solrise Financeは、SolanaとSerumをベースに構築された分散型のファンド管理・投資プロトコルです。

 FTXでのIEO($SLRS)の成功に先立ち、Solriseは2段階のインセンティブ付きテスト期間(DAWN)を開催し、約5万人の登録者がプラットフォームを試し、賞品を獲得する機会を得ました。

 Solrise Financeは、主にPyth Networkの価格フィードを活用して、ファンドの現在の価値を決定・表示し、各プールシェアを算出します。

Saber

 SaberはSolanaベースのDeFiプロトコルで、誰もがステーブルコインやトークン化されたビットコインのようなペッグ型アセットと安全に取引し、収益を得ることができます。

 7月上旬より、ユーザーはSaberの低スリッページのstableswap AMMを使って、renBTCとwBTC(Solet)の両方を取引できるようになりました。さらに、投資家はrenBTC-wBTCプールに流動性を供給することで、取引手数料によるリターンを得ることができます。

 Saberは、BTCの安定したプールのために、Pyth Networkを使ってフロントエンドにUSD価格の変換を実装しました。

Bonfida

 Serum GUIのフラッグシップモデルとして知られ、フルプロダクトスイート(APIアクセス、Token Vesting Contract、Solana Name Service)を提供しているBonfidaは、Audaces Foundationのホワイトペーパーに基づいて、オンチェーンパーペチュアルを導入するために、再びその範囲を拡大しています。

 EthereumのPerpプロトコルに着想を得て、Solanaをベースに構築されたBonfidaは、過去1年間の上昇トレンドにおいて、Perpプロトコルの保険基金がロングトレーダーに継続的に資金を支払うことを余儀なくされた時間的対称性の問題を解決しようとしています。

 Audaces vAMMは、Pyth Networkのフィードをアーキテクチャに活用し、Solana上で可能な限り高速なリクイデーションソリューションを効果的に実現します。Pythのフィードは、Solanaのスロットタイム(400ms)と同等の時間分解能を約束します。

Solstake

 Solstakeは、SOLのステーキングを楽に行うことができる、オープンソースでノンカストダイアルインターフェースです。

 Solstake.ioをお試しください。ステークアカウントの作成、バリデータの選択、すべてのステーク活動の管理を一箇所で行うことができます。

 現時点では、1つのPyth価格フィード(SOL/USD)がSolstake.oiのUIに統合されています。

Fabric

 Fabricは、Solana上で合成資産を発行・取引するためのプロトコルです。ユーザーはFABドルを賭けて、担保率1000%のSPL合成資産をミントすることができます。SPLトークンとして資産をミントすることで、Serum DEXでの取引が可能になります。

 Fabricは現在、Rewardsプラットフォームのプレビューをこちらで、また独自のSerum DEXをこちらで提供しています。

 合成資産のミント/バーン時や、ユーザーの担保率を計算する際に、Pythのフィードが統合されます。

Mango Markets

 Mango Marketsは、現在スポットの証拠金取引を提供している分散型の取引プラットフォームです。このようなことを実現するために、初期の証拠金プロトコルでは、Serum Dex v3の上に借り入れと貸し出しのレイヤーを導入しました。

 Mango Marketsは、スポットマージンだけでなく、SolanaでのPerpetual Futuresのリリースも目指しています。Mangoは、オンチェーンCLOBとSerum DEXとのクロスマージンを利用して、簡単にヘッジを行うことができる。Pythのプライスフィードは、ファンディングレートの計算をサポートしている(市場価格とオラクルからの指標価格の比較により)。

 Moët Finance

 Moet Financeは、SolanaとProjectSerumをベースに構築された、ハイブリッドな仮想AMMとオーダーブックを備えた、分散型のパーペチュアルとオプションのプロトコルです。

 Pyth社の価格フィードにより、Moet Finance社のパーペチュアル・アーキテクチャは、口座の証拠金を正確にマークし、即時のPnL更新やリアルタイムの清算を可能にします。

 また、Moët Financeは、変動の激しい市場環境でも安心して利用できるように、すべての資産についてライブ価格と一緒に提供されるPyth TWAP価格をネイティブに活用することができます。

Sypool

 Sypoolは合成資産管理プロトコルで、ポートフォリオトークンを簡単に構築、管理、取引することができます。

 Sypoolは、インデックストラッキングSAP(Synthetic Asset Pool)、トレーダーベースSAP、ストラクチャードイールドファンド、アセットバッククオンティタティブトレーディングSAPの4つの商品を順次リリースしていく予定です。

