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レベル2は赤髪に。 〜ここで勝負しないの?って言われたおはなし〜

お仕事なにやってるんですか?
部活なにやってたんですか?

初対面の人に、そう聞かれるのが結構苦手だったりする。

自己紹介の時に自分の職業と勤続年数を聞かれるのがいやで、
それをとにかく稼ぐために、学生の頃からインターンだなんだと首を突っ込み続けてきた。
大学一年で始めたら、大学卒業した時にはもう勤続4年じゃん。
社会人1年目で4年も続けてるってすげぇじゃん。って言われたくて、形だけ作って、見かけは少なくとも取り繕うことはできたかなって。

できてなかったけど。

とりあえずつまみ食いする人

中学、高校、大学と部活はいろんなことに手を出してきた。
1年生の時に、そのタイミングで興味があった部活やサークルには大抵顔をだしてみて、1ヶ月弱やってみる。
そうやってだんだん、『ここでやっていきたいな』とか『ここではやっていきたくないな』ってのを確かめるようになってた。
そこまではある意味合理的だと思う。ただ、最終的に絞り切った選択肢、必ずしも1つになるとは限らなくて、
『全部やる』こと、いわゆる掛け持ちをすることで毎日忙しくやっていくことをやってた。(全然絞り切れとらんやん)

だんだんとその考えはずれていって、『たくさんのサークルに所属すること』がステータスだと思ってしまうようになってたんだなって、今は思うよ。

でも、こうなった理由を考えてみた時に、ある理由を見つけて合点がいった。もちろん正当化するつもりはないけど、単純にこういう原因でなってたんだなって。それは大学の時に、同級生に言われたセリフ。

ここで勝負しないの?って言われたこと

小学校も、中学校も、高校も、転勤がある家に生まれたことは、良くも悪くも僕に影響を与えたと思っていて、
『次転勤した先でやっていけるように複数に手を出しておく』
そう言った考えが根底にあって、転勤した先のこと、分りもしない未来のことにある意味怯えていたんだなって。でもそれだけじゃなかった。
半分その怯えがあった一方で、ある意味逃げにも走っていたと思うよ。
『次があるから今本気出さなくても大丈夫』とか
舐め腐った考えを持っていた。大学の時にそれが一番ピークを迎えたと思っていて、とあるサークルの同級生に言われた一言、
『ここで勝負しないの?』
って言われたのは強烈だったなぁ。
ある意味で、『結構変な人』だと思う。今となっては、ほんとにいやなやつだったよな。
『俺留学するんで、途中でいなくなっちゃう可能性があるんですよ』
そう言って自分の逃げ道を作っていたら、そりゃあ本気で部活に打ち込めるわけないよな。

続けてきた事がない僕は弱かった。

これまでフットワークだけで勝負していた僕の転機はやってきた。

社会人になって、学生時代のように逃げることなんて気軽にできない状況になって、初めてちゃんと考えるようになった。
ある人がいっていた、『WHY ME?』を考えること。
自分しかできないこと、どうして自分がやるのか理由を探せ
これを考えると、一つのことに熱中したことがなかった僕は、弱いと思っていた。でも、そんなの途中で考えるのをやめてしまった。
逃げるってのが理由じゃなくて、見つけたんだ。
意外にも、『たくさんのことを渡り歩いてきたこと』自体も自分自身の強みである。
それと同時に、『本気でやるなら、今じゃね?』って。
そんな時から、僕の社会人一年目が始まった気がする。

いざ自分のやりたいことを見つけた時に、飛びつく感性は身についたと思う

それを考えたあとに僕は早かった。
即座に会社に対して辞意表明をして、逃げ道を捨てることにした。
貯金なんてちゃんとやってなかったことを後悔しつつも、
『本気でやる』ことから逃げないこと、それを一心にやってきた。

フリーランスの決意表明をしたあとも、僕は全然役に立たないやつだったと思う。請求書の書き方すらわからない。事業の内容がまとまり切っていなかった僕は開業届すら出せていなかったし、
『いろんなことを渡り歩いた経験』なんてただの歴史を語ってたんじゃ使い物にならないことも知った。

かけがえのない宝物。それは『この人の役にたちたい』って想い

これまで一つのことに打ち込むことが苦手だった僕が、いろんな事を渡り歩いてきた中で、唯一続けられていること、行動のコア(核)はなんだろう、ってずっと考えてきた。
リーダーになるのが好きなのに、実質サポート役として自然と体が動いてしまう。サポートすることが好きなのだ。
要は、『この人の役に立ちたい』って思った時に、その人に感謝されながらためになることができる人になりたいって思った。
そのために何ができるかを考えていたのだけれど、
それはまた別のnoteで書き綴ることとしよう。

まだまだ僕は成長している途中で、未熟だし、できることもそんなに多くはないけど、これからは『全力で』打ち込むことは決めたから。
100%を出し切るつもりで動くって言ってもすぐにはできないけど、自分の逃げ道をなくす事でそれをかなえていくよ。
大切なのは、『全力で』やって、『楽しんで』やっていくこと。

まだまだレベル2です。

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