2022.01.27 【引退選手名鑑'21:大竹寛】
まずは、プロフィール
大竹寛/埼玉県八潮市(やしおし)出身/1983年5月21日生まれ。38歳。
184cm96kg
2003~2013@広島➡2014~2021@巨人
・通算:1675.1イニングス投球102勝101敗26H17S 防御率3.77 1186奪三振
2019プレミア12出場(36歳)
・3試合登板2.0イニングス打者7人被安打1
【タイトル】
・月間MP(2009.5)/カムバック賞(2012)/オールスター出場
↑すべて広島時代
本編スタート
浦和学院入学。2年夏に甲子園出場も、一学年上のエース:坂元弥太郎(ヤクルト、日ハムなど)の存在が大きく甲子園登板は無し。
3年時、アジアAAA選手権の日本代表経験あり。
2001年高校生ドラフト1位指名背番号【17】
④石原⑨天谷などが同球団同期入団。
ちなみに他球団での同期入団は
阪神・安藤/ヤクルト・石川/オリックス・平野恵一/ダイエー・寺原&杉内/西武・中村剛也&栗山巧
・2002・・・故障
・2003・・・一軍初登板、初勝利
・2004・・・開幕直後はローテ入りも、中継ぎへ。また、抑えの永川の不調により、シーズン途中からクローザーへ。43試合登板 17S 防御率 3.18
・2005・・・先発定着。リーグ最多の28試合に先発登板。二桁勝利。最高奪三振率。
しかし、防御率・与四球・ボーク・暴投・自責点はリーグワースト5冠
10勝12敗87与四球 9暴投4ボーク 自責101(リーグ13年ぶりの100失点) 防御率5.62
・2006・・・9月5日ベイスターズ戦。8回ツーアウトまで完全試合も、内川のレフト前ヒット。このゲームは2年ぶりの完投勝利。
リーグワースト13敗 被本塁打25本
・2007・・・ワインドアップモーションにフォームを戻し、伝家の宝刀・シュートを習得。この年9勝(10敗 3.77)。3年連続、規定投球回数達成。
・2008・・・開幕投手。同僚・ルイスのオールスター欠場の代役で出場。
9勝13敗 防御率 3.84 4年連続規定投球回数達成
・2009・・・チェンジアップを習得。開幕戦の巨人戦で初完封勝利。
5月31日の楽天戦途中まで43イニング連続無失点。
佐々岡真司の持つ球団記録30イニングを更新
5月4勝0敗 0.51 初の月間MVPを堂々獲得!
ファン投票・選手間投票で1位でオールスター出場!
10月10日巨人戦、プロ初の無四球完封。
29試合先発 185.2イニングス 10勝9敗 2.81
・2010・・・右肩痛、肉離れなどケガに見舞われ、登板試合は3。
5年連続規定投球回数が途切れる
・2011・・・前年のケガの影響と、打球を受けた右手が粉砕骨折。
10月23日阪神戦で1年4か月振りの勝利。
・2012・・・1000投球回数達成。監督推薦でオールスター出場。
自己最多11勝。2年ぶりに規定投球回数達成。セリーグでは阪神・平野恵一以来4年ぶりのカムバック賞受賞。
NHK静岡・光部杏里アナと結婚。
24試合先発 11勝5敗 2.36
・2013・・・国内FA権取得。監督推薦でオールスター
出場。3回1安打無失点で敢闘賞受賞。
2年連続10勝。
25試合先発 10勝10敗 3.37
オフに国内FA権行使
・2014・・・巨人入り。背番号【17】3年5億で契約。
3月30日対阪神戦、先発。7回2失点。自身でも3安打。移籍後初勝利。
4月26日対広島戦、先発。5回1/3を4失点も、打線の援護もあり勝利。コレで、NPB史上15人目の全球団勝利。
中日戦で6勝。リーグ制覇に大きく貢献
22試合先発 9勝6敗 3.98
・2015・・・不振で3か月ファーム。3勝4敗。
・2016・・・7月30日通算1500投球回達成。
6勝6敗。3年契約終了。7000万円で契約更改。
・2017・・・五月上旬までで4勝するも、8月から二軍へ。
4勝4敗。
・2018・・・4月の中日戦で勝利。次戦のDeNA戦で5失点KO。
以降は二軍暮らし。ファームで9勝。クビを覚悟したが、年棒減額制限越えの2625万で契約更改。
・2019・・・リリーフ陣へ。
8月12日、広島戦で通算100勝達成。32試合登板4勝0敗8H 2.77
プレミア12出場・初の国際戦優勝
ほぼ倍増の年棒5000万円で契約更改
・2020・・・19試合1勝2敗16H 2.59 もシーズン終盤は二軍調整。日本シリーズにも二試合登板。500万ダウンの4500万円で契約更改。
・2021・・・右ひざの状態が悪化。10月22日引退発表。10月24日神宮球場ヤクルト戦で引退試合。10月25日引退会見。
カップラーメン100個会見でおなじみ。
11月5日に右ひざ半月板手術。
・2022・・・巨人巡回トレーニング統括補佐として活動。
・川口和久元投手コーチ・・・ラーメンの食べ過ぎか先発時はよく足をつっていたが、リリーフに替えてはまった
・宮本和知元投手コーチ・・・ムードメーカーでオアシスなブルペンの存在
・川相昌弘元二軍監督・・・その献身的な姿勢は若手の手本
・FA獲得時は多くの巨人ファンからの反対があったし、人的保障で差し出した、一岡竜司の広島での大活躍もあり、「ほれ、見たことか」と多くのヘイトをためた
・原監督復帰で、大竹はリリーフ陣において、チームに大きな貢献をすることになっていく。日本代表にも選出された。
・FA選手を獲得し、使いつぶすスタイルの巨人において8シーズン貢献してくれたFA投手はいない。巨人では多くの批判も浴びたが、リリーフ転向以降においては、大変珍しい愛されたFA選手となった。
私感
むかしCarpCastに「大竹寛をリリーフにするって案はどうか?」というメール投稿をしたことがあり、「オススメしません」といわれたことをよく覚えています。
若手の頃は暴投やボークが多かったとあったが、晩年の巨人時代はコントロールとマウンドさばきは多くの巨人ファンに安心感を与えてくれました。
シュートを駆使し、ゴロを量産していくスタイルは胸をすきました。
大竹寛、ありがとう!
入場曲
・ユニコーン・・・♪WAO 2012-13
・KAN・・・♪愛は勝つ 2014-2019
・玉置浩二・・・♪田園 2019-2021
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