2022.01.27 【引退選手名鑑'21:亀井善行】
まずは、プロフィール
亀井善行(本名:義行)/奈良県生駒郡斑鳩町出身/1982年7月28日生まれ。39歳。
178cm82kg
2004~2021@巨人
・通算:1413試合4157打数1069安打 101本塁打 462打点 61盗塁 打率.257
2009WBC 出場(27歳)
・2試合1打数1安打
【タイトル】
・2009、ゴールデングラブ賞
・2009、日本シリーズ最優秀選手賞
・2014、交流戦MVP
・2019、日本シリーズ敢闘賞
【背番号遍歴】
・【25】2005ー6 ➡ 【35】2007ー8 ➡ 【9】2009ー21 ➡【79】2022ー
本編スタート
高校は上宮太子。投手として甲子園出場。
大学は中央大へ。内野手・主に指名打者として1年からレギュラー定着。
2年時外野に転向。MVP1回ベストナイン3回、通算100安打はリーグ10人目。4年時キャプテンとして25年ぶりの一部優勝。
世界大学野球選手権大会出場、銀メダル。
2004年ドラフト4巡目で巨人から指名を受ける。
同期入団チーム内 野間口、東野など
他球団は オリックス・金子千尋/阪神・能見/楽天・一場/日ハム・ダルビッシュ、マイケル中村/西武・涌井、片岡、など
・2005・・・二軍で .320 10本 6盗塁。終盤に一軍昇格初安打初打点。オフに結婚
・2006・・・開幕戦、対ベイスターズ戦、8番ライトで開幕スタメン、3-2 4打点。6月29日、対ベイスターズ戦、山口俊からプロ初本塁打。
しかし、一軍出場は65試合にとどまり、打率は .206
・2007・・・ロッテから入団のイ・スンヨプに背番号【25】を譲るかたちになり、背番号【35】に変わる。一番打者として期待されたが、ふるわず25試合の出場にとどまる。オフには高橋由伸と沖縄で自主トレをするようになる。
・2008・・・開幕6試合目にスタメン出場。対中日戦、川上憲伸から、一番高橋由伸・二番亀井・三番小笠原で三者連続本塁打!
基本的には谷・鈴木・清水などとレギュラー争い。日本シリーズにも出場。
同年オフ、清水隆行が移籍。亀井は背番号を【9】に変更。
・2009・・・WBC出場!「イチローのキャッチボール相手」と揶揄されるも、1打数1安打。世界一に貢献。
規定打席を達成したことのない亀井を当時のコーチ・高代が、その高い守備力を評価し、強く推薦した。
4月25日、中日・岩瀬から代打逆転サヨナラ3ランを放ち、以降は投手の左右に関わらず、レギュラーに定着。
イ・スンヨプの不調もあり、5番固定、一塁に就く機会も増える。
25本塁打達成。日ハムと競った日本シリーズでは最優秀選手に選ばれ、日本一に貢献。U-26NPB vs 大学日本代表戦にオーバーエイジ枠で出場。
日韓クラブチャンピオンシップにも出場。
134試合 .290 25本塁打 71打点 <個人キャリアハイのシーズン>
・2010・・・5番固定も不振に陥る。ケガやルーキーの長野の台頭もあり、出場試合が激減。サードにチャレンジするために、オフにオーストラリアン・リーグに参加
・2011・・・登録を外野手から内野手に変更。開幕スタメンは新外国人・ライアルに譲るも、ライアルを含む複数の選手の不振やケガもあり、出場機会が増える。レフト・センター・ライト・ファースト・サードを守り、1・2・6・7・8番を打つもレギュラー定着とはならず。
・2012・・・ベイスターズから村田修一を獲得。亀井は外野に。5月2日対広島戦、自身の守備のミスで敗北。原監督から「見苦しい。一晩中寝ないで反省して欲しい。」と、痛烈に批判を受ける。翌日に汚名返上の決勝本塁打を放ち涙のヒーロ-インタビュー。
4月頭部死球で鼻骨骨折、7月左親指捻挫。打率 .236に対し 長打率 .409を誇るも、度重なるケガでレギュラー奪取ならず。
日本シリーズ・アジアシリーズ制覇にも貢献。
・2013・・・登録名を【義行】➡【善行】。ポジションも外野手に戻す。
ケガで出遅れるも、5月3日に一軍復帰。5月25日オリックス戦で逆転サヨナラ安打を放ち球団通算5500勝に貢献。主に2番ライトで定着。楽天との日本シリーズにも出場。ファインプレーもかまし、これが評価され、ベースボールヒーローズ賞受賞。
・2014・・・この年もケガで出遅れ、5月オリックス戦から一軍合流。12回0-0の場面で投手・馬原から決勝ソロを放つ!
