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『じゃがたら』を聴こう

じゃがたらは、江戸アケミを中心とする日本のファンク・ロックバンドである。
1979年3月活動開始した。

1980年頃から江戸が自分の額をナイフで切りつけて流血する、ニワトリやシマヘビを生きたまま食いちぎるなどの過激なパフォーマンスを行うようになり、それがエログロ的な関心を集めた。
ザ・スターリンの遠藤ミチロウはこの影響を受け、過激なパフォーマンスを始めたと述べている。

1982年、1stアルバム『南蛮渡来』を発表。中村とうようや渋谷陽一らに絶賛され、初期の過激なパンクロックとこれ以降のファンク・アフロ・レゲエなどの要素が混淆した独特の音楽性は、プレスにおいても純粋に音楽的な評価を受けた。

私がじゃがたらを観たのは高校生の時に京大西部講堂でのライブだった。
すぐにファンキーなサウンドやダンスの魅力に取り憑かれたのであった。

1983年の関西ツアーの途中から江戸が精神疾患を患い、ライブをすっぽかす、ライブ中に急に歌わなくなる、ナベ以外のメンバーとは一切会話をしなくなる等の奇行を繰り返し、翌年から入院するため休養期間に入る。なお、江戸の休養中、バンドは解体の危機に瀕するもOTOを中心に「じゃがたら2世」として活動を続行し、江戸の復帰を待った。

著名人からの支持も厚く、パンクバンドINUのヴォーカルで現在作家として活躍している町田康やいとうせいこう、近田春夫、ランキン・タクシーなどと親交があった。

1989年にアルバム『それから』でついにBMGビクターよりメジャーデビュー、アフリカなどのミュージシャンとのコラボレーション・アルバム『おあそび』をレコーディング中の翌1990年1月27日、江戸が入浴中に溺死するという事件が発生。中心人物の欠落によって解散した。

江戸アケミ没後30年となる2020年を期し、前年の2019年の「TOKYO SOY SOURCE 2019」にて、一部メンバーと追加メンバーからなる「Jagatara2020」として参加。
江戸の祥月命日にあたる2020年1月27日に復活ライブを実施、同29日には新作(ジャイアント・シングル)『虹色のファンファーレ』をリリースするなど、活動を再開した。

あなたもじゃがたらのファンキーなサウンドに触れてみませんか。

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