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ブライダル限定SSR[さざ波の花嫁]水本ゆかりがすごい(前編)

このnoteは、一介の水本ゆかりPが、水本ゆかり4枚目のSSR[さざ波の花嫁]のどこが好きなのかを語るだけのnoteです。

書きたいことの性質上、コミュの内容やセリフのネタバレを多分に含みます。また、これまでのカードのセリフやコミュの内容についても触れていますので、ご注意ください。

また、一人でも多くの方にゆかりをお迎えしたいと思ってほしいという思いから書いておりますので、ガシャ開催中の投稿になることをご容赦ください。(全文書き起こし等は行っておりません)


大丈夫でしょうか?


それではさっそく書いていきます。
何より言いたいことは、[さざ波の花嫁]というタイトルがめちゃくちゃすごくて最高!!!!!
ということです。
それを説明するために、まずは自分の好きなセリフとその理由を述べていきます。

「この風はどこまで行くのでしょう。知りたいような、そうでないような…」
デレステ[さざ波の花嫁]水本ゆかり特訓前 ホームセリフ より

これ、めっちゃいいんですよね………。

え、このセリフのどこが?
と思われるかもしれませんが、個人的には、このセリフは今回のカードの名称である[さざ波の花嫁]のテーマにかなり深く関わっていると思います。

このセリフのどこが好きかを解説するために、まずは、[さざ波の花嫁]の概要と、親愛度セリフの説明させていただきます。セリフの一部をそのまま引用していますが、省略していますので、見事引き当てた幸運な方は是非本文をお読みください。(ルームからお菓子をあげて親愛度をあげましょう。見逃した方は、プロデュースノート→水本ゆかり→演出一覧→親愛度か、メッセージ→その他で読めます。)

・横浜がモチーフと思われる場所で、船の上でウェディングドレスを着る撮影の仕事。

・ドレスに身を包んで仕事に向かうゆかりが、見送るプロデューサーに対して自身の心情を吐露する。


「いつも通りのはずなのに、今日はどこか……うまく、言葉が見つかりません。なぜでしょうね。」
デレステ[さざ波の花嫁]水本ゆかり特訓前 親愛度セリフ より


・仕事が終わり、プロデューサーの顔を見て、心の底から安心したと言うゆかり。


「まだ、あなたから離れることに緊張するなんて、意外と手のかかる子なのかもしれませんね?私は…。」
デレステ[さざ波の花嫁]水本ゆかり 特訓前 親愛度セリフ より

以上です。

プロデューサーをめちゃくちゃ信頼して甘えてくるゆかりの尊さは一旦置いといて、ゆかりはプロデューサーから離れることになぜこんなに緊張したのでしょうか。

ゆかり自身が、「まだ」と言っているように、アイドルになった当初は、緊張することの多いゆかりでした。[素顔のお嬢様]において、こんなセリフがあります。

「思えば昔は……アイドルになったばかりの頃は、お仕事のたびに緊張して、固くなっていた気がします。こんなおしゃべりをする余裕も、なかったくらいで。経験を重ねて、余裕ができたのもありますけれど……何より○○さんの存在が、大きいんです。そばにいるとほっとして、心が安らぎますから……。」
デレステ[素顔のお嬢様]水本ゆかり より

ゆかりはその真面目さ故に、人の期待に応えようとする性格であると考えていますので、これまでの緊張の原因は主に、仕事が上手くできるかどうかに対しての不安から来ていたと推測します。
ですが、今回の緊張は、いつもの緊張とは別の種類の緊張が含まれており、その原因については、特訓エピソードにてゆかり自身が自己分析しています。簡単にまとめますと

・ウエディングドレスという特別な衣装を着た撮影で、どうしても結婚のことを考えてしまった。

・今までは結婚のことをあまり意識したことがなかったが、今日の撮影で意識してしまったのは、色々な仕事をして、多くの人と交流することで、学び、考える機会が増えたからだと思う。

