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虹ヶ咲の好きなところ - ラブライブ!シリーズファンとして


 虹ヶ咲が好きで一方的にイロイロやっていたこともあり、アニメの締めくくりになる3rd Live!を前に「そもそもなんで虹ヶ咲が好きなんだっけかなぁ」と振り返っておこうと思いました。

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基本的に自分はラブライブ!シリーズ作品のファンなので一歩引いて見てるつもりでしたが、蓋を開けたら虹ヶ咲では一から同人誌を作ったり聖地巡礼マップを作ったり写真を撮ったりと...何でしょうね...一歩引くどころかプラグ深度マイナス値ですよね...突き抜けちゃってないか...。

で、自分対作品の自分語りです。作品単体やキャラとキャストについてはまた別の時に書けたら良いな。

近所が舞台の作品として

 Aqoursを通して作品が好き→沼津が好きとなった自分にとって、航路を挟むとはいえ近場のお台場がラブライブ!の舞台になったことはそれだけで興味を持ちました。街のことを知ってから作品を見直すと楽しみが広がる感覚があるんですよね。

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それが東京臨海副都心の歴史を調べて図書館へ通ったことに繋がり、結果的に彼女達がどういう街で活動しているのか立体的に理解しながら楽しめたように思います。一番最初に書くテーマがいきなりニッチですが、無機質でつかみどころが分かりにくいのに変化は多い舞台で活動するニジガク。その街の文脈を知って接するのは面白いですよ。

ラブライブ!成功の枠組みを再構成する存在として

 しばしばAqoursはμ’sが築き上げたラブライブ!の看板を背負っていると表現されます。同じ理屈で言えば、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が背負っているものは2作で築き上げた成功の枠組みでしょう。

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それはグループではなくソロを選んだり、配信場話組をやったり、ユニット編成を変則にしたり、畑亜貴さんが作詞を手がけなかったり、テレビアニメになってからはキャラクターデザインやラブライブ!を目指さないことも挙げられます。いわば、"ラブライブ!らしさ"を崩しながらどこまでラブライブ!として拡げられるか。当然背景にはスタッフのキャパや出自によるところもありますが、目立たないところまで独自路線を手探っているのは虹ヶ咲の特長でしょう。メタ的に言えばこれまでのサクセスストーリーの定石を踏まないところ自体が虹ヶ咲の魅力です。そのため、その最前線にあるスクスタが度々荒れるのはまぁ必然ではあります。(※荒れ方と度合いはもっと制御できたはずですが)

端的に言えば虹ヶ咲はラブライブ!シリーズそのものに向けてロックでいて、しかも初の試みだから手探りなんですよ。そこが面白い。

歴代シリーズで見られなかったものを求めた先として

 ラブライブ!といえばスポ根で情緒を原動力にして強烈に揺さぶる物語です。一方で代償として物語にキャラクターが引っ張られている側面もあり、ところどころ腑に落ちないところや欠落を感じる部分があるのも事実です。その行間を思い思いに読み取って行くことこそが作品に突き動かされて元気づけられるところだとは思いますが、μ’s 1期の頃から緻密に作られるラブライブ!も見てみたいと思っていたのでした。

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アニメ虹ヶ咲は1人1人の考え・気持ちに寄り添って丁寧に応えてくれ、良い意味で9人+1人のワガママで奔放さの純度が高い作品です。

みんな→あなた→私へ橋渡しする作品として

 ラブライブ!シリーズが増えるごとにファンと作品の距離が徐々に詰まっていきます。それはAqoursのファンをNo.10と名付けたこと、高咲侑として実体化したこと、そして一般公募したファンを主人公に据えたLiella!へと移り変わって行くことからもそうでしょう。

また、フォーカスが当たるスクールアイドルもスクールアイドルを確立した神に等しいμ’s、数あるスクールアイドルがひしめく世界から1つのグループの勇姿を描いたAqours、同じように1人1人が夢を追う姿に密着した虹ヶ咲へと相対化・個人化が進んでいる側面もあります。

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ポストLiella!を考えるには時期尚早ですが、シリーズが今後どこへ向かって行くのかを考えるときに虹ヶ咲と"あなた"・"高咲侑" の関係性がどう進むかとても楽しみです。私の先が私の複数(みんな)に戻るなら、いよいよリアルラブライブ!をやる世の中がいよいよ来るのだろうか...。

不遇・供給不足を感じた存在として

 スクフェス初のスクールアイドルとしてスタートした虹ヶ咲はゲーム開発の遅延があって停滞した期間もあり、劇的な展開はFirst LIVE後の2020年まで待つことになります。虹ヶ咲に興味を持ちつつもAqours 5thまではAqoursを全力で応援するとしていたこともあり、いざ虹ヶ咲にシフトしたら当時はお台場にいるイラストすら殆どなくて寂しかったですね。

そんなこんなでFirstとラブライブ!フェスで先輩達と並ぶニジガクがとても記憶に残ったこともあり、何か出来ないか思ったことで、街・写真を手段として出来ることに着手していく流れでした。ひとえにキャストの頑張りを見てもっとデカくなれと応援したい気持ちが原動力でした。

おわりに:夢は始まったばかり

 自分の中ではステップバイステップで面白いこと・やれそうなことをやっていたつもりでしたが、周囲から突き抜けていったと評されてみると、まぁ実際そうなのでしょう。現に2019年の夏頃にお台場へ行き始めた際は虹ヶ咲のツイートをしても殆ど反応がありませんでしたが、気付けば凄い反応を頂けるアカウントになっていました。

これからも虹ヶ咲が大きくなってほしいです。このご時世に開催できそうなライブを噛みしめて夢の始まりを見届けたいと思います。

それに、掴み取ったアニメとライブをこれで終わらさずに今後も続いて大きくなって欲しいですね。だって、八重歯の子と海外からきた2人がいますよね?

...1st Seasonさん。

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