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はたけと稲と薬膳と。

これは、8月21日から23日にかけての記録。

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Day0. えんのう先を募る


おもてなしラボ行きたい、農業したいと思っていたのでチバベジに相談。えんのう先は、Facebookグループで「援農先募集」と投稿して探すことに。投稿したときは、農業経験ないし車運転できない自分を受け入れてくれる先なんて見つかるんだろうか…と不安が拭えなかった。けどTKG小川農園さんと小出農園さんが反応してくれて、受け入れてくれることに!!!びっくりと同時にわくわくした。


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Day1. はたけ


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・スーパーに卸す用つるむらさきのラベル貼り
・種まき
・雑草抜き
・つるむらさき収穫、袋詰め
・つるむらさき、なす、トマト、フリルレタス、ほおづきを収穫してお昼
・はぐらうり収穫
・お隣の有機農家さんと話す
・すいかたべる
・トマト収穫、袋詰め
・つるむらさきの袋の口を閉じる
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9時頃、代表の薄井さんが八街駅に迎えに来てくださった。車の後ろにはつるむらさきがつんであって、まず仲介業者さんのところに行く。そこではイオンの「まごころ農家」とかで売る仲介をしているそうで、値段は自分で決めていた。値段のラベル貼りを手伝わせてもらった。
次に畑に向かった。その途中で、一見何もない畑をたくさん見かける。薄井さんが、これは人参の種が埋まっていると教えてくださった。山武市では人参が有名で、いまは種を植えた段階だから、茶色一面の畑がいっぱいあるとのこと。人参の収穫期になると一日中人参と向き合うこともあるらしい!
畑に着いたら、最初にパクチー、枝豆、スティックセニョール、あともう一種類(名前忘れた、沖縄の野菜だったような…)の種まきをさせてもらった。パクチー、手押し式の種まき機でやったら、自分の力のなさを実感した。スティックセニョールは種がめちゃ小さくて難しかった。。

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雑草抜きもした。自然農法だと雑草抜くのが大変なのだそう。雑草を抜いていて、ひとりで毎日やるのは大変だと思った。人手とか手間とか考えずに自然農法とか有機がいい、なんで農薬使うんだろうとかぼやくだけなのは無責任なのかも。
その後つるむらさきを収穫した。どれをとればいいかわかんなくて時間がかかったけど楽しかった。袋詰めも楽しかったけど、少なかったからかな?ひたすら袋詰めだとプラスチックつかうし時間かかるしまた考えさせられるところがあるかもしれない。
お昼は、畑でとったつるむらさき・なすと、ハウスでとったミニトマト・フリルレタス・ほおづきをごちそうになった。贅沢だー。おいしかったなあ。
小川農園さんの畑はいくつもあり、畑と畑、ハウスへの移動は車で行う。中には緑が生い茂る小道を抜けた先の、人があまり来なさそうな場所も!そこにはハロウィンでつかう用のオレンジかぼちゃもあった。それは他の人のだっておっしゃってたけど見られてよかった。

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ちなみにハウスでは水耕栽培で、サンチュ、フリルレタス、スイスチャードなどを育てていた。でも今年はほとんどだめになってしまっていた。農業ってむずかしいと思った。
午後は(たしか)まずはぐら瓜の収穫。いろんな大きさのが地面にころがっていて面白かった。

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それからお隣の有機農家さんとお話しする。山武市で新規就農したというその方、最初はいちごやりたかったけど初期投資が大きくて、断念したらしい。
「農業はやめた方がいいよ。」
笑いながらそう言われた。
わたしはまだ全然農業を知らない。だけどなんだか複雑な気持ちになった。
その後またハウスに移動する。ハウスの外にはすいかがあったんだけど、それは間引きした後のすいかで普段は食べないらしい。けど今回食べてみよう、って切ってくれて、食べたら甘くておいしかった。
トマトも食べながら収穫。おいしい。くろいのと、あかいのと、きいろいの。カラフルなトマトを収穫した。かわいい。収穫したトマトは袋に詰めた。午前中に詰めたつるむらさきの袋の口を、熱で閉じる作業もちょっとやらせてもらった。

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そんなこんなでこの日の作業はおわり。
作業全部体験させてくださっていろいろと説明してくださった。おまけにおいしいごはん食べさせてくださったりお土産においしいじゃがいもとかぼちゃ持たせてくださったりした。本当によくしてくださって、もう頭があがらない。

ちなみに薄井さんはもともと民間企業に勤めていたという方。民間企業を寿退社し、新婚旅行で世界一周して、それから新規就農したのだという。アフリカにも言ったことがあるそうで、海外のお話もできて楽しかった!

