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Galileo Galileiを聴こう

Galileo Galileiは、北海道出身の4人組ロックバンドである。
「閃光ライオット」の初代王者(2008年度)。2016年に初の日本武道館公演を開催しバンド活動を一旦終了するも、2022年に新体制での活動再開を発表した。

2008年に開催されたロックフェス「閃光ライオット」(ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」などが主催)で初代グランプリを獲得し、翌年にミニアルバム『雨のちガリレオ』でCDデビューすると、2010年にはミニアルバム『ハマナスの花』をリリースしメジャーデビューを果たした。その後、数回のメンバー加入および脱退を経て、2016年1月にラストアルバム『Sea and The Darkness』をリリース。
同年3月から4月にかけて最後のツアーを行ったのち、急遽6月にベストアルバム『車輪の軸』をリリースし、10月に初となる日本武道館公演を開催し、活動を終了した。

なお、結成時からのオリジナルメンバーである尾崎雄貴と尾崎和樹は実の兄弟である。

尾崎雄貴はGalileo Galileiとしての活動を終了した後、2017年にソロプロジェクト「warbear」を始動。
また、翌2018年にはGalileo Galileiの活動終了時のメンバーと、同じくGalileo Galileiのサポートメンバーを務めていたDAIKIの4人で新バンド「Bird Bear Hare and Fish(現:BBHF)」を結成した。

BBHFでも「青い栞」「星を落とす」「恋の寿命」「鳥と鳥」など一部の楽曲がライブで歌われていた。

初期はオルタナティヴ・ロックの系譜にあるサウンドが特徴だったが、2ndアルバム『PORTAL』からは日本国外のインディー・ロックを初めとした、ルーツとなる音楽の影響を前面に押し出したサウンドを展開していた。

中学3年生の時、雄貴が大掃除中に押入れでエレキギターを発見、それから弟の和樹とエアギターバンドごっこをしていた。
真面目に練習を始める内にバンドをやりたいと考え始めた雄貴は幼馴染の佐孝仁司を誘う。
雄貴が楽しそうにしているのを以前から見ていた佐孝は加入を快諾し、お年玉で約4万円の初心者用ギターセットを購入。
当時はベースの存在を知らなかったため、ツインギターでASIAN KUNG-FU GENERATIONやthe pillowsなどのコピーをしていた。

しばらくして音楽雑誌でベースの存在を知った雄貴は佐孝にベースを買うように頼む。
バンド活動ができるならば楽器は何でも良いと思っていた佐孝は提案を受け入れて購入。
和樹は学校の教師に、その息子が使っていたドラムセットを譲り受け、雄貴に隠れて教本を見ながらドラムの練習をしていた。
ある日雄貴がそれを発見し「お前、叩けるの? よしサポートメンバーにしてやる!」と和樹を加入させた。
当時和樹はサポートメンバーの意味をよく理解しておらず、一緒にバンドが出来るという程度に考えていたという。
その後船谷創平が加入してオリジナル楽曲の制作にとりかかり、2007年に北海道稚内市にてGalileo Galileiが結成された。

2008年8月10日に『閃光ライオット2008』にてグランプリを獲得。
翌年には『閃光ライオット2009』にオープニングアクトとして出演。
翌月には同じく『SCHOOL OF LOCK!』が開催する『YOUNG FLAG 09』 のZepp Sapporo公演にもオープニングアクトとして出演した。

8月、船谷創平が公式HPで「もう1つの夢を叶えるため」と脱退を表明。
勧誘の結果、11月に昨年の『閃光ライオット2008』3次審査で知り合ったGuildのボーカルである岩井郁人が加入した。

2010年にはメジャーデビューミニアルバムの表題曲「ハマナスの花」が音楽専門チャンネル各局、また全国のFMラジオ局でパワープレイを獲得。
au by KDDI「LISMO」のCMソングにも最年少バンドで起用された。
この年から『ROCK IN JAPAN FES』、『RUSH BALL』などにも出演。

3月には原宿・KDDIデザイニングスタジオにて『LISMO! LOVES HIGH SCHOOL Galileo Galileiスペシャルライブ』を開催、募集枠100名に対して約1万件の応募があり、当日の観客は立見席を含む約500名となった。

6月には1stシングル『夏空』を発売。
同年9月に2ndシングル『四ツ葉さがしの旅人』を発売。

11月には配信された『僕から君へ』の着うた(R)が『レコチョクロック・うた』デイリーチャート(11/24付)にて初登場1位を獲得。
同曲を含む3rdシングルは翌年1月に発売された。

2011年2月、1stフルアルバム『パレード』発売。
ワンマンツアーも行われた。

6月、4thシングル『青い栞』発売。
同じく9月には5thシングル『さよならフロンティア』、12月には、6thシングル『明日へ』発売。12月には2ndアルバム「PORTAL」のリリースの発表・およびサポートメンバーとして活動していた野口一雅の正式加入が発表された。

2012年1月、2ndフルアルバム『PORTAL』発売。
ワンマンツアーが行われた。
2月にはPORTALのバンドスコアと初のアーティストブックが発売。

9月、公式HPで岩井郁人、野口一雅の脱退を発表。

10月、ミニアルバム『Baby, It's Cold Outside』発売。
合わせて初のUst番組【『Baby, It's Cold Outside』だから『Ouchi Daisuki Club』】をわんわんスタジオから生配信した。

2013年2月、公式HPでサポートメンバーの募集が発表された。
同月、Ust番組第2弾として『Galileo GalileiスペシャルWEB番組』をわんわんスタジオから生配信。

8月、7thシングル『サークルゲーム』発売。
10月には3rdフルアルバム『ALARMS』発売。ワンマンツアーも開催。

2014年2月には、初のホールワンマンライブを渋谷公会堂にて開催。
これを記念してインディーズ時代の楽曲「ハローグッバイ」をリメイクした「Hellogoodbye」を配信リリース。

10月、ミニアルバム『See More Glass』発売。全国ツアー「Galileo Galilei "landing balloon tour" 2014」も開催。

2015年3月、8thシングル『恋の寿命』を発売。

6月、9thシングル『嵐のあとで』を発売。

10月、全国ツアー「Galileo Galilei “broken tower tour” 2015」初日である札幌公演を開催。

12月、10thシングル『クライマー』を発売する。

2016年1月に3月から4月にかけて開催する全国ワンマンライブツアー「Galileo Galilei "Sea and The Darkness" Tour 2016」をもって、バンドを「終了」すると発表。
1月に発売するアルバム、「Sea and The Darkness」がバンドとしての最終作となる。

2016年1月、4thフルアルバム『Sea and The Darkness』を発売。
全国ツアー「Galileo Galilei "Sea and The Darkness" Last Tour 2016」も開催。

6月、バンド初となるベストアルバム『車輪の軸』を発売。

10月、最初で最後の日本武道館ラストライブ「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」を開催。
一部がインターネットテレビ局「AbemaTV」にて独占生中継された。
また、この会場と通販のSony Music Shop限定でアナログレコード『Sea and The Darkness』を発売。

2017年1月、バンド最初にして最後のライブDVD「Galileo Galilei lastlive ~車輪の軸~at日本武道館」をリリース。

2018年、事実上の後継バンドとなるBird Bear Hare and Fishが始動。

2022年10月、新体制でGalileo Galileiとしての活動を再開することを発表。
2023年5月より全国5都市のZeppを回るツアー「Bee and The Whales Tour 2023」を開催する予定。

今夜は、Galileo Galileiの繊細なサウンドであなたも癒されませんか。

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