 Sypool社は、Pyth社のフィードを活用して、リアルタイムのオンチェーンマーケットデータを提供します。

Parrot

 Parrot Protocolは、Solana上に構築されたDeFiネットワークで、安定コインのPAI、ノンカストダイアルの融資市場、証拠金取引のVAMMなどが予定されています。これらはすべて、DeFiシステムに閉じ込められた価値をアクセス可能にするという、ひとつの問題を解決するために設計されたユースケースです。

 現在、ステーブルコインのスワップ(USDC、USDT、PAI)をユーザーに提供していますが、FXのように外部から価格を調達する必要のある新しい商品については、PythをParrotのソリューションに統合する予定です。

 ふう。かなりのリストになりましたね。この他にもまだまだありますので、ご期待ください。

1Sol

 1Solは、Solana上の分散型プロトコルのためのクロスチェーンDEXアグリゲーターであり、DeFiの世界におけるシームレスで効率的かつ安全な運用を可能にします。

 1Solは、インターナルスマートトカルキュレーターにより、様々なチェーン(Solana、Ethereum、Binance Smart Chain)や取引所(DeFi、CeFi、OTC)の中から最適なスワップパスを見つけることを目指しています。

 Pyth社のネットワークフィードは、このSmart Calculatorに統合され、1Solがユーザーに対してより効率的なスワップを提供するのに役立ちます。

DeFi Land

 DeFi Landは、分散型金融をゲーム化し、一般の人々へのDeFiの導入を促進するために作られた、マルチチェーン農業シミュレーションのウェブゲームです。DeFi Landは、DeFiの体験をゲーム化するだけでなく、中央集権型と分散型の従来のプラットフォームが持つすべての機能を1つの場所で提供します。

 DeFi Landは現在、まもなくローンチされるV1に取り組んでおり、以下の内容を含む予定です。

・スワップ

・流動性供給

・ステーク&イールドファーム

・ガバナンス

・カスタマイズ可能な土地

・教育の場(練習モード)

・アチーブメント

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他にもロールがありますか?

 私たちのネットワークには複数の役割があり、詳細については追って発表したいと思います。

 あなたはどのような役割を担っていますか?

・データプロバイダ-固有のデータセットを配布する法的なアクセス権を持っている人です。

・デリゲータ- Pythデータの提供者を過去の実績と正確性に基づいて選択することで、特定のPythデータ提供者のデータに対する信頼性を示すことを支援するのがデリゲーターです。

・キュレーター-どのようなデータをソースとすべきかを決定するのがキュレーターです。

・コンシューマー-データを使用する人です。

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Cross-Chain Publishing

 Pythは、Solanaブロックチェーン上に直接構築されているため、いくつかの重要な利点があります。

 しかし、PythデータがSolanaでネイティブに利用できるようになったとしても、DeFiの他の地域にはどのように届くのでしょうか。

ワームホールに入ります。

 Pythは、ERC20とSPLトークン規格の間の双方向の分散型ブリッジであるSolana Wormholeを介してクロスチェーン化されます。Wormholeは、プロジェクト、プラットフォーム、コミュニティがトークン化された資産をこれらのブロックチェーン間でシームレスに移動させることを可能にします。

 オラクルの価格は、Solanaでのメインネットの立ち上げ後すぐに、Ethereum、Terra、Binance Smart Chainでもサポートされ、ライブ配信される予定です。

 Ethereumネットワークにプラグインすることは、ほとんど自明の理です。Solanaによってデータを継続的かつ安価にストリーミングすることができますが、dAppsの大部分は依然としてEthereumドメインに存在しています。WormholeはEVMベースのチェーンに簡単に拡張できるので、PythのデータをEthereumの世界に持ち込むことができます。

 Terraは急速に成長している有望なブロックチェーンの一つであり、開発者のコミュニティも拡大し続けています。IBCが採用されるようになると、Terraを介して、あるいは他の個別のチェーンに、Cosmosベースの他のチェーンに拡大することも視野に入れています。

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 Pythiadの創刊号にしては多いですね。

今後のニュースレターでは、Pythの毎月の進捗状況や、エコシステムで起こっているエキサイティングなことをまとめていきます。その内容は、甘く、簡潔で、洒落たものになるでしょう。

読んでくれてありがとう!

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皆様のご意見をお待ちしております。Pyth社のDiscordサーバー、Pyth社のTwitterTelegramに参加して、より詳しい情報を得たり、質問をしたりしてください。





 





 


 

 

 

 


 


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