数字で救う!弱小国家2を読んだ。

いわゆる転生、国家再興モノの中ではかなり好きな方。異世界で頭を使って勝つラノベは結構好きでいろいろ読んでいる。他にも、

- フレイム王国興亡記(1−6巻)

- 現実主義勇者の王国再建記(1−6巻)

あたりが、「特別な武力を持たないけど現代知識を使って国家を勝利に導く」というテーマで書かれている。

この巻では、ゲーム理論やセルオートマトンなど、情報系なら大学でやったような話をラノベの中で復習できる。オススメ。セルオートマトンによる騎兵突撃の防御シミュレーションは、なるほど確かになーと膝を叩く目の付け所。作者がちゃんと勉強している(その筋の人か?)ため、なんちゃって数学ではないのが非常に良いところ。OR(オペレーションリサーチ)はWW2ぐらいの動員規模になって、効率的な戦略を立てるために生まれたやり方であり、このラノベの中でも、いわゆる国民軍の創設あたりとリンクしているところがまた心ニクい。

異世界転生モノばかり書店に並んでいる今日この頃だが、それぞれ趣向を凝らして、各作者のフレーバーが付いているという感じもある。異世界転生エルフのCSIRTでサイバー魔王軍の攻撃を守るラノベ誰か、はよ。



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