おわりとはじまり:82-80

82
朝から片付けと荷物の梱包を完了させる。
無理しすぎたのか、とにかくおなかが張る。こわい。きをつけなければ。

夕方前くらいに集荷。
あっけなく、荷物が行ってしまった。

こんなときだけども、最後の2人での食事に連れて行ってくれるとのことで、記念日にも利用するおいしい焼肉屋さんへ。雨がしとしとと降り続ける18:00。
あいかわらず、タンとハラミが飲める。。噛まずに飲み込んでしまうくらいジューシーでほんとうに幸せだった。。
七輪焼肉、次はいつできるのかな。楽しみ。

寝る前夫に、さみしくなるねえ、と声をかけられた。2人並んで寝ることはもうしばらくない。
わかってはいるし、新たな生活に期待できるのだけど。
だけど。
いままでの生活の終わりだ。進むしかない恐怖は拭えない。たまにやってくる、なんともいえない孤独感みたいなものを一緒に感じた。

その後夫は、でも人数が増えて帰ってくるもんね、と言っていた。腹の子が元気にグニグニ動いていたので触れてもらった。希望だね。

81
もっと早くに起きるつもりが、アラームをかけ忘れていた。夫はあまり眠れなかったらしく、予定より早く起きてきた。
ばたばたと支度を済ませ、駅へむかう。

家への簡単な土産物と、わたしの軽い昼食を買ってくれて、ホームで別れた。

身体に気をつけるんだよーと繰り返し言うことしかできなかった。とにかく。無事に帰ろうね、と。

もともと連絡などを頻繁にとるほうではなかったのだけど、ことあるごとに連絡しようと心に決めた。
妊娠初期からきょうまで夫にとても支えられていたのだなと実感する。お腹の子への声かけもしてくれていたし、ごはんも作ってくれたり買ってきてくれたり、食器洗いをしてくれたり、経済面でもたくさんフォローしてくれた。当たり前なのかもしれないけど、父親って母親と比べて理解だとか実感できることが限られている気がするから、少しのケアにも妻である私たちは感謝するべきだと思う。

かけがえない。

道中豪雨。地元に到着すると母が改札で待っていてくれた。キンパとチヂミを買って、家へ向かう。
文鳥がツヤッツヤのピカピカに大きくなっていた。成長しているのだな。元気でなにより。

母の作るごはんはいつもおいしい。
この日は茄子と牛肉の炒め物。にんにくと生姜と、酢。

80
ひとり家でゆっくり過ごす。
朝は大きなブドウをヨーグルトと食べた。

そして、お昼はわたしのぶんもお弁当を用意してくれたので、超健康的生活はじまる。ありがたや。

こちらはきょう梅雨明けしたようで、きのうより蝉は元気に鳴き、暑さもひしひし感じる。夏。
時折土砂降りの雨が降ったり雷が鳴ったり、また降ったりを繰り返す。
しかしのどか。

晩御飯はカレーかな、実家にいるうちは手伝いをいっぱいできるといいなと思う。