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さよなら私のクラマー台本

さよなら私のクラマー』は、新川直司(あらかわなおし)による高校女子サッカーマンガ。『月刊少年マガジン』にて、2016年6月号から2021年1月号まで連載されました。アニメには2021年4月~6月のワンクール。

新川直司の他の作品・・・「四月は君の嘘」・2014年秋にアニメ化。2016年実写映画化・・・出演>広瀬すず、山崎賢人/「さよならフットボール」ほか

クラマーとは・・・1964年の東京五輪男子サッカー日本代表のドイツ人コーチ、「日本サッカー界の父」と称されるデットマール・クラマー氏の事です。

作品のスタート・・・前作の「四月は君の嘘」の連載終了後に「思いっきり動きのあるものを描きたい」との希望があったことや、前々作の「さよならフットボール」において男子の間に交じってサッカーを続ける女子中学生の姿を描いたこともあり、女子サッカーを応援したいという考えから連載が決まった。

作品の執筆に際しては高校の女子サッカー部やクラブチームの取材を行っており、作中にもそれを反映した環境面などのシビアな事情が描かれている。一方、担当編集によれば女子サッカー界に対して特別に問題提起をし続けたいわけではなく、あくまでもスポーツに情熱を傾ける少女たちの姿を描きたいとしている。なお、本作には『さよならフットボール』の主人公・恩田希が主要登場人物として登場するが、これについては「昔からのファンの方へのサプライズ」としている。

作中にはサッカーファン垂涎の名シーン。例えば、ブラジル・ロベカルの悪魔の左足のシーン/グランパス・ピクシーの雨中のリフティングドリブル/アメリカW杯決勝のPKを外す、ロベルト・バッジョ

などなどが繊細なタッチの漫画で表現されており、画ずらを見るだけでも、作品に引き込まれます。

今回は全14巻の長編漫画の特集です。小分けにご紹介したいです。
まずは、主要キャラクターからご紹介しましょう。
女子スポーツ漫画なので、らしくコードネーム付きです。

【初期からの主要キャラクター3】


◆恩田希(おんだのぞみ)
コードネーム:ガサツ/のんちゃん
ポジション:MF 背番号:8 学年:1年
本作の主人公。ムラッ気が多く、集中力に欠けるプレイが難点。守備への意識が薄く他校から「お地蔵さん」と呼ばれることも。しかしゾーンに入ると、そのプレーは、見るものを惹きつけるファンタジスタといえる。そのくせパワープレイもできる。
家事全般が得意なのは意外である。

◆周防すみれ(すおうすみれ)
コードネーム:ブアイソ/すーちゃん
ポジション:FW 背番号:10 学年:1年
一話の出だしからメインキャラとして出てくる。弱小中学サッカーチームの選手。彼女のライバル・曽志崎に誘われ、蕨青南高校に進学しサッカー部入部となる。売りは、スピードを活かしたドリブル。
きき足の左を切ると蹴れなくなる。
お寺の住職のお嬢さんでもある。表情がかたく、無表情だが、背景には仁王像やお釈迦を描き感情を表現しています。

◆曽志崎緑(そしざきみどり)
コードネーム:マロマユ/中盤のダイナモ/点が取れる腐女子/ソンちゃん
ポジション:MF 背番号:4 学年:1年
一話の出だしからメインキャラ・周防のライバル。周防を誘い、同じ高校、同じ女子サッカー部に入部しました。そもそも、中学日本代表のボランチをこなしたレギュラー選手でもあり、実力は折り紙つきの選手です。
「きゅんコク」という、幕末モノのアニメのファンでもあり、二次創作のBLモノも・・・ プレイスタイルは堅実な守備からのパス供給。さらには前線に顔を出し、ゴールネットを揺らすシーンも多い。さらに、キャプテンシーも強く、チームの根幹をになうプレイヤーです。

【1巻】

中学時代からのライバル・曽志崎の誘いで同じ高校に進み、同じ高校の女子サッカー部に入部することになった周防。選んだ高校は弱小高校の蕨青南高校の女子サッカー部、通称ワラビーズ(部員17名&やる気なし監督)に入部しさっそく紅白戦。
そこには、「もう一人の自分」のような選手。恩田がいました。