とのことでした。


さて、水本ゆかりがウェディングドレスを着る仕事は今回が初めてではありません。これまでのウェディングの仕事の際にはどんなことを発言していたかと言うと

「母の結婚式の写真を見て以来、ウェディングドレスに憧れていました」
「ウェディングドレスに相応しくなれるよう、頑張りますね」
「花婿にとって、たったひとりのアイドル。それが花嫁ということですね。わかってきました…!」
目指せウェディングモデルアイドルチャレンジ より
「あの…私のウェディングドレス姿、いかがでしょうか? ちゃんと花嫁らしく見えると良いのですが…。○○さんに似合ってると言ってもらえるのが…一番うれしいです」
「いつか本物の花嫁になる日…その時は、今よりもっと輝く私の姿を、○○さんに見ていただきたいですね」
モバマス[誠実なる花嫁]水本ゆかり より

と、基本的にはウェディングドレスを着ることへの強い憧れが多く語られており、また、結婚そのものよりも、カード名通り“花嫁”という存在に意識がクローズアップされているように感じます。

また、デレステのwith loveのコミュにおいては理想の結婚式について語りますが、響子ちゃんからの質問に対して、今まで結婚のことはあまり考えたことがない旨の返答をします。

これまでのウェディングの仕事においては、どちらかというとドレス、花嫁、結婚式、と、結婚を飾る要素についての憧れの感情が強く表れているように思えます。
しかし今回のゆかりは、結婚のことを考えた時に、憧れだけではない複雑な気持ちを抱いているということがセリフの節々から感じられました。

ウェディングドレスの撮影に行く前にプロデューサーからなかなか離れたがないゆかり。ようやく撮影の仕事から戻ってきた際に彼女は

「あなたの顔をみて、心の底から安心してしまいました。そう、まるで大きな発表会の後……大好きな家族に温かく迎えてもらったかのような。」
「……ふふっ。こんな花嫁さんだと怒られてしまいそう。」

[さざ波の花嫁]水本ゆかり特訓前 親愛度セリフ より

と言います。
自分の解釈になりますが、ゆかり自身が自己分析していたように、様々な経験を積んだことで、結婚のことを今までよりも解像度が高く考えられるようになり、花嫁の気持ちに入り込むことで、これから仕事で一時的にプロデューサーと離れることが、結婚によってこれまで自分を育ててくれた両親と離れることとシンクロし、感傷的な気持ちになったのではないかと考えました。
また、ここで両親とプロデューサーがシンクロしたのは、ゆかりにとってのプロデューサーは無条件で信頼できる大人であり、自分のことをアイドルとして育てて成長させてくれた、大切な人だからだと思いました。

私はこのくだりに父性がめちゃくちゃに刺激されました。
どんだけプロデューサーのことを信頼してくれているんですかこの子は……。

さて、そんなゆかりの繊細な心の機微を現すセリフが、最初に紹介した


「この風はどこまで行くのでしょう。知りたいような、そうでないような…」
[さざ波の花嫁]水本ゆかり特訓前 ホームセリフ より

です。
このセリフにおける風の行方とは、結婚の行方の暗喩であると自分は考えました。
愛する人と結婚をしたらどんなことが待ち受けているのか…好奇心旺盛で、結婚に憧れのある彼女は知りたいのです。でも、結婚することで家族という大切な存在から離れることを考えると、不安にもなり、まだ離れたくない、その先を知りたくないという気持ちにもなるのです。
これはまさに結婚に対する15歳の葛藤がよく表れているのではないでしょうか。ただの憧れだけではなく、その裏側も考えられるようになった水本ゆかりの成長を私は感じました。

また、ここで関連するもう一つの好きなセリフをお伝えします。

「一見、穏やかな海。それでも確かに揺れ動いていて…まるで心のよう」
[さざ波の花嫁]水本ゆかり 特訓前 ホームセリフ

さて、ここでカード名に立ち返ります。
[さざ波の花嫁]の「さざ波」とは、海に立つとても小さい波を意味しています。先ほどのセリフと合わせて考えますと、ゆかりの心が、結婚を意識したことで、小さく、繊細に、しかし確かに揺れているということを、詩的に表している本当に素晴らしいカード名だと思いました。

前編は以上になります。
後編は主に特訓後のセリフに焦点を当てていく予定です。
これまた名言が多いんだなぁ…。

長々とお読みいただきありがとうございました。

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