69試合の出場にとどまるも打率 .296。CS阪神戦は敗退するも、アンダーソンとともに打撃で活躍。
・2015・・・7月7日初の四番で第84代目。規定打席にはわずかにとどかなかったが、4年ぶりに100試合出場。
・2016・・・6番レフトで開幕スタメンも股関節故障で出場試合減少。
減額制限クラスの減棒、2000万ダウンの5000万で契約更改。
・2017・・・序盤は代打出場がメイン。6月18日対ロッテ戦で逆転サヨナラ3ラン。後半からはレフトでのスタメン出場が増え109試合出場。
得点圏打率3割後半と勝負強さを発揮
・2018・・・開幕は二軍も、陽の故障と長野の不振で、レギュラー定着。123試合に出場し、自身二度目の規定打席到達を達成
・2019・・・レギュラー定着。131試合出場 打率.284 2年連続規定打席到達達成。日本シリーズでは4連敗を喫するも、2打席連続本塁打。シリーズ敢闘賞。年棒が初の1億円を突破。
・2020・・・7月9日、対阪神戦、藤川球児からタイムリーヒット!通算1000本安打達成。37歳11か月での達成は球団史上最年長。
8月13日、自身10度目のサヨナラ安打。ヒーローインタビューでは「試合時間3秒だったんですけど」と球場を沸かせた。
・2021・・・3月26日の開幕戦、9回裏に代打で出場。DeNA・三嶋からサヨナラ本塁打。【開幕戦代打サヨナラホームラン】はNPB史上初。
6月5日対日ハム戦、通算100本塁打達成。
10月21日、引退を発表。同月23日対ヤクルト戦で引退試合。
引退セレモニーにはオーロラビジョンに内海や由伸、ラミレスらが登場し、労をねぎらいました。
マイクの前ではチームスタッフやファンに感謝を伝え、
あとは、こんなメッセージを、「(吉川)尚輝、ポジティブにかんばれよ。(松原)聖弥、あんたは天才だから、もうちょっとだけ頭使っていけよ。きっしゃん(岸田行倫)お疲れ。(坂本)勇人、あとは任せた。3000本目指して頑張ってください」
実際の最終打席はCSファイナルステージのヤクルト戦、金久保からライト前安打を放ちフィニッシュ。
・2022・・・一軍外野守備走塁コーチ就任。背番号【79】
私感
・交流戦で、マギー敬遠後のサヨナラホームランは大変劇的でした。「命を取られるとおもって」というヒーローインタビューも
・打撃は極めて勝負強く、長短打打てる選手。
・外野守備は堅守で強肩。さらにサード・ファーストもこなすポリバレントっぷりは、原監督の寵愛を獲得した。
・実績なくWBCに選ばれたのは、中心選手で全イニング出場を予定していたイチローの、万が一のバックアップが役目。ほとんど出場機会を与えられない役を腐らず全うできるかどうかで選ばれた。
結果、代走や送りバント。唯一の打席でもしっかり、レフト前に運び結果をだしてみせた。
・僕の個人的な印象は、外野のレギュラーを狙う若手外野手の亀井と矢野謙次。亀井の調子が良いと矢野の調子が悪く、逆もまたしかりといった、「熱きレギュラーポジションの譲り合い」にも感じた。2009年の25本でレギュラーを亀井が掴んだと思ったが、2009年ドラフトで長野の入団により、第三勢力に外野のポジションを奪われた。といった印象が残ったもんです。
長野は新人王・最多安打・首位打者とルーキーイヤーから3年連続でタイトルを獲得したすごいバッターだったのでした。
・千年に一人の逸材と言われる、橋本環奈も巨人ファンで亀井ファンであることは有名。
【登場曲】
①FYA・・・♪Must Be Love feat. Smujji 2005年
②Eminem・・・♪Without Me 2006年前半 ③MONKEY MAJIK・・・♪thank you 2006年後半
④FUNKY MONKEY BABYS・・・♪そのまんま東へ 2007年
⑤湘南乃風・・・♪黄金魂 2008-2010年前半
⑥FUNKY MONKEY BABYS・・・♪ちっぽけな勇気 2009年後半-2010年前半
⑦FUNKY MONKEY BABYS・・・♪あとひとつ 2010年後半
⑧FUNKY MONKEY BABYS・・・♪大切 2011年
⑨JAMOSA・・・♪何かひとつ feat. JAY'ED & 若旦那 2011年
⑩ナオト・インティライミ・・・♪Brave 2012年
⑪ハジ→・・・♪瞬く間。 2013年
⑫ハジ→・・・♪春色。 2014-16年/2019年後半-2021年
⑯ハジ→・・・♪逆転満塁ホ→ムラン☆♪。 2015年 ⑰lecca・・・♪My measure 2016年開幕戦のみ
⑱山猿・・・♪DREAMER 2017-18年
⑲Earth, Wind&Fire・・・September (阿部慎之助引退試合)2019年9月27日
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