さらに蕨青南高校に、元ナデシコジャパンの中心選手・能見奈緒子が教諭県コーチとして赴任。さっそく、女子サッカーの強豪校・久乃木学園との練習試合を組み大敗を喫します。

この久乃木学園において、同学年のライバルとなる、井藤と佃に出会うこととなります。

◆井藤春名(いとうはるな)FW・・・天才的ファンタジスタ・詩人
◆佃真央(つくだまお)DF・・・悪魔の左

また、久乃木学園はポゼッションサッカーを主体とし、多くの大会で優勝をさらう、【女王】と呼ばれるチームです。
前半終わって7対0。

◆名シーンのコーナー!!
佃、しっかり助走をつけて、無回転の高速シュートのシーン!!

【2巻】

【大敵に遭いて益々壮(ますますさかん)とす】【地獄に堕ちる準備はできた?】と明言連発です!

結果、21vs0での大敗でした。傷心ながら、時間はすすんでいきます。

能見コーチの新デザインユニフォームが大変ひどいモノとなってしまいました。



このユニフォームにしないために賞金のでるフットサル大会に出場することを決めるワラビーズ1年勢。また、ワラビーズ3年勢は、自身のレベルアップのために男子サッカー部との合同練習を画策しはじめます。

◆名シーンのコーナー!!
恩田、ペナルティエリアで3人に囲まれますが【マルセイユ・ルーレット】でスペースに抜けてシュートでGET!かと思いきや、FW白鳥のキーパーチャージで得点ならず。

【3巻】

「フットサル大会、賞金5万円GETを目指せ!」編と
「男子サッカー部顧問・筋肉バカの飛鳥先生を落とせ!!」編の
二つのストーリー同時展開スタート。

フットサル編では、久乃木の井藤と佃を助っ人に引き込むことに成功!
順当に勝ち進みますが、決勝の相手「ハイリーズ」のメンバー・久谷怜(くたにれい)が登場します。彼女はノチノチ、大きなライバルとしてワラビーズの前に立ちふさがることになります。
八重歯が特徴ですが、一番はフィジカルコンタクトの強さです。
闘牛士(デュエリスト)と称されます。

この巻から「闘牛士と詩人」とか「天才とそれを追うもの」。

これが、のちのち効いてくるくるキーワードとなります。

フットボール大会は結局2位・・・ですが、二位の賞金2万+短期バイトで痛ユニを回避します。
また、飛鳥先生を落とせ編には、ワラビーズ監督・クマこと、深津監督がいい仕事をし、男子サッカー部との合同練習をOKさせることに成功させます。

そして県予選がはじまります・・・

が、

嬉しすぎて、恩田。コンディション不良・・・&オウンゴール。初戦5vs4で負け、さらに校内球技大会ソフトボールで足でヒッティングをして故障・・・と残念な主人公です。

なんとか予選、二位通過。

次回は、大物登場の対戦回です!
ワラビーズ・曽志崎とコンビを組んでいた先輩・桐島千花(きりしまちか)率いる【カテナチオ】を呼ばれる浦和邦成戦です。

画像:【上】安達太良アリス FW フィジカルモンスター
【右】天馬夕 FW 毒舌天使  【左】桐島千花 MF 和製ダービッツ





前ノリスコアラーからは、「曽志崎はスゴイが他はダイジョウブ」「恩田はお地蔵さん」という評価が・・・

◆名言のコーナー!!
足をケガした恩田、左肩脱臼をかかえてなお活躍した某西ドイツの皇帝になぞらえて【ベッケンバウアーにできてわたしにできないことはないわ!】



【4巻】

【事前に言えよ!引っ込み思案かよ!!】という突っ込みがワラビーズ監督深津に入り始めます。


※お知らせ📢
随分前に熱心に書きましたが、挫折です✨

せっかくなんでUpしときましょう❤️

#さよなら私のクラマー #クラマー

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