もうひとつ、記しておきたいことがある。子どもが民間就職して、自分も年だという農家さんは農業をやめる。そうすると耕作放棄地の問題につながる。そして空き家も出てくる。その空き家たち、売るのは嫌だけど貸すのも汚くて申し訳ないから嫌だ、っていう持ち主の意向で放置されているみたい。なんとかできないものかなあ。

おもてなしラボについて、その日の夜ははぐら瓜とかつるむらさきとかじゃがいもの味噌汁とか食べた。とってからそんなに時間がたっていないお野菜はおいしいと再認識。


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Day2.稲


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・しめ縄用稲の収穫
・物置兼休憩どころハウスのDIY
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この日は小川農園さんにお世話になった。朝7時30分に迎えに来てもらって、田んぼに移動。しめ縄用の稲を刈った。しめ縄用の稲は、食用の稲より背が高くてしっかりしているから、しめ縄をつくるときに継ぎ足しが少なくなるとか。
小川農園さんでは通常の稲(コシヒカリだったかな)に加えて紫黒米とか育てていた。去年は道路側に黒米植えてたら病気?って道行く人にきかれたらしい。(稲が黒っぽいため)
週末の小川農園さんにはいろんな人が来る。稲の一角を貸して栽培を教え、収穫した稲はその人持ちという取り組みを行っているからだ。ただ実際は自分の場所だけ育てる、というかんじではなくその日にやる作業をみんなでやろう~ってゆるいかんじで雰囲気がとてもよい。
この日は小6の双子とお父さん、OLの方の計4名といっしょに作業をした。稲刈りは自分的に難しいし力がうまく込められなくてめちゃくちゃ申し訳なかったんだけど、みなさん慣れていてさっさっと働いていた。もっと力つけたい。
稲を刈ったら、束にして干す。結構力作業。

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その後はひとやすみして建築作業。物置とか休憩どころになるハウスをつくっていたから、それを手伝った。DIYほぼ初めてだったけど楽しい!

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夕方からオンラインイベントに参加するため、この日はここまで。にぎやかで楽しい時間だった。自分の力のなさ、作業効率の悪さも実感したから経験を積みたい。。

おもてなしラボでの夜ご飯もおいしかった。はぐら瓜×梅ソース、おすすめです。


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Day3.薬膳


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・チバベジのエクササイズ・スムージーイベントに参加
・チバベジ店番 みつ症の梨を売る
・さくられんこんさん、せっちゃんたちとお話しして、超豪華なご飯を食べる
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この日はおもてなしラボで過ごす。チバベジのオンラインイベントでエクササイズして、梨×はぐら瓜×リンゴジュースのスムージーを飲んで元気でる。梨はみつ症の豊水。みつ症とは、果肉の一部が水浸状になり、切ってしばらく経つと黒ずんでくるというもの。切ってすぐ食べれば問題ないし、あまーくなってるからむしろこっちの方がわたしは好きかも。シャキシャキ食感の梨も好きだけどね。その梨を買いに来たお客さんの対応をさせてもらって、少しチバベジに貢献。
チバベジの店番以外は作業をしたり、おもてなしラボに来たさくられんこんの松本さんやカフェにくわしいみえこさんとお話ししたりしてゆるく過ごした。夜は、山梨から薬膳をやっているせっちゃんさんが来るというのでめちゃ豪華。せっちゃんのお料理おいしいし漢方とか体の不調を整えてくれるから今度山梨行きたい。
さくられんこんさんがもってきてくださった蓮の実もむいて食べた!

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素敵な時間でした。



チバベジでは、えんのうのことを「縁農」とかくけど、まさにその通りだと感じた。
この3日間、多くの人とつながって、いろんなことを学んだ。
人と人とがつながること。そこには、なにかが生まれるポテンシャルが秘められていると思う。
人と自然がつながることも、きっと大きな意味を持っている。

小川農園さんにはさつまいも、小出農園さんには稲の収穫をさせてもらいにまた行きたい。おもてなしラボにも定期的に足を運びたい。


充実した3日間に感謝。


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