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tricotを聴こう

tricotは、日本の4人組ロックバンドである。

「このメンバーなら凄い事が出来る!」と確信し、それまでの各々のバンド活動を終えた中嶋イッキュウとキダ モティフォ、ヒロミ・ヒロヒロの3名によって結成。
その後、それまでサポートメンバーだったkomaki♂が正式に加入。
直後に自主レーベル「BAKURETSU RECORDS」を立ち上げる。

2013年12月にイギリスの音楽雑誌NMEに紹介記事が掲載されたのを皮切りに、2013年末から2014年の始めにかけてイギリスのBBC Radio 6にてジェイムス・ブレイク、モグワイ、フライング・ロータスといったそうそうたる面々と並び、何度も楽曲がオンエアされ、ドイツの音楽サイトで2013年のアルバムTOP20にも選出される。
また、フランスの音楽ブログでも紹介されるなど、海外での注目度が高まっている。
2014年には海外の音楽フェスティバルへ出演した。(7月4日:チェコの野外フェス「ROCK FOR PEOPLE」、7月5日:ハンガリーの「Volt Festival」、7月第二週末:スロバキアの大型フェス「Pohoda Festival」)。

ドラムメンバーの交代を経て、2019年、avex/cutting edge内にプライベートレーベル「8902 RECORDS」を設立し、メジャーデビューすることを発表。
同年9月にシングル、翌2020年1月にアルバムを発売した。

ギターのキダとボーカルの中嶋が同じ高校の軽音楽部に所属していたが、共にバンドを組むことなく高校を卒業。
卒業後初めてキダが一緒にバンドをやらないかと中嶋を誘うが、すでに中嶋は別のバンドのメンバーとして活動しており、承諾しなかった。
それから約一年後、中嶋のバンドが解散、しばらく修行の意味でソロ活動を行うにあたり、中嶋がサポートメンバーとしてキダを誘う。
共にバンド活動をしていく最中、中嶋はキダに正式なメンバーとしてバンドに加わることを打診し、キダもそれを快諾した。
当時、キダはベースのヒロヒロと女性のドラマーとインスト・バンド活動をしていたが、キダの要望でベースのヒロヒロと中嶋の3人でtricotは始まった。ドラマーは中々決まらず、2か月で7回もメンバーが入れ替わっていたが、tricotの音源を聴いたMyspaceのkomaki♂が、自らtricotのドラマーに志願する。
その後約5ヶ月間サポートを務めた後、それまで参加していたバンドを全て辞退し、tricotの正式メンバーになった。

バンド名は初期メンバーの三人でメールのやりとりによってなんとなく響きの良さで決めた。
バンド名の由来については様々な憶測があるが、本人達曰く特に意味はないという。
日本語訳は「編み物」。

マスロックに分類される、変拍子を多用し展開の予測できない独特でスリリングな楽曲に、きわめてJ-POP的な歌メロを乗せる構成となっている。 
耳から離れない中毒性の高いポップなサウンドと、力強くも可憐で繊細なボーカルが絶妙にマッチしている。
それをまさに「爆裂」と言う言葉が相応しい激しいライブ・パフォーマンスで披露する。

ナンバーガールやtoeなどに影響を受けている。

作曲は皆で行い、作詞とメロディ作りは中嶋の担当。 
曲作りの行程は、全員でスタジオで合わせることから始まる。
話し合って作ることはほとんど無く、基本的にはキダが持ってきたギターフレーズをきっかけに、セッションしながら構成を決め、最後に中嶋がボーカルを乗せる。

作詞に関しては、中嶋があらかじめ書き溜めていたものを使う場合もあれば、曲が出来てから作る場合もある。
ストックを使う場合は、複数の詞から部分的に抜粋し、一つの詞として完成させる。

メンバーは元々ポップなものを好むため、どんなに難しい楽曲を作っても、それに乗る旋律などはメロディアスでポップなものになってしまう。

2021年8月、「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 20>21」、「FUNDAY PARK FESTIVAL 2021」、「FUJI ROCK FESTIVAL '21」のGREEN STAGEに出演。
9月、配信シングル「Dogs and Ducks」リリース。
同月、「爆祭2021(-Vol.14-)」開催した。

今日は、tricotを聴いて、あなたも踊りませんか。

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